携帯電話の料金、月々いくら払っていますか? 学生時代から当たり前のように持っている携帯電話、持ち始めた当時は親が契約していたし、金額についても真剣に考えていなかったのではないでしょうか。4月になって新生活が始まり携帯代金を自分で払うようになったら、思ってたより高い! 生活を圧迫するレベル! でも…携帯を削るわけにも行かないし、仕方のない出費だ…と諦めていませんか?
携帯代金を、大幅も大幅に下げる方法、あるんです!!
格安スマホを使う
あっという間に携帯代を約80%OFFできる方法とは、大手キャリアから格安スマホ・格安SIMに切り替えることです。
私はこの方法で、月9,000円かかっていた携帯代を月1,600円にすることができました。月7,400円の節約です! 1年で88,800円も削減できたのです。
新入社員の方、そして社会人2〜3年目の方ももう気づいていると思いますが、会社で年収を80,000円増やすのはめちゃくちゃ大変です。毎年必ず給料が上がる、なんていう会社はほとんどありません。途中から成果報酬に切り替えたりしてなんとか給料をあげない方法を模索しています。そんな中、携帯のキャリアを切り替えるだけで80,000円以上手持ちのお金が増えるって、大きくないですか?
ちょっとの手間で、年80,000円を手に入れる。格安スマホや、SIMを差し替えるってどういうこと? 手持ちの携帯が引き続き使えるのかどうか、最適なプランの選び方について徹底解説します。
*節約金額は現在の契約状況や利用状況、そして加入するMVNOやプランによって異なります。78%の方が料金を節約できたと回答しています。詳細はアンケートにてご覧ください。アンケート結果はこちら
格安スマホ・格安SIMとは
MVNOが提供する、安く使用できるスマホやSIMのことをそう呼んでいます。MVNOはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略で、au、docomo、softbankなどのキャリアが持っている通信網の一部を借りて通信サービスを提供している事業者のことを言います。
大手の通信網を間借りして運営している通信会社、みたいなイメージです。
どうして安くなるの?
通信設備への投資・回収が必要ないからです。SIMのMVNO事業者は自社で通信設備を持っておらず、それらをキャリアからレンタルして通信サービスを展開しているため、基地局を整備や通信設備の増強やメンテナンスに対するコストがかかりません。
また、データ通信量を必要な量に絞り、端末代やメールサービスを付加しないことでサービス内容をシンプルにしているため、低価格での提供が可能となっています。
SIMカードってなに?
通信サービスを提供する会社が発行する「契約者(加入者)情報を記録したICカード」で携帯電話機に差し込んで利用者の識別に使います。
このSIMカードは小さなICチップになっており、それぞれが固有の識別番号をもっています。通信事業社と契約する際に付与される電話番号がこのSIMカードが持つ固有の番号と紐付けられる事により、通信が可能となるのです。
スマホやガラケー、タブレットなどのモバイル端末に差し込んで使用する、データ通信や音声通話などを行うために必要不可欠なICチップカードとなります。
SIMカードを抜くと…
- 電話を掛けることも受電することも、データ通信をすることもできなくなる
- 端末としては機能しているので、無線LAN接続・Bluetooth接続・カメラは使用できる。
機種変更をして、今は使っていない携帯電話を起動すると電話やメールはできないけれど写真のデータを見たり、カメラを使うことはできたと思います。これが「SIMカード」がない状態を指します。
間借りってことは、速度は遅くなる?
速度が遅くてイライラしたことは一度もありません。全く気にならないと思います。SIMカードを挿し替えているいるだけなので、普段何かを意識することは全くないです。ただ、月々の携帯代の引き落としが安くて嬉しいというくらいです。
まとめると
MVNOが提供している格安スマホ・格安SIMに切り替えると、使用感覚はそのままに携帯代を大幅に下げることができる! ということです。
格安スマホ・格安SIMに切り替える
それでは実際に、格安スマホ・格安SIMに切り替える方法を解説していきます。
手持ちの携帯は引き続き使える?
今持っている端末によって異なりますが、2年以内に購入した端末であればほぼ使えます。それ以上前に購入したものであれば難しいこともありますが、どうせなのでこの機会に端末も新しくしてしまうといいと思います。
手持ちの端末が対応しているかどうかは、各サイトにて確認することができます。現在お使いのキャリアによって、利用できるMVNOが異なります。手持ちの端末が対応しているかどうか、確認してみてください。*各社の対応端末一覧に飛びます。
私が現在使用しているのはmineoです。当時のiPhoneがauの端末だったことと、キャンペーンで最初の3ヶ月が安いという理由で選びました。
docomo端末の方は、ほとんどのMVNOへの乗り換えが可能です。au端末の方にはmineoがおすすめで、softbank端末の方はU-NEXTの提供しているU-mobile がおすすめです。softbank端末で利用できるMVNOとしては業界初で、U-NEXTで使える特典もあるのでお得です。
毎月のデータ通信量を確認して、最適なプランを探す
今、どれくらいデータ通信を使用しているのか確認しましょう。格安スマホ・格安SIMではプランが細かく分かれており、必要な分だけ契約できるため料金を抑えることができます。しかし、その必要な分がどれくらいかわからないとプランを決めようがないので、一度各社のサイトやアプリで、自分のデータ通信量を確認してみてください。*各社のデータ通信量確認ページに飛びます。
6割の人は、3GBで十分
移動中によほどゲームをしたり、YouTubeを見たりしない限りは3GBもあれば十分です。私は通勤中は片時も離すことなく使用して家と職場ではWi-Fiを使っていますが、3GBで足ります。
月末3日間くらいは速度制限を食らうことが多いですが、mineoでは家族同士だけではなく利用者同士でパケットを分け合える仕組みがあり、月末になると1GBほどそこからもらっています。これがめちゃくちゃ便利。本当に素晴らしい仕組みだと思います。
電話番号は引き継げる?
