こんにちは、続きです、うたこです。その1はこちらから
痩せている人は血圧が高くなる何かを行っている
というところで終わっていました。痩せている人が血圧を上げるようななんらかの行動を行っていて、それは低血圧で下半身太りの人は現状行っていないことなのだとしたら、それをやりさえすれば低血圧の改善と下半身太りの解消に繋がることになりますよね！
そして、話を聞いた結果面白い共通点が出てきました。それが
味噌汁をめっちゃ飲む
ことだったんです！！！！！！！！！！！！！
さて、血圧を上げることと味噌汁にどんな関係が？ これまた世の中の気になる事象と共に考えていきましょう。
下げる方法ばかり有名な血圧
高血圧と低血圧をそれぞれネットで調べてみてください。高血圧は恐ろしい病気と、対策になる食べ物、避けるべき食べ物やらがわらわらでてきます。対して低血圧は、生活に支障はきたさないからそこまで気にしないこと、対策するとしたら・・・と、気にかけられてなさがやばいです。
でも、低血圧って割りと問題発生してない？ どうして誰も対策を提案してくれないんだろうね。不思議です。
低血圧によって起こる怖いこと
今、テレビでもよく言われている話題の症状も実は低血圧によって引き起こされています。それは・・・熱中症。
めちゃくちゃ暑い→血管拡張（低血圧状態）→手足の末端、脳に酸素・栄養が運びきれなくなりめまい・立ちくらみ等発生
熱中症の発生にもこれまた血圧が関係しているということなのです。では熱中症の対策について考えてみます。
- 水分をとる→体内温度を下げる→血管の拡張を抑える・収縮させる
まず、水分をとるとか体を冷やすとかがありますね。これは、体内温度をさげることで外側から血管の収縮に作用しようというものです。そして、最近良く言われているのが
- 水分と塩分をとる
ですが、これは血管に対してかなり面白い働きをします！！
塩分を取ると、血中塩分濃度が上がります。体は、血の中に塩分が増えたことを認識すると、体の水分を血管に集めてその濃度を元に戻そうとするのです。
血管の太さは変わらないけれど、一時的に血管を流れる血液量が増えます。前回、水の量が一定で幅が狭いと勢いが強く、幅が広いとゆるやかになるという話がありましたが、今度は「幅は一定だけど水の量が増える」です！！ さてどーなるでしょー。
そう！ 勢いが増し、圧が増します！！！ これによって、血液は勢いを取り戻し、全身に酸素・栄養素を運び、余計な水分と老廃物を持って帰ってくるという正常な働きができるようになるのです。
ちなみに、この水分は血中の塩分を捕まえたあとは腎臓に行き、排出します。血圧も元に戻ります。
熱中症対策、理にかなっててすごいなー！ と、思ったのですが、いや、低血圧こわくね？？？？ ていうか熱中症は暑さからくるんじゃなくて低血圧からくるってもっとちゃんと広めた方がよくね？？？？
ちなみに、この熱中症対策時に塩分を「摂り過ぎる」と、血圧が上がりすぎてその人の体によっては血管が塞がる方向で倒れますのでお気をつけ下さい。
別視点：血行を良くすると言われている事柄について
察しのいい人にはもう答えは見えてきていると思うのですが、ここで最初の「暑いと血行がよくなってそう」について色々考察してみます。
世間で血行がよくなると言われていること
- 入浴→体が温まると血管は拡張しますが血圧は下がってしまうので血の流れ自体は特に良くなってない。眠れない時にぬるめのお湯にゆっくり浸かると眠れるようになるというのは、いい感じに血管が拡張して血圧が下がり、睡眠時の状態に近づけることができるから。また、熱いお湯に浸かると血管が急激に拡張し、それを元に戻そうと「代償機序」が働き血管が収縮してしまう為、全身を元気に血液が駆け巡り眠れなくなるよ。
- 運動→体が温まると血管が拡張します。眠る前に軽い運動をする（ストレッチなど）ことは、睡眠時の低血圧状態に近づけてくれるためによく眠れるようになるよ。入浴の場合と同じだけど、急激な運動をすると代償機序で血圧が上がるから眠れなくなるよ。
- 飲酒→お酒を飲むとほてったりするので血の流れがよくなってそうですが違います。アルコールは血管を拡張させる為、血圧は下がります。急激に下がると、それの代償機序が働き体内にある水分を血管にかき集めて血圧をあげます。そのあと、いらなくなった水分は排出されます。お酒を飲むとトイレに行きたくなるというのはこのためなのですね。ちなみに、飲み過ぎた翌日のむくみや手足の冷えは、この急激な低血圧→高血圧→低血圧の行き来によるものと考えられます。
血行がよくなってそうなことって、実際は全然血行よくなってないんですよ！ むしろ低血圧状態になっていることが多いです。お酒飲んだら頭痛がする、なんて人も飲酒に酔って低血圧を引き起こしているだけってことです。
とりあえず運動しろっていう風潮の間違い
で、低血圧だの太ってるだのいうとまず第一に「運動不足だからだよ」というのが出てきますが、これも違います。
「運動不足だから低血圧」っていう順番が違います！！！！ 恐らく、運動をすれば血が順調に流れて低血圧という状態から脱することができるだろう、と思われるのでしょうが・・・そもそも運動後は低血圧になるのだし。正しくはこうだっ！
「低血圧だから運動をして体温が上がることによって血管が拡張するとより低血圧状態に陥ってしまって体がだるいしそれでも運動を続けたとしても一時的に高血圧になった後のゆり戻しで訪れる低血圧のだるさが半端無くて運動をすることすらかなわない。」 （ドーン
ただし、筋肉に力を入れることには効果があると思う
