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興味は尽きない 低血圧と下半身太りの関係性について考えてみた その1

こんにちは、夏になるとむくみやすくなって困ってしまいますね、うたこです。

むくみって、血行が悪い時に水がたまって発生しそうなもんだけど、汗もかくし血行もよくなってそうな夏に発生するのは一体なんで? と思ったので色々と調べてみました。調べていく中で、体は「血」の影響をめちゃくちゃ受けるんだということが分かってきたので、仮説を立てて実際に検証してみたいと思います!!! 

序説:夏は外気温が高くなるため血管が拡張し低血圧になるためむくむ

まず、冒頭に述べました「夏はむくむ」に関してです。

人間の血管は外気温の影響を受けて拡張したり収縮したりします。暑いと血管が広がり、寒いと血管が縮こまります。これは、物体もそうだし人間もそうだし、なんとなくイメージがつくかと思います。

そして、血管が広がると低血圧になり、血管が縮こまると高血圧になります。低血圧、高血圧という言い方をすると病気っぽいイメージに繋がりがちですが、そうではありません。川の流れを想像してもらうとわかりやすいと思います。

一本の川で流れている水の量は一定とします。上流で通り道が狭い時、水はどういうふうに流れているでしょうか。そう、滝になっていますね! 水はすごい勢いで流れています。

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*イメージです。

そして、下流に向かい水の通り道が広くなるとどうなるでしょうか。そう、ゆるやかに流れる川になります。

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*イメージです。

これらから、流れる水の量が同じ時、通り道が狭いと勢いが強くなり、通り道が広いと緩やかになるということがお分かりいただけるかと思います。

血管も同様で、

  • 血管が縮こまる→血の流れがはやくなる=血管への圧が上がる=高血圧
  • 血管が広がる→血の流れがゆるやかになる=血管への圧が下がる=低血圧

「血管が広がる」ってなんとなく血の巡りがよくなっているように思いますよね? 実際は真逆です。夏は、暑さで血管が拡張し、血の流れがゆるやかになり、その結果足など、下の方にある水分やら老廃物やらを上に引っ張り戻す力が弱くなってしまい、むくみを発生させるのです。

仮説:低血圧だと下半身太りになる

血圧が下がる以降、血圧が下がることを低血圧といいます)ことでむくむことが分かりました。そして、むくみは下半身太りの序章と言われています。むくみとは、余計な水分や老廃物が排出できずに体内に残ってしまっている状態のこと。こいつらは外にでることができずにゆっくり脂肪になっていきます。

低血圧=むくみ, むくみ=下半身太り, よって、低血圧=下半身太り が成り立つと考えます。

上半身は細いor普通なのに下半身だけが太いという太り方をしている人は、体質的に低血圧*であることが多いのではないか? 体質的に低血圧の人はむくみが恒常化しており下半身が太りやすいのではないか? という仮説です。

*体質的に低血圧・・・最大(収縮期)血圧が100~110mmHg以下である人を指します。ちなみに私の血圧は50-80です。

血液の働きと血管と血圧

ここで、先ほどから度々登場する血管と血圧のそれぞれの働き・特徴をまとめておきます。でないとこの先の意味がさっぱり分からないと思いますので。

人間は、心臓をポンプとして全身に血液を循環させています。それによって生命維持を行っているのは、生きている皆さんならきっとご存知のはず。

心臓から出発する方の血管を「動脈」、末端から帰ってくる時の血管を「静脈」といいます。「動脈」は酸素や栄養素を前進に運び、「静脈」は余計な水分や老廃物を持って帰ってきて排出機関へ回します。

この「必要なものを持って行き要らないものを持って帰る」仕事に血圧が関係しています! 血圧が高い=勢いが強い時は指先までしっかり血液を行き渡らせることができいらないものも持って帰れますが、血圧が低い=勢いが弱い時は指先まで到達仕切らなかったり、いらないものをちゃんと持って帰られなかったりします。

これはもちろん、足だけではなく脳も同じです。脳への酸素・栄養素の到達が鈍くなるために、低血圧だと頭痛がしたり、朝起きれない、なんとなくけだるいなどという症状が現れるわけですね。

