こんにちは、無知の知、うたこです。
私は学生の頃から「社会」に対する興味関心のなさがすごかったため、参議院が国会議事堂の中に存在することや、6年任期で半数ずつが選挙になるということなんかも先日の池上彰解説のテレビでやっとこさ思い出しました。
選挙権を得てはや8年ですが、アラサーの私にとっても選挙ってやつは「しわしわのおじちゃんおばちゃんがなんか叫んでるやつ」っていうイメージがいまだぬぐえていません。でも、いい加減ちゃんと投票するぞ! 事前に調べるぞ! と思って各政党のサイトを見てみたら、意外や意外、最近っぽいデザインのかわいいサイトが多いじゃないですか!!!! 参議院選挙に出てくる全部の党は見てられないですが、主要っぽいところを見てみようと思います。私が政治を知らなすぎるので最高にざっくりした説明ですが、どうぞお付き合いください。
自由民主党(自民党)
じみんとうです。今の総理大臣である安倍晋三さんがいる党ですね。日本ではおおむね自民党が一番強いです。
PC版サイト
2016年 参院選特設サイト|「この道を。力強く、前へ。」自由民主党
選挙情報や、公約、アベノミクスの結果と今後の目標について書いてあります。パッと見でどこにいけば何を知ることができるのかが分かり、動線に迷わずに済む作りになっています。
「この道を、力強く、前へ。」は中々素敵なキャッチコピーだなぁと思いました。自民党のやり方はまずは強い奴から引き上げろ! っていう弱肉強食な雰囲気を受けますが、このコピーにもそれが表れているかのようです。
アベノグラフィックスでは最近流行りのピクトグラムを活用した分かりやすい表現がされています。よその政党に行くと「アベノミクスのウソ!」とかって引っ張られていたりします。ほんとかうそかというよりは、見せ方の問題だろうよと思いますがね。どこの企業だって、「見せ方」って考えるもんでしょう?
スマホサイト
スマホサイトもばっちり作ってあるんですよ……見やすいし。これなら寝る前や電車の中でしっかり選挙の予習ができます。
民進党
自民党の対抗馬となっている党ですね。(アベノミクスの失敗がどうのって言ってるから、たぶんそう。)
PC版
こちらもピクトグラム風のかわいいトップでお出迎えです。フラットデザインで、最近っぽさがありますね。
キャッチコピーは「国民(あなた)と進む。」寄り添うスタイルを貫く、良く表現されたキャッチコピーですね。庶民よりです。さすがは自民党の対抗馬、真反対を攻めている感じですね。
動画コンテンツをうまく活用しており、各候補者の演説動画をトップからすぐにみることもできます。
公約については「国民との約束」という形で分かりやすく図示しています。内容はとても庶民よりといった感じがしますね。弱気を守ろう、みたいな姿勢なのでしょうか。
スマホ版
スマホ版も同様に、図が多いので見やすい印象です。動画コンテンツが多いのは通信状況の安定しないところではちょっとマイナスですが、読むよりも見る方が簡単に理解できるのでこれもまぁいい戦略なんじゃないかと思いました。
おおさか維新の会
私はこの会が「お維」と略されている部分が気になって気になって仕方ありません。ていうか、党じゃなくて会なんだ……。
PS版
古い政治を壊す。新しい政治を創る。|おおさか維新の会 2016参議院選挙
おおさか維新の会、大阪らしくとにかくお金のことにうるさいです。給料とか経費の使い道についてがっつり言及しています。
キャッチコピーは「古い政治を壊す。新しい政治を創る。」まさしく、金に汚い政治をぶっ壊してやるぜっていうことなんでしょうね。いいことだと思います。ただ、お金っていうのはひたすらにカットするのがいいことでもありません。良質な人材の確保と政治の運用のために、個人の欲望に負けずにいられる仕組みを作ってほしいですね。
ブラックジャックによろしくとコラボした漫画の動画が見れます。
何が言いたいのかはこれで大体分かります。政治家も、「政治なんて興味ねーよばーか」っていう何も考えない国民の為に手を尽くしているんですね。
スマホ版
スマホ版も、しっかり作ってあります。全体的にフラットデザインで、動画コンテンツもしっかり見れました。
日本のこころを大切にする党
演説カーから流れている歌が衝撃的にダサかった党です。でも言ってることは変じゃないと思う。ちょっと古臭いけどね。それでも日本がオリジナルの日本であるためには大事なことだよなぁとも思う。でも、党の名前と歌は衝撃的にダサい。
PC版
アクセスすると最初に出てくるのがこのページ! ちょっとびっくりしました。でも、このあふれてくる文言には「確かに……」と思っちゃうところもある。
制作は自民党に近い感じ。でも、多分まだ主力の党じゃないからアイデア担当な部分があるような気がする! この消費税マイレージっていうのは結構面白いなと思った。
運用できねーだろwwwwというツッコミはさておき、アイデアとしてはいいなぁ~と思いました。「ポイント溜まるし」が購買の理由にもなったりするわけだからね。考えた人は庶民派なんだろうな。楽天市場とかヨドバシカメラとか愛用してそうだわ。
スマホ版
スマホ版だと最初のいろんな言葉は出てきませんでした。このトップだけだとちょっと怖いんだけど、でも言ってることは「そりゃその通りだわ」って感じなの。
そりゃね、会社にだって社会にだって、家族にだって友達にだって不満って持つことあると思うけど、最終的には「まぁでもこの会社好きだしな~」とか「でも家族なんだし」みたいなところに帰ってきたくなる気持ちってやつ? そういうのを持てるようにしよう! って言ってるなら、それはその通りだと思うんだな。
日本共産党
こちらも自民党の対抗馬となる党のようです。アベノミクスは失敗だー! って叫んでるところが大体「野党」、与党と野党の違いも今知りましたけど、政治の実行権(議席数)持ってるところが与党で、持ってないけど注意したりちゃちゃいれたりするのが野党なんだね! そもそもは暴走を止めるためとかそういうんだったんだろうけど、今はなんだか利権争いで邪魔しいしてるみたいにも見えちゃう。そうでないことを祈るばかり。
PC版
このサイトだけです。ピンクがベースになっているのは!!!!
