次々と新ブランドを誕生させている株式会社BAKEが満を辞して送る、PRESS BUTTER SANDをいただきました。
PRESS BUTTER SAND
最近は多種多量生産から一般集中生産に移行し、たった一つの商品でブランドを成り立たせるということも増えてきました。
確かに、認知がしやすく、多くの人の認知を得るための広告宣伝にも一品にのみ集中できるのでとても効率が良く、さらには材料の仕入れや店舗での運用フローもシンプルで済みます。多種多量生産になり、在庫やロスを発生させやすく製造に手一杯になってしまう一般的な洋菓子店・和菓子店とは全く違うやり方、と言えるでしょう。
ただ、一品に絞られているためこの一品に人気が出なければ2度とお店に来てもらえないというリスクもあります。
このPRESS BUTTER SANDは一体どうなるのでしょうか…?(ちなみに、買って来た人は「行列がすごかった」と言っていました。)
袋を開けると、バターの香ばしい香りが漂います。この不思議な幾何学模様は食べた時に自然と割れて食べやすくなるように工夫して入れられているものです。
バターとクリームとキャラメル、この3つをシンプルに使い、はさみ焼きで焼き上げることで食感と風味のベストバランスを見つけ出したとのこと。
バターサンドといえば北海道のマルセイバターサンドという日本最大の敵がいる市場ですが、果たしてBAKEのPRESS BUTTER SANDはいかなるものなのでしょうか…?!
幾何学模様で綺麗に割れると思っていたのですが、思いの外うまく割れずちょっとベタついてしまいました。
クッキーの層はかなり分厚く、そしてバターの力で揚げるように焼き上げられています。香ばしいを通り越して、ザクザクとした食感。クリームとキャラメルが相対的に少なく感じられました。
バターサンドと思って食べると、どうしても頭にマルセイバターサンドが浮かんで比較してしまうため、「クリームサンドクッキー」とか「キャラメルサンドクッキー」とか、クッキーが主軸になる名前であればもっと違和感なく食べられたような気がします。
美味しいのは美味しいけれど、バターサンドとはなんか違う感…。
東京駅構内にお店があり、焼き立てを買って食べることもできるそうです。それだとまた風味が違って来そう。話題出し手土産にはとても人気! Twitterで口コミを調べてみても「美味しい」ばっかり出てきました。
1商品でのブランド展開、今後どうなっていくのか、気になります。