こんにちは、クリスマスツリーが置きたくてたまらないけどそんな場所がないうたこです。
クリスマスツリー・・・でも、クリスマスツリーって一体なに? 訳も分からず楽しく飾っているので、クリスマスツリーの起こりを調べてみました。
クリスマスツリーって何?
8世紀のドイツ、キリスト教を知る前のゲルマン人がオーク(巨木)を崇拝し、幼子を生贄にしているのを見た宣教師が「神様は幼子を生贄になんて望んでないよ! むしろ人々の救世主として神の幼子を与えてくださったんだよ!」と神の愛をといて木の周りでお祝いをはじめたことから、クリスマスのお祝いにクリスマス・ツリーが使われるようになったんだとか。
クリスマスツリーの起こり自体は、キリスト教ではないところから始まっていたのか! それを改宗させた時に一緒にくっついてきた、みたいな感じだったんですね。びっくりー。
(諸説あるやつです)
クリスマスツリーにモミの木を使うのは、常緑樹で冬にも葉が散らず、永遠を表すからだったり、キリスト生誕劇の中でアダムとイブがりんごをもぎ取った木として使用されていたから、とか色々あります。劇中で使われていたものがそのまま「使いやすいしこれでよくね?」って感じで広まっていったっていうのはちょっとおもしろいですね。
それぞれのモチーフの持つ意味
飾り付けるオーナメントにも色々と意味が込められているようです。
モミの木:強い生命力・永遠の命
赤いりんご:愛、知恵の実(丸いボールのようなオーナメントで表現されることも)
ろうそく:信仰・世を照らす光(=キリスト)
てっぺんの星:希望
ベル:キリストの生誕を知らせる喜びのベル
ヒイラギ:茨の冠。緑の葉は永遠の命、赤い実はキリストの流した血。
杖の形のキャンディ:羊飼いの杖
↑このキャンディ、色々と意味が込められているようです。聖書の中では人々が羊、キリストが羊飼いに例えられているから羊飼いの杖の形をしていて、キャンディの硬さは信仰の意志の硬さ、あの形は・・・「J」Jesus(イエス)の頭文字だって! 赤と白のストライプなのは、白が清心、赤は十字架で流した血を表現していると。すげぇな!
靴下:聖ニコラス(サンタの原型の人)が貧しい家の煙突から金貨を投げ入れた時、たまたま靴下の中に入ったことから。
ドイツからアメリカにやってきたクリスマスツリー
アメリカで最初にクリスマスツリーが飾られたのは1746年。ドイツからの移民が行ったのが始めだったそうですが、アメリカに既に住んでいたイギリス系清教徒は「クリスマスツリーは異教徒の文化」だと飾ることに反発したんだとか。
宗教関連の話って本当にややこしいんですな。
クリスマスって宗教のお祭りなんだなぁ
クリスマスツリーについて調べてみて、日本人の無宗教ってこういうことなんだなと思いました。こだわりがないというか、受け入れ広いというか!
クリスマスツリーに詰まっているものを調べてみると、本当に全力でキリスト教でした。すごいな。そしてこの「クリスマス」をお祭りとして楽しみ、「クリスマスツリー」もアレンジにアレンジを重ね「装飾」として世界一になっちゃったり(USJのクリスマスツリーは人工クリスマスツリーに飾られた電飾の最多数でギネス記録になっています)する日本ってなんだか不思議。
宗教関係なく、クリスマスにわくわくできるのは生命力だとか愛だとかそういう(ちょっとくさいけど)全人類共通のテーマを取り扱っているからかもしれませんね。
あぁ、大きなツリーの飾れるおうちが欲しい!w