こんにちは、きちんとしたフランス料理のフルコースを初めて食べたうたこです。
銀座にあるお高いフランス料理屋さん、エスキスに行ってきました。…いや、語弊があるな、とある機会に連れて行っていただきました。社会勉強ってやつです。
エスキス@銀座
ビルの入り口からしてキラキラしています。安倍総理からの花とか、飾ってありました。
丁重におもてなしされる経験ももちろんありませんので、私は終始挙動不審です。ワインもたくさん飲んだため記憶も曖昧ですが、美味しいお料理だけ紹介したいと思います。
こちらは豆系の何かのジュレ。前菜ですね、フランス料理というのはこういったお野菜系のムースやジュレで始まることが多いようです。
この花びらにまみれているものは、アスパラガスです。どこか特定の地域のもので、その地域を選んだことにも意味があるようでした。2種類のチーズがふりかけられており、ふんわりと濃厚な香りが漂います。
アスパラガスをこんなに慎重に食べたのは初めてです。
合間に出てくるパンです。ブレッドって言った方がかっこいいのかしら。バターも美味しかったし、塩に至っては店名であるエスキスの頭文字、「E」をかたどっていました。芸が細かい! さすが!
続きまして、ちょっと特別なウニがハムとカブに巻かれているやつ、です。スープと一緒に食べることで口の中は非常に複雑になります。
このあたりから「フランス料理というものは一皿一皿にものすごいストーリーが描かれている。そのストーリーは至極複雑で、味についても明言することが難しい」ということが分かってきました。
(下の写真はスープが注がれる前)
こちらの、一見脳みそのようなキノコ、はシェフの出身地に生えているキノコだそう。もきゅもきゅとした食感で、ソースと絡めるととても美味しかったです。
だがなにぶん見た目のインパクトがすごい。
続いて、魚の焼いたやつです。
昆布が波間を表しており、そのほかソースや、岩のように見立てたもの、海藻のようなものが添えられています。だんだんと物語が読み取れるようになってきましたね。
こちらは分断されし頭と胴体、海老です。もちろんただの海老ではなく、いい海老です。
ただただ私は、この頭部分の存在が気になってたまりませんでした。
断末魔の叫び…??
フランス料理は非常にたくさんのものを表現してくれます。
肉ですね!!!! 良質な脂の肉です。
これはなんだと思いますか?
デザートなんですって。珍しいバナナの間にチーズやトリュフを挟んだもの、です。
かすかな甘味と、チーズの塩気が何とも言えない大人なデザート。一口で食べたくなるようなサイズでしたが、10口くらいに分けて食べました。
まだデザート。こちらは南国のフルーツのムースです。ぷちぷちした種がのっていて、結構パッション! 甘酸っぱい。
最後に、雑穀米的なものものっているデザート。こちらはきっと、農家とか畑とかをイメージしているものだと思います。
フランス料理とは、絵画のようであると思いました。芸術家であるシェフが皿の上に物語を描く。
なんとも不思議な空間です。いい勉強になりました。