もちろん引き継げます! 解約するキャリアに、MNP番号を発行してもらえばOKです。移動先となるMVNOで、MNPするプランを選択してください。
おすすめのMVNO
mineoはdocomo・auユーザーにおすすめです。softbankの端末を利用されている方であれば、U-mobileがおすすめです。それぞれの特徴についてまとめます。
mineo
格安スマホ・格安SIMを使う際に困ったことを、ユーザー間で解決するというコミュニティがあります。私も以前やりましたが、通常とはちょっと違う使い方をした時にはとても心強い存在でした。
また、余ったデータ通信量をユーザー間で分け合えるという仕組みが秀逸。毎月めちゃくちゃ助かっています。最初の3ヶ月は更に安いです!
U-mobile
ソフトバンク回線でのMVNOは業界初! softbankを使っている方は、こちらであれば安心して切り替えられます。U-NEXTの映画1本分のポイントが毎月もらえるので、映画好きの人にも嬉しい。
切り替え手順
手持ちの端末が使えるMVNOは見つかりましたか? データプランの目星はつきましたか? それでは、いよいよ切り替え手続きを行いましょう。ちなみに、ここから先が面倒で諦めてしまう人が多いです。頑張れ! 年間80,000円の削減はもうすぐそこだ!
- 現在契約中のキャリアでMNP番号を取得する
- MVNOで申し込みを行う
- 送られてきたSIMカードを挿入し、説明書に沿って設定
- 格安LIFEの始まりだ!
現在契約中のキャリアでMNP番号を取得する
各キャリアにて、解約手続きとMNP番号の発行を行います。これにより、現在使用している電話番号を引き継ぐことができます。*各社の解約手続きページに飛びます。
MVNOで申し込みを行う
各社によって流れは多少異なると思いますが、今回はmineoを例にとって説明します。
利用プランを選ぶ
自分の端末で利用可能なプランを選択します。mineoにはdocomo用の「Dプラン」とau用の「Aプラン」があります。
タイプを選ぶ
SIMカードにはデータ通信しか行わないシングルプランと、データ通信と通話の両方ができるデュアルプランがあります。
iPadなどのタブレットに挿したいのであればシングルプランでもいいかと思いますが、携帯を携帯として使うのであればデュアルプランを選択しましょう。
コースを選ぶ
自分の現在のデータ通信量を確認した上で、どのプランにするかを選びます。多くの方は3GBあれば十分だと思いますが、かなり使う! という人は合ったものを選択してください。
通話サービスを選ぶ
かけ放題や定額プランもありますが、通話はほとんどしないという方は申し込まなくて良いです。LINEはネット環境があれば無料で通話ができるし、その他普通にかけなくてはいけない時は楽天でんわ\/楽天モバイルをおすすめします。アプリ経由で電話をかけるだけで、通話料が半額になります! しかも楽天ポイントもつくので、楽天ユーザーにはめちゃくちゃお得です。
端末購入の有無を選ぶ
端末ごと変える場合は端末とセットで購入、手持ちのものを使用する場合には、SIMカードのみを選びます。
SIMカードの種類を選ぶ
SIMカードは、標準SIM(=miniSIM)、micro SIM(マイクロSIM)、nano SIM(ナノSIM)の3種類の大きさがあります。自分の端末にはどのサイズのものが入るのか確認しましょう。
各社、対応端末一覧に掲載していることが多いので、そこから確認しましょう。もし見つからない場合には「機種名 SIMカード サイズ」などの言葉で検索すれば見つけられるはずです。
MNPを選択する
電話番号を引き継ぐ場合にはMNPするを選択して次に進みます。
そうすると、情報入力画面が出てきますので、事前に取得しておいたMNP番号と電話番号、MNP予約の有効期限を入力します。MNP予約の有効期限は、大抵2週間くらいです。有効期限が10日以上残っていないと変更手続きに穴が開いてしまうので、取得したらすぐに申し込みを行うようにしましょう。
SIMカードが届いたら切り替え対応する
無事にSIMカードを手に入れたら、SIMカードの入れ替えや、対応ソフトウェアのダウンロードを行います。指示にしたがって登録作業を行えば、完了!
いつも携帯電話屋さんが時間をかけてやってくれていた作業を、自分で行うことになります。意外とできるので、頑張ってください。
格安スマホにしない手は、ない
この記事を最後まで読んだら、すぐに手続きをすることをおすすめします。もし2年契約が切れる月の人なら、最高に幸運です。今やらない手はありません。解約手数料をかけることなく、事務手数料のみで格安スマホに切り替えられるのですから!
そして、解約手数料がかかる! という人でも、
- 解約時の出費:解約手数料+事務手数料3,240円(税込)×2=16,480円(概算)
これだけの費用がかかったとしても、月の支払いで7,400円節約できれば3ヶ月もすれば元を取れるのだから、やるしかないです!
両親の携帯代も、見直そう
人は年をとると新しい仕組み、決まりへの対応が苦手になってきます。あなたのご両親、毎月高い携帯代を払ってませんか? 家族みんなで格安スマホにすれば、データ通信量も分けあえるしかなりの金額を節約することができます。
80,000円の節約×2人、で160,000円ですよ…。ちょっと恐ろしいですね。苦手意識を持っている人も多いと思うので、若者世代が手助けしてあげてください。