ファームリゾート鶏卵牧場が運営する『ポッポの丘』にやってきました。こちらは元々は「夷隅農場」という養鶏場だったのですが、いすみ鉄道の古い車両や、日本各地の旧車両を集めた『いすみポッポの丘』として平成23年5月1日にオープンした場所です。
ポッポの丘
古くなり、解体される運命にあった車両を展示したり、リサイクルして新たな命を吹き込んでいます。戦前戦後の日本で活躍してくれていた車両もあります。展示されている車両はなんと22両!
全て本物の車両なので、迫力満点です。
広い平地と、その上の丘の部分を使って車両を展示しています。
- いすみ204号 S63年製
- 北陸鉄道石川線の古い電車モハ3752 S26製
- 富山県高岡市内を走っていた万葉線の路面電車デ7052 S36年製
- 銚子電気鉄道デハ701/702 S3年製
- 地下鉄丸の内線454号 S31年製
- 久留里線キハ38-1 S61年製
- 千葉都市モノレール1003/1004 S62年製
これらはギャラリーや、農産物や鉄道グッズの販売場所としてリサイクルされています。電車の中で卵を買うというのはなんだか不思議な感覚でした。
展示車両には
- 10t入換動車(S57年製)
- ヨ8818(S49年製)
- ヨ13959/ヨ14157/ヨ14202(S28年改造)
- ディーゼル機関車DE10-30号機(S43年製)
- 24系客車 オロネ24-2
- 24系客車 オハネフ24-2(S48年製)
- 183系電車 クハ183-21号車(S47年製)
- 183系電車 クハ183-1527号車(S53年製)
- 113系電車 クハ111-1072号車(S48年製)
- 113系電車 クハ111-2152号車(S56年製)
- 大山ケーブルカー丹沢号(S40年製)
があります。すごい数でした。
この写真は、地下鉄丸の内線454号 S31年製の車内です。駅の案内板を見てみると、今とは駅も路線も違うのだということがわかります。
当時の丸ノ内線は赤色のボディーがかっこいい車両でした。この赤色に憧れを持つ子供たちはきっとたくさんいたのでしょう。私の夫もそんな子供たちの一人です。
青く澄み渡った空に、赤い車両がよく映えます。
こちらは丘を少し登ったところに飾られている車両たちです。たくさん並んでいると圧巻です。
ポッポの丘は、元鶏卵場です。オーナーの息子さんが放牧して育てている鶏の卵を購入したり、食べることができます。
ポッポの丘は入場無料です。なので、必ず何か買い物をして帰ることにしましょう。貴重な車両を保管していただいている感謝の気持ちを込めて!
私は卵の詰め放題に挑戦することにしました。1,200円(税抜)で、箱の中と箱の上に積み上げた分だけ持って帰ることができます。卵が落ちて割れるのを防止するため、ダンボールの中で積み上げていきます。
白いフチに乗ってしまっているものはアウト。それ以外で綺麗に詰めた状態で、できました! と声をかけます。
買いにきている方の中には、ご高齢で自分ではできないからと店員さんにお願いしている方もいました。それもアリなようです。ただ、自分でやったほうが楽しいです。めちゃくちゃ集中できます。
卵の数は、正確には数えられなかったのですが60個くらい持って帰りました。毎日が卵料理、TKGがはかどりました。
こちらの卵は房総の温暖な気候に恵まれ、太陽をいっぱいに浴びて元気に走り回っているたくましい鶏が産んだ卵。本当に広い牧草地で、昼間は放し飼いにされているそうです。平成22年7月1日には、鶏卵公正取引協議会からも認定をされており、食材にこだわる飲食店の方や、自然派の方に人気の卵です。首都圏のデパートや有名スーパーでも販売されています。
施設情報
住所 | 〒298-0135 千葉県いすみ市作田1298 |
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電話番号 | 0470-62-6751 |
アクセス | 電車:いすみ鉄道国吉駅よりタクシーで15分orいすみ鉄道上総中川駅から徒歩30分 車:圏央道「市原鶴舞IC」で降りて、国道297号から465号線をいすみ市方面へ |
営業日 | 金曜・土曜・日曜・月曜・祝日 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
公式サイト | http://keiranbokujo.com/index.html |