モーツァルトの生家(せいか)に行って来ました。何回聞いても「せいけ?」と言ってしまうので、このブログ内ではしっかりフリガナをふります。
モーツァルトの生家(せいか)
モーツァルトのせいけ……じゃない、生家(せいか)は、旧市街にあります。ザルツブルク中央駅からは川を渡ったところです。
この黄色い外観が目印です。
室内は撮影禁止のため、写真はありません。入場料は公式サイトにありますが、一人11ユーロです。結構高いな! と思うかもしれませんが、伝家の宝刀「ザルツブルクカード」の提示で無料になります。
モーツァルトの生家(せいか)は、結構こじんまりとした感じでした。ミュージカル「Mozart!」でも描かれている通り、モーツァルトも一人の人間だったんだなぁという感じを受けます。私も天才に生まれたかったけど。
モーツァルトの髪の毛なども保存されており、過去を覗き見するような不思議な気持ちになれるのでぜひ訪れてみてください。
CAFE MOZART
さて、モーツァルトの生家(せいか)から徒歩数十秒のところにある『CAFE MOZART』にやって来ました。
ここに来た理由はたった一つ。「ザルツブルガーノッケルン」を食べるためです。
「ザルツブルガーノッケルン」て、なんや。怪獣みたいな名前やな。
と思った方も多いでしょう。「ザルツブルガーノッケルン」とは、「ザルツブルクの山々」を意味する言葉です。
まるで「ザルツブルクの山々」のように見えるスイーツなのです!!
ザルツブルクの郷土料理で、16世紀頃にはすでに食卓に上っていたと言われています。オーストリア皇帝フェルディナント1世も「ザルツブルガーノッケルン」を食べていたとか。
焼きあがるまでに20分ほど時間がかかり、かなり大きいスイーツなので2人分くらいありますよ、と注意書きがなされています。
一緒に飲み物も頼みます。私はモーツァルトコーヒーにしました。リキュール入りで、生クリームものっているウインナーコーヒーのようなものです。
店内はレトロな感じで、めちゃくちゃ可愛いです。休日にはここでゆっくり本でも読みたくなりますね。
ブースは絶妙に壁で仕切られているので落ち着きます。
旧市街なので、かかっている看板が可愛いです。
モーツァルトコーヒーが先に出て来ました! 生クリームがすごい!!
基本的に甘さで構成されており、もはやこのコーヒー自体がスイーツのようです。
リキュールもいい感じ。
甘いものが苦手な夫は、「生クリームがのっていないものならなんでもいい」と言いながら注文したのですが、
店員さんに「生クリームの入っていない飲み物はどれですか」と聞くことができなかったため、やはり生クリームたっぷりの飲み物が出て来ました。
もはや、飲み物:生クリーム=1:1です。
飲み物の時点で限界を訴えていた夫が目にした「ザルツブルガーノッケルン」とは……?!
ドギャーン
手のひら1.5個分くらいのサイズの容器に3連の山々が。これは、メレンゲを焼き上げているためにここまでふっくらと膨れているのです。
中にはベリーのソースが入っていました。
「ザルツブルガーノッケルン」を食べてからもう3ヶ月くらい経っていますが、インパクトが強かったのでこの味はよく覚えています。
メレンゲにはしっかりと砂糖がきいていて甘い。焼き上げられている表面は若干生地感がありますが、メレンゲ部分はとにかくふわふわ。クランベリーソースは甘酸っぱく、生地の甘みをより引き立てます。
メレンゲなので、ほとんど空気のはずなのですが、めちゃくちゃお腹いっぱいになります。
夫は2〜3口食べて限界だったので、残りは私が食べました。さすがに苦しかったです。
レシピについては、こちらのブログの方が面白く再現していたので見てみてください。
日本ではこんなお菓子は中々みないと思うので、ザルツブルクに行ったら必食!!!