ただしですね、筋トレにもならないような筋肉に力を入れる動作、これは筋肉が血管を圧迫してちょっとだけ血圧を上げることができるので、揺り戻しもなくだるさもなくできていい運動だと思います。ドローインとかね。
味噌汁の秘密
さて、痩せている人が血圧を上げる為に行っていたこと、それは味噌汁をやたら飲むことでした。味噌汁ってどういう要素があると思います？ 大豆？ 塩？
ここで大事なのは「塩」です。
熱中症対策で血圧を上げるために塩分を水分を摂取することが推奨されていますが、それはつまり「塩分と水分を取れば血圧があげられる」ということですね！
ちなみに、高血圧の人は塩分の摂取を制限されています。そ、血圧上がるから。高血圧の人は血圧上がるとやばいから。
痩せている人は、味噌汁によって塩分と水分を取り入れることで血圧を上げる習慣があった、ということになりますね。
対偶は真である！
ということで、
痩せている人は、味噌汁によって塩分と水分を取り入れることで血圧を上げる習慣があった
↓
痩せている人は血圧が高くなる何かを行っている
↓
痩せている人は高血圧である （この文章やっぱ変だけど）
が成り立ちました。ちょっと、命題を使うのには無茶がありましたかね。でも大体筋は通っているよね？
血圧を上げる方法
血圧を上げる方法は、塩分を取る以外にもいくつかあります。
- 外部から体を冷やす
- カフェインをとる
- タバコを吸う（私タバコ嫌いだから推奨しない）
それぞれについて説明します。
外部から体を冷やす
度々登場していますが、外から冷やすことで血管を収縮させて血圧をあげます。急激にやらないことが大切。具体例としては、水風呂に入ること！ 20度くらいの水風呂にゆっくり慣らして入って、10分くらい入浴する。冬場は寒さが危険なので、夏場だけにしておいてください。
「水風呂 ダイエット」で調べると出てくるのですが、やるタイミングとしては朝か昼食前まで、です。夜やるとびっくりするくらい眠れなくなります。血圧が上がっているせいだと思いますが、本当に眠れなくなるので気をつけてください。
水泳は消費カロリーが多いことで有名ですが（1時間クロールすると約1,000kcal消費する）これも恐らく血圧が上がることが影響しているのだと思います。
カフェインをとる
カフェインには血管を収縮させるという特徴があります。だから、目がさめるんですね。低血圧の人は、ちょこちょこコーヒーを飲むとだるさを解消できます。
タバコを吸う
これは他の健康のために全く推奨できませんが、ニコチンやその他タバコの要素にも血管を収縮させる力があります。タバコを吸うと目がさえる、気分がすっきりするというのも血圧が上がるため。タバコをやめると太るという話がありますが、それは血圧が下がってしまい老廃物を排出できなくなることと関係があるのかもしれません。
低血圧と下半身太りの関係性と、解決策
ここまで話についてきてくれた皆様お疲れ様でした。ありがとうございます。まとめます。
低血圧の人は、全身に血液を行き渡らせる力が弱く酸素・栄養素の運搬と余計な水分・老廃物の排出が下手くそであるため、下半身がむくみやすく、また下半身太りになりやすい。
下半身太りの解消には低血圧の解消が必要であると考え、低血圧を解消できるものについて考えた結果、朝に水風呂に入り、日中はカフェインを適度にとり、食事の塩分量を少し増やすことが必要であると結論づけた。
低血圧と下半身太りに悩んでいる人は、騙されたと思って
- 水風呂
- コーヒー
- 塩気のある食べ物
を実践してみてね！！！
ちなみに私も今全部チャレンジしているけど、心なしか元気です。あとむくみがマシになった！
以上、うたこの興味は尽きない、でした。
実際の活用方法はこちらをみてみてね。
もじょもじょ考え
そもそも、日本は味噌や漬物や梅干しやで塩分の多い食生活を送っていたんですって。その時代は素食ですし、米と一緒に食べるのに味濃い物の方が美味しいとか、保存食的観点からとか、塩分で血圧上げてバリバリ動くっていうのが合理的だったんだと思います。そこに欧米の食文化が登場して、肥満がどんどん増えた。肥満の人がこれまでの塩分の多い食生活をすると死の危険がある、ということでもうずーっと減塩すべし！ って言われてます。実際、今厚生労働省が定めている塩分摂取量は年々減っていってるんですよ。塩分の「摂り過ぎ」はそりゃよくないと思うけど、塩分の「とらなさすぎ」もだめじゃない・・・？ 塩分の摂り過ぎがむくみや冷えに繋がるって言っている人もいるけど、それは恐らく本当に塩分の摂り過ぎで、血中塩分濃度が上がりすぎてそれを薄めるために血中に水分が行き過ぎて、で、腎臓の排出作業が間に合わないっていう状態だと思うんだよね・・・？
塩を摂りすぎると死ぬかもしれない事態を引き起こす可能性があるから、いっそ摂らない方向の方が安全じゃね？ って話になってるのは、車に乗ると事故で死ぬ可能性があるから車作るのやめよ、みたいな感じで違和感あるなー、なんか変だなーと思うことがいっぱいありました。
血圧って時と場合によって常に変化しているから調べることが難しく、今もほとんど解明されてないんですって。実証するのがめちゃくちゃ難しいくせに、実証されても経済的利益を受けない場合、それについては調査をしないのかもしれないですね。だってもし塩摂るだけで痩せるなんてなったらダイエット業界もその他食品業界も運動系業界も困っちゃうし！
血圧について調べることで自分の体に何をしたらいいのか分かった気がするので、気になることがあったらこれからも自由に調べて考えていこうと思います！
