2016年3月5日より東京都現代美術館で開催されているピクサー展に行ってきました。
スタジオ設立30周年記念ピクサー展@東京都現代美術館
東京都現代美術館も初めて行きました。ピクサー展の入場料は、大人1名1,500円です。結構いい値段するなぁ~……ディズニーめ! と思って行ったのですが、1,500円の価値は大いにある展示でした。
チケットの購入にも少し並びます。事前に買える人はコンビニなどで買っておくことをおすすめします! チケットを購入してから待ち構えるのはこの行列。
展示室に入るまでに1.5時間、展示を観るのに1.5時間くらいかかりました。時間には余裕を持っていきましょう。
途中で、モンスターズユニバーシティの二人が! ちょうど金曜ロードショーでみたばかりだったのでなんだか切なかったですね。
並ぶのがあまりにも長かったので、連れと入れ替えで常設展も見に行きましたが……。
こういうものとか。
こういう、数字が点滅するやつとか。
現代芸術は昔からよく分からないなと思っていましたが、やっぱり今でも分かりません。でも、考えるべきものでもないのかもしれない……。
ただ、今という時間の無常さと現代の混乱を、感じれば……。
ピクサー展について
やっとピクサー展に入ることができました。
中では列を作らなくてもいいのでさくさくと観進めましょう。
ピクサー作品である、トイストーリー、モンスターズインク、レミーの美味しいレストラン、Mr.インクレディブルなどなどの作品の成り立ち、キャラクターのでき方、世界観の作り方などが結構細かく展示されています。
ピクサー作品は、すべて「現実には存在しないもの」をテーマとして作られています。その世界の中で、人の心を動かすようなものを作るにはどうすればいいのか? チームで物語やキャラクターを生み出していく様子がよく分かると同時に、圧倒的なプロの力を見せつけられることとなりました。
ちょこちょこ書いてある名言みたいなのは見てて普通に泣きそうになりました。ここまで全てにこだわったものを、チームで一丸となって作り上げることができるなんて。
一人でこだわりを発揮するのは簡単です。ちょっとわがままに考えを貫き通せばいいんですから。でも、チームとなると話は別です。お互いのこだわりの中のもっとも素晴らしい答えを探し出していくためには、多くの時間と話し合いが必要だったことでしょう。
建設的な議論の積み重ねで作り上げられた世界なのだと思うと、そのエネルギーに圧倒されるばかりでした。日本人はそういう議論が本当に苦手だよね。他者の意見を受け入れた上でブラッシュアップする、ということができればこんなに素晴らしいものが作り出せるのか……と、なんだか自分の無力さを突きつけられた気もします。
オリジナルのムービーなんかもあったりしてめちゃくちゃ見ごたえあったし、1,500円ごときですみませんって思うレベルでした。
こんなに行ってよかったと思う展示は初めてです。
ほんとによかった。ありがとうピクサー。次の作品も楽しみにしています。