Amazonプライムビデオで見られる「怪奇恋愛作戦」が地味に面白いです。くだらなさと手抜き具合が計算され尽くしていてたまりません。
怪奇恋愛作戦
演劇界の記載、ケラリーノ・サンドロヴィッチが贈る「怪奇×恋愛」ドラマです。私が3話まで見たところによると恋愛要素はほとんど感じられません。怪奇と痛々しいアラフォー女性3人組、そして雑すぎるアクションシーン、適当に発泡スチロールで作った模型、ゆるゆるでめちゃくちゃな怪奇現象たちに、久々に笑いました。
テレビ東京の「ドラマ24」で放送されているもので、ケラリーノ・サンドロヴィッチにより60〜70年代の怪奇ものと80年代の恋愛ものを合体させた不可思議な仕上がりになっています。
「三人の女性を真ん中に据え、ラブコメと怪奇物を融合し、徹底的なナンセンスコメディとして仕上げる――」ということで、映像作品に6年ぶりに挑んだケラリーノ・サンドロヴィッチによる、一昔前のアナーキーな映像手法が一周回っておもしろーいー。
なんでやねん! と突っ込みたくなるシーンが山盛り、昔ながらの妖怪たちがたくさん登場するところに妙に安心感があり、料理の方法がうまいなぁ…と思います。
画面にいろんな色が使われいるので賑やかで見ているのも楽しいです。画面の隅っこが騒がしい…TRICKよりも盛大にふざけている感じがして面白いです。
アラフォー
主演のアラフォー3人組はだいぶ痛々しいです。
女優を目指しているがなんのオーディションにも受からないまま職を転々とし、かなり気持ち悪い思考回路をしている華本冬、定時制高校の音楽教師をしているが生徒にもバカにされ好きになった男は妖怪だったという揺木秋子(でも気持ち悪い人によく好かれている)、全財産を叩いて借りた喫茶店は不動産詐欺だった! 歩く不幸、消崎夏美の3人は見ていると辛い。美人なのにここまで残念な人間を演じられるのか、と思ってしまうほど。見ているのは楽しいのは楽しい。
LINEスタンプ
エンディングで登場する、昔のアニメ風のイラストがLINEスタンプになっていました。こんな漫画、昔はありましたよね。
妖怪は気持ち悪い
妖怪は、昔ながらの妖怪です。特殊メイクも何もないんですが、昔のウルトラマンに出てきそうな怪獣ちっくな妖怪は、懐かしくて面白いです。
戦闘シーンもとにかく雑で、わちゃわちゃしていて面白いです。
三階堂はなんなんだ
ホラーとラブとコメディが三つ巴になっているこの作品、三階堂を演じる仲村トオルさんは台本をもらって爆笑したそうな。
20歳のアルバイトと付き合っている40歳の警察官を演じていますが、夏美とは絶妙な距離感でお前…アラフォー女を惑わせるなぁー。
私は3話のイケメンヴァンパイアが好き
揺木秋子、妖怪遭遇率高いような気がする。このイケメンヴァンパイア、本当にイケメンでした。それにしても秋子、高校生に対して積極的すぎるぞ。