17世紀後半、女帝マリア・テレジアの命により増改築され、皇帝一家の夏の離宮として使われたシェーンブルン宮殿は、ホーフブルク宮殿とともにウィーン訪問の際の必見スポットです。
シェーンブルン宮殿は「夏の離宮」だけあって、ウィーンの中心地からは少し離れており、電車でSCHÖNBRUNN駅までいき、そこから徒歩5分ほど歩きます。
でも、ちょっと遠くに行くならついでに何かお店に立ち寄りたいですよね?!
シェーンブルン宮殿を訪れる前の腹ごしらえには映画寅さんのウィーン訪問でも登場した『CAFE DOMMAYER(カフェ ドゥマイヤー)』がおすすめです。
SCHÖNBRUNN駅の一つ先、Hietzing駅で降りて歩いて向かいます。のんびりとした住宅地の中に、立派な佇まいで現れるカフェです。


店内のショーケースにはキラキラと可愛らしい焼き菓子やケーキがいっぱい並んでいます!!



可愛い!!!
こちらはウィーンの伝統的なお菓子、タプフェルストゥーデルです。チーズケーキのパイ包みのようなものです。
こちらも伝統的なアプフェルストゥーデル。りんごのパイ包みです。簡単にいうとアップルパイのようなものです。りんごとシナモンの他、レーズンなども入っています。
朝食のメニューはこちらです。かなり盛りだくさんな内容で、11〜12ユーロ。日本円にすると1,500円くらいなので贅沢な朝ごはんです。
私はヨーロッパのあっさりとしたチーズがかなり気に入ってしまったので、チーズとフルーツがたくさん入っているメニューにしました。
店内はビロードのソファが並び、シックでモダンな雰囲気です。
かなり広々していて、朝はそんなに人も多くありません。
カイザーゼンメルやクロワッサンなどのパンがでてきました。一応二人分ですが……パンだけでお腹いっぱいになるだけの量があります。
これは夫の頼んだメニューについていたチーズとハムです。チーズとハムは定番のようですね。
またしても、クリームなしにしてくれという英語が話せずにクリームたっぷりになってしまったコーヒーがでてきました。
夫は観念した様子で飲んでいます。口周りにクリームをつけて微笑み合うさまは、まさしく新婚旅行中の夫婦にふさわしい1ページと言えましょう。
これも、夫のセットの卵です。こういう形で出てくる卵、ヨーロッパぽさがあります。
このお皿、卵以外には使えないし重ねてしまいづらそうだし、一般家庭にはなかなかハードルが高い一枚です。
こちらが私の、チーズとフルーツのセットです!! スライスチーズ、モッツァレラチーズ、クリームチーズがあります。
そして、ヨーグルトとフルーツ。めちゃくちゃ美味しかったですが、とにかく量が多くて、そりゃこれだけ食べてれば大きくなるよ、ヨーロッパ……と思いました。
ちなみに、オーストリアでは一日に3,650kcalほど摂取されているらしく、日本人の1日の摂取カロリー1,800~2,200kcalと比べると約1.8倍!!!!! そりゃ、お腹いっぱいにもなるし、太りもするね。
お腹いっぱいになったところで裏庭に出ると、これまた素敵な景色が広がっていました。
ここ、寅さんがウィーンに来た時に訪れたそうな…?
道の中にも銅像が立っていたりします。さて、お腹いっぱいになったところでシェーンブルン宮殿に向かいましょう!