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ヨーロッパの鉄道、実際に行ってきた(ICE編)

こんにちは。うたこの夫です。

前回に続いて、ヨーロッパの鉄道旅行のお話です。

今回の焦点はドイツの高速鉄道「ICE」。日本でいう新幹線に相当する列車たちです。

 

ICEとは

アイスではありません。Intercity Expressの略で、ドイツ鉄道が誇る高速列車です。

ドイツ国内の列車のほかに、スイス、オーストリア、オランダ、ベルギー、フランス、デンマークを結びます。

最高速度は320km/hで、日本の新幹線と同等です。

 

タイプについて

線区や用途に応じて、5種類の形式・編成を使い分けています。

新幹線ほどではないものの、たくさんの種類がありますね。

細かく説明すると読者諸兄に飽きられてしまうので写真だけ。

今回の旅行で、そのうちの3種類を撮影することができました。

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↑ 右が、ICE 1。専用の機関車で客車を挟んで14両編成を組む。

 

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↑ 右が、ICE T。山越えのための車体傾斜装置がある。

 

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↑ 右が、乗車したICE 3。最高速度320km/hを誇る。

 

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↑ ICE 3の改良型、「ヴェラーロD」。顔が違うけどICE 3の仲間。

 

残念ながら、ICE 2とICE TD、年末登場予定のICE 4は撮影することができませんでした。

 

車内について

私たちは、ICE 3の列車に乗りました。

区間はフランクフルト空港(長距離列車)駅からミュンヘン中央駅です。

 

座席

車端部にはデッキが、その隣に荷物置き場がありました。

ちなみに先頭車両だったので、一番前はガラス張りの展望席でした。

(私たちはそこからだいぶ遠い席でしたが。。。)

すでに大きな荷物でいっぱいだったので、私たちは荷物を自分の席までもっていきました。

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前後間隔が広いので、トランクを置いても座れてしまいました。

1等車のシートは革張りで、枕もついています。リクライニングはあまりしません。

1+2列シートですが、2列のほうも左右の間隔が空いているので、隣の人と接触することはありません。

ひじ掛の下には小さなテーブルがあります。その前にはコンセントもあります。

前の座席の下にはくず物入れがあります。

座席は固定式ですので、席を予約する際には、進行方向に注意しましょう。

座席の上には予約状況を示す表示器があります。

乗車した時にはきちんと私たちが予約した区間が表示されていましたが、発車数分後には消えてしまいました。

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ちなみに、予約されていなかった座席にはこのように表示されていました。

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意訳「予約されてるかも。されてないかも。座っていいけど、誰か来たらどいてね。」 すごい適当!

 

1等車では、シートサービスを受けられます。

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食事メニューは冊子になっています。

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ほんとにいろんなメニュー。アレルギーとか宗教とか、いろんな事情にも十分配慮されています。

アテンダントさんに注文すると、食堂車から持ってきてもらえるサービスです。

ですが、私たちはせっかくなので食堂車を利用することにしました。

 

食堂車

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車内はレストランエリアとカウンターエリアに分かれています。

この列車のレストランエリアは、混雑時には2等車として機能するようで、席が2等車のものになっていました。

レストランエリアで食事をしたい場合は、席に着いてからウェイターさんが来るのを待ちましょう。

私たちは間違えて先にカウンターで注文してしまったので、自席(1等車)に持ってこさせる手順にしてしまったようです。

すみません、間違えましたと謝り倒し、カウンターのお姉さんは上司に相談しに行き、方々に迷惑をかけた末、どうにかレストランで食事ができました。

 

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ライスとか豆とかのなんかおいしいやつ

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サラダ。チーズがでかい。

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ブッタークーヘン。バターケーキ。

 

おまけ

食堂車にいる間は、どうも列車の速度が遅かったんです。

それもそのはず。在来線を走っていたわけですから。

とはいえ、通過する駅の名前が読めるほどゆっくりなのには閉口。

「スーパーあずさのほうが速いくらいじゃねえの?」

と思ってしまうほど。

しかし、食事を終えて自席に戻ったころからスピードが上がりました。

高速新線に入ったのでしょうか。

車端部にある液晶画面には列車情報が示されています。

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私は撮り損ねてしまいましたが、数十秒おきに画面が切り替わり、現在の速度も表示されます。

私がトイレから戻ったときには、300km/hと表示されていました。

正真正銘、ドイツ国内最高速度です。

やっぱりスーパーあずさより2.5倍も速いですね。

 

まとめ

結論から申しますと、ICEは鉄道好きでなくてもおすすめできる列車です。

魅力は、食堂車、シートサービス、そして前面展望です。

ICEは、いろんな国、いろんな都市を結ぶ高速列車であるため、旅行中の都市間移動に最適です。

しかもその時速300㎞の移動空間には、食堂車、シートサービス、前面展望のワクワク感と快適さが詰まっています。

日本では全てを同時に味わうことはほぼ不可能です。

しかし、ICEならばそれができてしまうんです。

(お金の余った人たちが乗るようなクルーズトレインのことは知りません。)

 

日本の特急や新幹線の食堂車が全廃されてから久しくなりました。

効率を求め、速く・多く・無駄がない、という、日本の鉄道各社の努力は大変なものだと分かっておりますが、

やっぱり鉄道には、「移動手段」にプラスできる価値があるんだな、と認識しました。

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