引き続き、埼玉県熊谷市の籠原よりお送りします。
たまに訪れる土地って、どんな飲食店があってどれくらいのレベルでしのぎを削っているのか気になって仕方がありません。
「美味しさ」って結局「周りの店と比較して」磨かれていくもので、だからこそ東京の中心地にある飲食店は少しでも味が落ちるとお客さんが離れるから常に高みを目指してどんどん美味しくなるし、放っておいてもお客さんがくるような観光地では味は「普通」か、「この金額にしては美味しくない」になりがちです。
さて、籠原はあまり飲食店の数は多くありません。『純手打うどん利休』は美味しかったですが、こちらのインド料理のお店はどうなのでしょうか?
Rani(ラニー)@籠原
赤い外装が目を引くお店です。店内はゆるっとした雰囲気が漂い、インドなのかなんなのか、異国っぽい装飾品がちらほらと並んでいます。
カウンター席もありました。
テーブルには昭和の時代を思わせるビニール製のテーブルクロスがかけられています。
でも、わかる。私の地元の飲食店もこういう感じ、多い。
ランチタイムには色々とメニューがありました。フルコンボのセットは1,330円(税抜)なので、価格帯は東京都内と同じくらいの感覚です。
立地を考えると強気だな? と思いますね。
私は1,000円前後の3種のカレーのセットにしました。カレーの他にデザートとスープが付いています。
インドカレーのこの銀色の食器、家でも使ったら楽しそうだなぁっていつも思います。
左からほうれん草のカレー(サグカレー)、キーマカレー、バターチキンの定番3種類です。
味は、もちろん美味しくないわけではないのですがどこか曖昧ではっきりしない感じ。視力0.6の人の視界のようでした。
あともうちょっと見えればいいのに…!! あとちょっと押してくれれば…! そんな感じでした。
ナンも、あとちょっとパリッとしていたりあとちょっともっちりしていれば絶対に美味しかったと思います。ちぎれる時にふわっとする感じではなく、モニャーンっとちぎれる感じでした。
やっぱり、美味しいものは競争の中から生まれてくるのだと思います。飲食店の数が少ないと必然的にプロ同士の戦いが減り、家庭料理との戦いになってきます。
家庭料理と戦えば、『Rani(ラニー)』のインド料理は美味しいです。
どこで戦うか、誰と戦うかというのは、本当に大切な要素ですね…。
店舗情報
アクセス | 籠原駅より国道17号沿いに徒歩8分 |
---|---|
営業時間 | 10:30~22:00 |
定休日 | 無休 |