せっかく金沢に来たからには食べたい、辻口シェフのケーキ!! NHK朝ドラ「まれ」のスイーツを監修したことでも有名な辻口博啓さんの『LE MUSSE DE H(ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)』です。
LE MUSSE DE H(ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)
こちらのお店のこだわりは、能登や金沢の地元天然素材をふんだんに使用していること。
揚げ浜塩田方式で精製される「珠洲の揚げ浜天然塩」や低タンパク高アミノ酸の「輪島産発芽玄米」など、地産地消を掲げてスイーツを製作しています。
「まれ」で土屋太鳳さんにパティシエとしての製菓指導も行ったという辻口さんは、数々のコンクールにて優勝経験をもつ世界的なパティシエです。
でも実は、実家は和菓子屋さんでした。18歳の頃から東京都内のフランス菓子店で修行をし、本場フランスでも修行を重ね、世界大会には日本代表として出場し優勝しています。
モンサンクレールのオーナーシェフとして様々なブランドを展開している、端的にいうとすごいパティシエです。
今回は、そんな辻口さんの名前を背負った辻口シューと、辻口ロールを買って食べてみることにしました。
ちなみに私、先ほど『OFUKU』にてケーキを2つ食べたばかりです。
『LE MUSSE DE H(ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)』は石川県立美術館内にあるため、疲労困憊で座り込んでしまった友人と、美術館を見たい友人と、ケーキが食べたい私とで束の間のフリータイムです。
箱を開けました。
こちらが、辻口ロールです。一切れ324円です。
生クリームだけでなく、バニラビーンズの見え隠れするカスタードクリームも一緒に巻かれていることがわかります。
食べます。
濃厚な卵を感じるスポンジに、シンプルな生クリームと洋酒が香るカスタードクリームが見事にマッチしています。スポンジとカスタードクリームのキャラクターが濃いめなのですが、それをシンプルな生クリームがまとめあげている感じ!
ロールケーキといえば生クリームが主役になりがちですが、驚くことにこのロールケーキにおいては生クリームが脇役!!!! 食べてびっくりしました。
辻口ロール一つで、辻口シェフのヤバさを思い知らされましたが、続いて辻口シューをいただきます。
サックサクの生地に、アイボリー色をした生クリームに近いカスタードクリームが入っています。こちらも、シュークリームといえば中に入っているクリームが主役だろう…? という予想を裏切ってきました。
このクリーム、かなりシンプルであっさりしています。甘めに作られているサクサクシュー皮をめちゃくちゃ引き立てる! むしろシュー皮が主役…!!
『OFUKU』の和菓子的な組み立ての味も美味しかったけれど、はっきりとした対比が描かれた辻口シェフのケーキの美味しさはやはり圧倒的でした。食べた人をびっくりさせる。
そして、この2店舗によって金沢スイーツの強さが分かりました。すごいぞ、金沢!
店舗情報
アクセス | 石川県立美術館内 |
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営業時間 | 10:00~19:00(L.O.18:30) |
定休日 | 年中無休 |