茨城県石岡市で、粗挽き十割蕎麦を食べられるお店があったので行って見ました。
店名は『猪口才』です。
「猪口才」とは、ちょっとした才能が元の意味でしたが、そこから「利口ぶって生意気」という意味になり、小生意気な人や小賢しい人に対して「猪口才な」と言うようになったそうです。
利口ぶって生意気なお蕎麦、いただきましょう!
猪口才@茨城県石岡市
粗挽き十割のお蕎麦は土日限定、しかも10食だけ!! これは食べてみたい。
十割蕎麦は生粉打ちの蕎麦とも言われています。100%そば粉の旨味を味わえる蕎麦です。
そば粉にはつなぎの小麦粉がないとまとまらないのでは? と思われる方も多いですが、そば粉はそば粉だけでも十分繋がる力があります。
大事なのは水の加減! それがめちゃくちゃ難しいのだそうです。
『猪口才』ではその日に使うそば粉を毎日石臼で挽き、打ち立てで提供しています。
蕎麦の実の雑穀感や香り、甘みをしっかり感じられるようにできる限り粗挽きで挽いてあります。十割蕎麦ではないお蕎麦も、外1の割合でつなぎを使用し、のどごしよく仕上げています。
つゆは鰹節専門店から仕入れた数種類の節から丁寧に出汁をとり、こだわりの正油、みりんを使った独自のかえしと合わせて粗挽き蕎麦によく絡むように仕上げています。
メニューはこんな感じです。どれも美味しそう。
こちらが、土日限定の粗挽き十割蕎麦!! 確かに色が黒っぽく、つぶつぶとした蕎麦の実も見えます。
そば粉十割なので若干ざらついた食感があります。そば粉のつぶつぶ感も感じられます。かみごたえも結構しっかりある感じです。
その荒々しい感じがなんとも言えず美味しい! 香りが抜けていきます。
こちらは夫が注文した納豆おろし蕎麦です。外1と言うだけあって、こちらも黒っぽい見た目をしています。
納豆とおろしとのコンビネーションが最高だった、と夫は言っていました。
粗挽き十割と比べると、表面も少しつるんとしています。つなぎのあるなしで見た目にもこんなに違いがあるんですね。
そして最後のそば湯! これがまた、めちゃくちゃ美味しかったです。かなりどろっとしたそば湯で、片栗粉でも入っているのかと思うほど。
そばを茹でた後の茹で汁がこんなにも濃厚な味わいになるなんて、驚きでした。
そば湯も二人で全部飲みきって、お腹いっぱいで店を後にしました。
店舗情報
アクセス | 石岡駅より徒歩14分 |
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営業時間 | 11:30~15:00 (14;30ラストオーダー) 17:00~21:00 (20:30ラストオーダー) 昼・夜共に売り切れ次第で終了 |
定休日 | 不定休 |