みなさんの車にはカーナビは付いていますか? 当然付いている! という方がほとんどだと思いますが、今は標準搭載のカーナビがなくてもわざわざカーナビをつける必要もありません。
スマホのアプリで十分なのです! 便利なカーナビアプリについて、これまでのカーナビの歴史を振り返りながらご紹介します。
ドライブに必要不可欠なカーナビ
青空が爽やかに広がる、外は快晴。陽ざしはぽかぽか。絶好のドライブ日和。るんるん気分で屋根を開けて快適ドライブ。
家を出て5分。即刻渋滞に巻き込まれる。
そんなドライブは絶対に嫌ですね。車関連の記事担当、うたこの夫です。
せっかくの休日。渋滞に巻き込まれて貴重な時間を奪われてしまうような悲劇に遭わないようにと、みなさんの車にはきっとカーナビがついていることでしょう。私の家の車も、20年以上前から代々カーナビがついています。
その昔、カーナビをつける前は運転席ドアポケットに大きくて重たい地図帳を載せていたのを覚えています。思い出してみると、カーナビゲーションシステムは日に日に進化しているのですね。
この記事では、カーナビシステムの歴史をホンダ車とともに振り返り、スマホで使えるオススメのナビを紹介します。
シロート的カーナビの歴史(うたこ夫実家編)
オデッセイ RA1
我が家初のナビ搭載マシーンでした。ナビ画面はインパネ中央のハンドルと同じかちょっと低いくらい。液晶は6インチです。本体は助手席の下にありました。データは何とCD-ROMから読み取っていました。
何枚ものディスクを使い分ける必要がある上に、画質や店舗情報の量も十分とは言えませんでした。それでも、これまで地図帳を利用して運転をしていた父親は「カーナビってすっごい便利だな!」って喜んでいました。
オデッセイ RA8
データはDVD-ROMになりましたが、相変わらず本体は助手席の下にあり、ディスクは2枚必要でした。液晶は7インチになって旧型のものよりも見やすくなりました。
いろんなオプションをつければ渋滞情報も確認でき、色々な情報をまとめて表示してくれたり計算してくれたりするはずなのですが、うちのカーナビには便利なオプションは特についていませんでした。
父親はカーナビよりもエンジンが気に入っていたので、インプレッションなし。私が運転するようになってからでは、もはや時代遅れのナビになってしまっていました。
オデッセイ RB3
時代が飛んで、RB3です。うちはRB1を飛ばしました。理由はV6モデルがなかったから。しかしどんなに気に入っていてもRA8も10年を超えるとガタが出て、最後にはトランスミッションが不調になってしまいました。
親子ともども泣く泣く買い替えを決断。愛車と別れるのは非常に辛かったですが、この車についていたカーナビには一家全員が衝撃を受けました。
何に衝撃を受けたのかと言いますと…HDDになったことでも、音声操作ができるようになったことでもありません。とにかく「正確すぎる!!」ことです。
渋滞情報や事故、気象情報などドライブに必要な情報をほぼリアルタイムで教えてくれるようになったのです。それに加えて、料金のかからない通信キットもついていました。
internaviルートという情報センターが経路を考えてくれる機能もあります。この情報センターがかなりクオリティの高いもので、この機能のためだけにホンダ車を買う価値があると言っても過言ではないレベルでした。ホンダ!一生お前についていくぜ!
現在は……
S2000 AP2にはカーナビがありません。そのままだと不便なので、スマホをナビにしています。これまでナビに使ったアプリを紹介します。ちなみに、スマホを固定するにはこういったスタンドが役に立ちます。
車によって合うもの合わないものがありますので、色々探してみてください。
S2000にはこれに似た、エアコンの吹き出し口に取り付けられるものを使用しています。
全力案内ナビ
windos mobile 6.5を使っていたころのものです。機能は申し分ないのですが、消費電力がすさまじく、充電をしていても電池切れになるほどでした。また、本体の発熱もかなりのものでした。 ※現在はサービスを終了しています。
GPS Navigation
windowsphone 10にしてからのものです。無料で利用できます。英語版のGoog Mapを使って英語で案内してくれます。
素晴らしいのは、音声案内ができることです。交差点までの距離カウントもしてくれます。残念なのは、地図が回転しても、地図上の文字が回転してくれないことです。逆さになったローマ字の交差点名を読むのはなかなか大変でした。
あと、音声案内も当然英語です。簡単な英語なので全く問題ありませんが。道案内だけなら十分です。
MapFan
android用のアプリです。例のキャンペーンで200円でダウンロードしました。使用していて困ることはあまりありませんでした。トンネルに入ると止まってしまうとか、インストールを本体にしないと起動できないという、構造上しかたがない難点はありますが、それくらいは許容できる範囲でした。毎年販売されるアプリなので、地図更新はされません。
Portable Smiling Road
androidまたはiOS用のアプリです。基本無料です。損保ジャパン日本興亜の自動車保険に加入している場合、追加の機能も無料です。
私は加入していた(こんな特典知らなかった)ので、フル機能を使っています。ナビタイムのアプリがベースなので、ただのルート検索、音声案内、渋滞情報などは当然のこと、地図更新もあります。
加えて、運転を点数化してくれる運転診断や、衝撃を検知して事故連絡をアシストしてくれる機能がついています。幸い、まだ後者の機能にはお世話になっていませんが、前者の機能にはいつも楽しませてもらっています。
上手な運転を心掛けているとポイントがたまってレベルアップしたり、プレゼントに応募できたりします。採点は「アクセル」「ブレーキ」「ハンドリング」「エコ」の4項目を5段階で評価されます。月ごとにレポート化され、「アクセル」「ブレーキ」「ハンドリング」「ヒヤリ・ハット」「エコ」の5項目採点と、AからEの総合評価をしてくれます。
ちなみに、私がS2000に乗っていると、「ブレーキ」「ハンドリング」「エコ」は高得点をとれても「アクセル」だけはいつも酷評されます。実家のオデッセイをはじめ、AT車ではいい点数が取れるのに。。。
スマホカーナビ、試してみて。
私が触れてきたカーナビ(のほとんど)から、カーナビの進歩を追ってみました。実家ではメーカーオプションナビしかつけていないわけですが、これは便利でした。
メーカ純正ですからデザインに違和感は全くなし。オーディオもエアコンもテレビもこれで操作できるし、車速信号なども拾ってるから狂いにくいし、バックカメラだってつけられちゃう。しかしそれには20万円以上の出費が伴います。我々の世代には手痛い出費です。
ここにきてスマホナビ。これってすごいことですよ。特別な加工をしなければ車速は拾えないし、デザインに親和性がないけれども、音楽再生もテレビもナビも一切合切この小さな板っきれに入っているわけですから。ナビとオーディオのセットに20万が割に合わないと思ってしまうわけです。
GWにお出かけを考えているあなた。最新カーナビを入れたいと思っているあなた。だまされたと思ってスマホのカーナビを試してみてください。無料のものでも、案外使えるものですよ。