小ネタ1:夏なのに「冷える」

ここまで読んで、暑いのに「冷え」に悩む女性の不思議が解けたと思います。

この「冷え」に関係していたのは、クーラーによる直接的な寒さなんかじゃなかったわけですね。血圧が下がってしまうことにより末端まで血液が行き渡らず、冷えを感じていたというわけなのです。

冷房の効いた部屋と暑い外を行き来することで自律神経が狂って「冷え」に繋がる、という話もありますがその自律神経が調節しているのは血圧です。結局、血圧を適正にできずに「冷え」やその他症状を引き起こしているというわけなのです。

小ネタ2:女性の体温周期と体の不調

女性はよく「生理前はむくんでいや~」と言っていますね。聞いたことがない? あぁ・・・(察し)

女性の体温は1ヶ月の間に変化します。月経中から排卵までの「気分最高期」は低体温で、排卵後から月経開始までの「だるい期」は高体温になります。これは、排卵後、妊娠に備えて体に水分を溜めるためなのですが、ここにも温度が関係しているのですよ・・・!

低体温→血管は通常or収縮状態→血圧は高め

高体温→血管は拡張→血圧は低くなる

血圧が低くなると、水分や老廃物を排出する力が弱くなる。体って本当にめちゃくちゃおもしろいですね。

 

 

ではここで、本筋に戻ります。

上記の小ネタ2つをみてみても、血圧が高くなること自体は適正範囲内であれば体にとって良い影響になっていることが分かります。高血圧という病気っぽいものがあるせいで、血圧が上がることに対してめちゃくちゃ悪いイメージがありますが、むしろ血圧は下げ過ぎると血液の循環も鈍るし、脳みそも鈍るし、体もだるくなるし良くないんです。

次に、仮説を実証するために対偶について考察します。

対偶:痩せている人は高血圧である

低血圧だと下半身太りになる、が真なのかを確かめるために対偶の真偽を考えてみたいと思います。懐かしい、数学の命題の問題です!!(参考:逆,裏,対偶

命題:低血圧だと下半身太りになる

逆:下半身太りの人は低血圧である

対偶:痩せている人は高血圧である

ただ、この時点で違和感を覚える人は多いと思います。

「高血圧って、肥満の人がよくなってるやつだよね????」

そう、高血圧というと

  • 肥満
  • 塩分摂りすぎ
  • 生活習慣病
  • 心筋梗塞

などというワードがばーっと出てくると思います。しかし、高血圧と肥満の関係は

高血圧→肥満 ではなく 肥満→高血圧(2~3割) なのです!! 

肥満、それも内臓脂肪型の肥満の人(ホルモンの関係上、男性は内臓脂肪型の肥満になりやすく、女性は皮下脂肪型の肥満になりやすいと言われています)は内臓にどんどん脂肪を溜めていき、更には血管の内壁にも脂肪や流しきれなかった老廃物を溜めていってしまいます。

ここで! 最初に説明した「流れる水の量が同じ時、通る幅が狭くなると勢いが流れが早くなり血管への圧が高まる」が登場します。要は、血圧があがるのです。血圧が上がり続けると、高血圧状態が保たれたままになるようになってしまいます。

狭い道をすごい勢いで流れ続ける血液。これがもし、なんらかの衝撃で道が完全にふさがってしまったら??? そう、倒れます。最悪死にます。高血圧ってこういう仕組みだったんですね。

肥満が悪化していった結果、同時に起こりうるのが高血圧による症状、ということになるので、ここでいう「痩せている人は高血圧である」とはまた別の話になるのです。

痩せている人は血圧が高くなる何かを行っている

数学の命題を用いましたがそのままでは言葉的に違和感があるので、高血圧という言葉をやめ、血圧が高くなる何かを行っていると言い換えます。

常に高血圧状態だと、それもうただの異常なので・・・。人間は「通常運転」とそれ以外の状況に合わせた運転とで動いています。痩せている人には、血圧をあげて酸素・栄養素の運搬と水分と老廃物の排出を順調に行えるなんらかの習慣がある、と考えることにしましょう。

 

実際に痩せている人に血圧と食生活について聞いてみた内容と、その他色々な事柄を元に考えてみます。

私はただの一般人なので信じる信じないはご自由に、もちろん真偽は定かではありません。こんな考え方もあるんだなぁって感じで読んでもらえると幸いです! まぁ、自分では理にかなってると思ってますけどね!w  

てことで、次に続くっ!! (長くなったから)

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