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居酒屋の選び方で知る、外れない人生と大当たりを狙う人生

こんにちは、お金を払って摂取するカロリーにうるさいうたこです。

私は事前にお店を決めずにその場でいい感じの店を見つけて入る、というのがとても苦手です。下手な居酒屋に入って、美味くもないものを高い値段で食べさせられたらどうしよう…と思ってしまうからです。

どうせ同じ「食べる」であれば、美味しいもの、体に良いもの、値段に見合ったものを食べたいと思います。だって、アラサーはここから先の消化酵素の限界も見えてるし…美味しくないものを体に入れたくないの!!! 

という面倒な人間なので、デートの際にはいつも迷惑をかけてばかりです。

外れない人生と大当たりを狙う人生

私が物事を選ぶときには、いつも必ず「大当たり」を狙っています。その時々で数少ない最善の選択肢選ぶというやり方です。普段の買い物、お店選びから引っ越しや転職先探しのライフイベントまで、一貫してそうです。

もちろん大当たりを引けたときの喜びと満足感は大きいですが、人生はそう簡単に上手くはいかないもの。「大当たりを引けなかった…」というしこりがその後も残り続けることもあります。まぁ、嫌だと思ったらまたくじを引きに行けばいいだけの話なので、引きに行きますが。

私はこれが割と一般的な考え方だと思っていたのですが、どうやら「外れを引かない」という人生の選び方があるということを知りました。

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「外れを引かない」

これはどういうことかを居酒屋選びを例に出して説明しますと…「マズイお店を排除する」ということになります。居酒屋選びで「マズイお店を排除する」というのはそこまで難しいことではないですよね。そもそもお店をやっていられる=ある程度の料理クオリティでお客さんが来てくれているということになるので、お店としてやっている以上はほとんどのお店が「外れではない」お店になるんです。

この考え方でいくと、チェーン店も見方が変わってきます。新しい土地や、普段降りない駅で店探しをするとき、何も情報がなくてもチェーン店であれば全国的にある程度のクオリティは保たれている=マズくはないから選択肢として大有り! になるんです。

「大当たりを狙う」派の私は、ある一定のクオリティ”しかないとわかっている”チェーン店は即刻除外になるので驚きでした。

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この「外れを引かない」の考え方のすごいところは、世の中において数少ない「外れ」以外が全て選択肢に入ってくるということです。広い選択肢の中からどれを選んでも幸せ。幸福指数がめちゃくちゃ高いんですよね。「俺の味覚には美味いとめっちゃ美味いしかない」とかいう人なんです。

幸せを獲得できる確率でいうと、こんなことになります。

「大当たりを狙う」:大当たり1割で、あとは全部外れ→幸せ確率10%

「外れを引かない」:外れ1割を除き、9割が当たり→幸せ確率90%

この違いって、相当大きいと思いませんか? 

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選択の仕方には癖がある

外れない人生と、大当たりを狙う人生。どちらが良いとか悪いとかそういう話ではありません。ただ、そういう風に選択肢の選び方にも癖というのがあって、価値観の違いとして大きく影響してくるんだなあという事実を、知っているかどうかだと思います。

長年恋人ができない人は、大当たりを狙い過ぎていないだろうか? っていうかもしかしてくじ引きに参加していないのではないだろうか? 仕事が決まらないのも、大当たりを狙い過ぎてはいないだろうか…ってな具合に。

しかしながら、人生には妥協できない、大当たりを狙うポイントももちろんある! 「外れない」で最低ラインを決めて「大当たり」で最高ラインを決めて、その中で自分の得たいものを得るために調整するということができるようになれば一番なのかもしれません。

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ところでこの居酒屋さん、新宿で適当に入ったお店で名前も忘れてしまったんですが、全体的に割高でご飯も特筆するほどは美味しくなくて(いや、普通に美味しいのは普通に美味しい。きゃー!びっくり!っていう美味しさでないというだけ)大当たりを引けなかった…と私はかなり悶々としていました。

でも、最後のタルタル鳥南蛮は結構美味しかったので。

 

「うん、タルタル鳥南蛮は当たりだったし横ならび席だったから会話もしやすかった。せっかく見たシン・ゴジラの話を掘り下げたかったし居酒屋に行った選択は正解だった。なんなら山芋わさびも美味しかった。タルタルは手作りだったし、手間暇かかっているからちょっと割高なんだろう。いや、いいお店だったじゃないか。」

 

と、そうして心に折り合いをつけたのでした。「大当たりを狙う人生」が癖になっている私は幸せ確率も割と低いし、面倒くさいなぁと思いますが、そんな自分にも折り合いをつけて生きていく所存です。