千葉県いすみ市は山の幸にも海の幸にも恵まれた場所です。房総半島大原や太東でのたこの水揚げ量は、千葉県の中でもかなり多く、マダコは5~7割を占めます。ぷりぷりとした伊勢海老や噛みしめるほどに味わい深い地だこが食べられます。伊勢海老は8月からが旬、地だこは12月からが旬です。
船頭の台所@千葉県いすみ市大原
大原漁港の目の前にある『船頭の台所』という食堂にやってきました。入り口もこじんまりとしているし、民家っぽさが強い外観です。小さな不安を抱えて店に入ると…
そうそうたる面々のサイン色紙、写真が。
お昼のピークを少し過ぎていたにも関わらず、店内は満席で多くの方が食事とちょっとしたお酒を楽しんでいます。
メニューもかなり数があります。
金額はまぁまぁ高いと思います。定食は1,500円前後、釜飯は1,000円前後でした。旬の魚、ふぐ、地だこ、伊勢海老などなど、豪華ラインナップです。
裏面には写真付きでメニューが載っています。鈴栄丸という船で漁にでかけているのでしょうか。
店内は、民家っぽさ、親戚のおじちゃんち、田舎の両親の家、そういったたぐいのもの全てに当てはまりそうな雰囲気があります。こういう家に住んだことはないのですが、日本人的「懐かしさ」のある、活気あるお店です。
こういうところにきたら、本日のおすすめ料理を頼まない手はありません! なにせ目の前は海なんです。新鮮さは保証されているわけで、魚の美味さっていうのは新鮮さによるわけですから、A=B,B=C,A=Cが成り立つことは中学生でも知っています。
私は周囲のお客さんの釜飯から漂う香りに負けて、たこ飯をチョイスしました。ただ、たこ飯は卓上に登場してから食べられるようになるまで30~40分ほどかかります。固形燃料が燃え尽きるまでは蓋を開けてはいけません。待ちますよ、美味しいご飯のためならね。
時間が経つに連れて、美味しそうな匂いとぐつぐつと吹きこぼれが起こり始めました。早く食べたい、でも、火が消えるまでは我慢…。
その間、本日のおすすめ料理がやってきました。
サワラです。私は肉も魚もどちらも好きです。身はほくほくとしていて美味しいです。
夫の頼んだいかなめろう天ぷら定食です。私はてっきりアジのなめろうを想像していたので、どうやって揚げるのか不思議に思っていたのですが、大葉でくるまれていい感じに揚がっていました。
つみれ汁も登場し、これで全ての注文が出揃いました。つみれ汁のつみれも魚で作られているのですが、鶏肉とは違った苦味のある味が奥深くてとても美味しかったです。
いよいよたこ飯も完成!! ふんわり漂う香りが食欲を刺激します。おこげもあってものすごく美味しい。ちょっと量が多いかと思いましたが、全部食べきってしまいました。
店舗情報
住所 | 千葉県いすみ市大原10134-20 |
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電話番号 | 0470-62-0351 |
アクセス | JR外房線・いすみ鉄道 大原駅から徒歩15分 大原駅から1,021m |
営業日 | 火曜~日曜 |
営業時間 | 11:00~14:00 |
定休日 | 月曜日 |