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部屋の片隅で心を癒やしてくれる「テラリウム」に手を出してみた

「アクアリウム」は水槽と魚の芸術ですが、それに対して土や植物をつかって作る「テラリウム」というのがあるのをご存知でしょうか? 「アクアリウム」は設置にも維持にもかなりのお金と手間がかかります。手軽に始められる「テラリウム」で一時の癒やしを得てみることにしました。

アクアリウムとテラリウム

アクアリウムとテラリウム、水と土、どんな違いがあるのでしょうか。

アクアリウム

アクアリウムとは、水生生物の飼育設備を指します。水族館のような大きな水槽から、個人宅にある小規模な水槽まで、全てアクアリウムです。中でも、観賞用に熱帯魚や水草を飼育栽培しつつ、見た目にもこだわり深い世界観を表現しているものがあります。

こんなのです。

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水槽の中に見たことのない世界が広がっています。

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上を見上げると地上と高い空が広がっていそうなくらいです。

こんなの作れるのって、神様くらいじゃなかったの? って思いますね。アクアリウムはコンテストも開催されており、WEBで検索すると美しい作品を沢山目にすることができます。

テラリウム

テラリウムは水生生物の水槽ではなく、水も使いません。生物もいないので容器にも制限がないのが特徴です。土、石、ちょっとした植物でできていることが多いです。

コーヒーポットの中にもこんな世界が。

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どんな入れ物でも作れる! ということで、壊れてしまったテレビやパソコンなど、無機質なものに自然の要素を加えて、相反する世界観を楽しんでいるものもあります。コケや多肉植物を入れるとより雄大な世界になります。

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コケ好き、多肉好き注目!「テラリウム」初のつくり方ガイド登場 - 草思社のblog 

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こちらは古代遺跡のような雰囲気の漂うテラリウムです。

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こちらは、人間や動物のフィギュアを入れることで小さな世界の中に物語を作り出しています。

と、見ても見ても飽きないアクアリウムとテラリウム。正直、アクアリウムは魚もいるし水もあるし、始めるのも手入れをするのも大変です。ですが、テラリウムは植物を入れたとしても霧吹きでシュッシュすれば大丈夫だったり、参入障壁はちょっと低め。

気になったからには、一度試してみよう! ということで、さっそくテラリウムに使用できそうなアイテムを探しに行きました。

東急ハンズに小さいコーナーができていた

色んなお店を回って探そうと思っていましたが、東急ハンズにテラリウムのコーナーがありました。事前にネットで調べて見つけていたテラリウムのセットです。ここではばら売りもされているので、ほしいものだけ選んで買うことができますね。

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プロデューサーから漂うおしゃれな世界観。私のような凡人にも、テラリウムへの参入は許されているのでしょうか。

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セットで販売されているものもあれば、下に敷く砂利が色んな色で売られています。

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もけもけっとしたものもありますね。小さく小売販売されています。

いや、これ大量買いしたら当然もっと安く手に入りますよ!! でも、おしゃれな人はちょっとした作り物に小さくて高いものを買って帰っちゃうものなんですよ。

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近くに東急ハンズがない! とか、買いに行くのが面倒! という方は、安心してください。ネットでも買えますよ。これも、ある程度自分のほしいものをカスタマイズできるのでいいと思います。

作ってみよう!!! 

ということで、私は部屋中Wickedですので緑色の材料でそろえて買ってきました。人間も入れたかったので、別途鉄道模型に使用する人間を買いました。

作るというほど難しいものではないのですが、とりあえず順番にビンに入れてみましょう。

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まずは、砂利をビンに入れます。

きれいな緑色だ! 

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その上にもけもけを置きます。一気に森林感が出ますね。

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あと、サボテン的な植物を入れます。こいつには数日に一度霧吹きで水をふりかけてやる必要があります。

(5ヶ月位放置していたら枯れてしまいました。霧吹きも面倒だという方は、植物は使わないでテラリウムを作成することをおすすめします。)

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人間は、色を塗り替えてから入れたいので、とりあえず一緒に買ってきたドラゴンを入れました。

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完成!!! 

 

あれ、すっげぇ簡単なのにエルマーの冒険みたいな雰囲気が漂っていて可愛くない?

 

―――森に棲む一匹のドラゴン。緑色の広がる世界で、彼はたった一人「黒色」だった。

緑色の世界で異質とされたドラゴン、彼はいつもひとりぼっちだった。あんな色をしているのにはきっと訳があるはずだ。彼は悪いドラゴンなんだ! 彼はただ見た目が他の動物たちと違うというだけで、あることないこと噂されていました。

 

一人でいることにも慣れてしまい、一人は一人で楽しいし、自分の意思を最大限に尊重して生きられる生活を、彼は大事にしていました。

周りの人は、自分のことを「悪い奴」だというけれど、周りの人は会う人ごとに態度を変えたり意見を変えたり、同じ話に対して怒って見せたと思えば次はニコニコ笑ってうなずいたりする。まったく不思議なことだなぁ、と、そう思っていました。

緑の世界の人たちは、そんな日々にイライラとどす黒いものを溜めていっていたのでしょうか、ある日「ドラゴン退治」をしようとします。今、みんなが苦しいのはあの黒いドラゴンがいるせいだと。

 

彼は襲い掛かってくる人々から逃れつつ、僕は何も悪いことなんてしていない! 悪いのは・・・悪いって、一体なんなんだ?! と叫びました。逃げて逃げて、それでも人々を傷つけることはしませんでした。

 

ですが、余りにもたくさんの人々の憎悪に包まれた彼は絶望し、「退治」されてしまいました。

 

そのあと、緑の世界は平和になったのでしょうか・・・? 

 

黒いドラゴンが死んだ次の日、白い肌の女の子が生まれました。緑色ではない彼女に緑の世界はどんな目を向けるのでしょうか。

 

 

 

やばい。

ビンの中の黒いドラゴンがめちゃくちゃ愛おしく見えてきた。

 

楽しく、自分だけの物語を作ることのできるテラリウム! 一人暮らしでも小さなスペースがあればできるし手入れも簡単。癒しのほしいあなたにおすすめです。