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本郷三丁目『喜久月(きくづき)』で文人の和菓子を食す

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『FIRE HOUSE』に行こうと思い本郷三丁目のあたりをうろついていると、小さな和菓子やさんを見つけました。

東京メトロ丸の内線、大江戸線本郷三丁目駅1番出口より徒歩3分のところにある『喜久月(きくづき)』です。ハンバーガーで有名な『FIRE HOUSE』のすぐ近くです。

喜久月(きくづき)

店主の栗田洋さんはこの土地で育ち、70年! 高校を卒業してから4年間の修行を経『喜久月(きくづき)』を継ぎました。春日通りの商店街は、かつては多くの人で賑わっていましたが、道路が拡張され徐々にお店が減って行ったそうです。

和菓子は単価も低く、手作りなので大量に作って売ることができません。ですが、季節に合わせた商品や、お茶の先生からのお茶菓子の要望に丁寧に応えるなどして、この地で50年間、伝統の和菓子を守り続けています。

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文京区、本郷三丁目駅の近くということもあり、文豪をイメージして作られた和菓子が人気です。ピーナッツが大好物だった夏目漱石にちなんで求肥にピーナッツを練りこんだ「そうせき」、樋口一葉にちなんだ「おぼろ月」、森鴎外にちなんだ「雁」などがあります。

店内に置いてある大型の古びたレジは、創業当時より使用しているもので、一銭・十銭・一円しかキーがありません。現在はお金入れとしてのみ使用しているそうです。お店を訪れた時にはぜひ見てみてください。

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お店では小さなおばあちゃんがお会計をしてくれました。ちょこんと並んだ和菓子たちは、どれにするか悩みましたが、季節のおすすめということで桜餅を買って帰りました。

サイズは結構小さいです。塩気のある大きな葉に包まれた、少し小ぶりな桜餅はキメが細かく餅の部分と餡子の部分が一体になっているように感じます。丁寧に食べないと一口であっという間になくなってしまう儚さのある和菓子でした。

すごく美味しいのか? というと、最近のお菓子の味ではないということは確かだと思います。新しさとか驚きとかはもちろんありません。ただ、お茶の先生にも長きにわたって愛されていることなどを考えると、お茶と一緒にゆっくりと食べるのにはとても良い和菓子なのだと思いました。

文人をもした和菓子は、区外の方へのお土産にも人気なのだそうです。こういう人に知られていないものを手土産にするのは中々かっこいいですね。

店舗情報

アクセス 本郷三丁目駅より徒歩3分
営業時間 9:00~21:00
定休日 日曜日
食べログ

喜久月和菓子 / 本郷三丁目駅春日駅水道橋駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

 

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