さわやかさという意味合いでは、空の画像とかブルー系の配色を使っている党ばかりなのですが、共産党はピンク!!!! どう見ても、意識しているのは「女子高生」!
このままじゃだめだ~ってことで、改革のプランが書いてあります。大企業やお金持ちは幸せだけど、今、庶民はめっちゃ苦しめられてるよ。だから助けてあげる! みたいな感じですね。
スマホ版
こちらの方がよりピンクのかわいい感じが強いですね。18歳と19歳を取り込むつもりなのでしょうか。改革プランも、他の党に比べるとシンプルに書かれているので小難しくなくて受け入れやすそうです。
公明党
一番真面目な印象を受けたサイトが、公明党でした。
PC版
ロックンローラーってどういう意味や……。一見真面目なサイトではあるんですが、動画コンテンツやストーリー性のあるものでの説明など、こちらも分かりやすさに関してはかなり気合を入れている模様。
キャッチコピーは「希望が、ゆきわたる国へ。」です。まぁ確かに、絶望感や悲壮感漂いまくってますからね。お金持ちだけに希望があるのではなく、隅々までという意味で庶民の側に立とうとしていることが読み取れます。
ていうかみんなキャッチコピー上手いよな。
個人消費を増やすために収入を上げること、子供・若者・女性を救えー! 的な流れです。
スマホ版
スマホ版は結構固い感じです。
まとめ
ということで、主要っぽい党のWEBサイトを見比べてみました。「政治って分かりにくいからやだ~。」「政治家はもっと分かりやすくする努力をすべき」とかってもう言えないね!!!! 十分分かりやすいような努力がなされていました。
ていうかこれらのサイト見ても意味わかんなかったら、それは国民の頭が悪すぎってことになると思う。うん。
まぁでも、この中でどれがいいの悪いのを考えようと思ったら、国民にはしっかり思考する能力が必要な訳だし、そう考えるとやっぱり難しいことに変わりはないのかな。
私が思ったのは、国にはいろんな状態の人がいるわけで、どこから救うのかを判断するのがまずめちゃくちゃ難しいってこと。すぐに成果がでるかどうか、で考えると元々できているところにさらに力を加えるのが早いよね、きっと。頭のいい子供と本当に物わかりの悪い子供に同じように物を教える時、どっちに手をかけたくなるか? って考えるとなんとなく想像がつきそう。
本当に悪い部分に真剣に手をかければ、劇的な変化は得られるかもしれないけど、時間も手間もお金もめちゃくちゃかかる。もし、それで成果が得られなかったら?? ハイリスクハイリターンってやつなんだよね。
ひとまずできるところから引っ張り上げているのが自民党と公明党で、その周りで方向性は同じだけどアイデア部門を担当しているのが日本のこころとかおおさか維新の会、そして「できる子たち」に手をかけてばかりなのにいらついている「庶民」の味方になることで対抗勢力として戦略を立てているのが民進党とか共産党ってことなのかな。
成績のいい奴らにばっかり勉強を教えるのは不公平だ! 私たちにだって、勉強して賢くなる権利はある!!! 分かんないところは丁寧に教えろぉ!
「なら自分で勉強して上がってこい!」の国になるのか、「ごめんね、優しく教えてあげるからね」の国になるのか。どっちがいいんだろうなぁ。
そんなことを考えながら、日曜はわくわくしながら選挙に行こうと思います。投票結果の特番と、解説も絶対面白いだろうから楽しみだね!!
(↑私は多分これ見る。ほんとに知識ないから分かりやすくて助かる。)
それではみなさん、よい選挙を。