ついにやってきました、ホテルザッハーです。ザッハトルテの発祥店と言われている 『DEMEL(デメル)』と『カフェザッハー』、両方のザッハトルテを食べ比べしてみせると意気込んでやってきたウィーン。
すでに『DEMEL(デメル)』の方は食べてきました。果たしてザッハーの実力やいかに!
カフェザッハー
カフェザッハーはホテルザッハーに併設されているカフェです。ホテルザッハーは高級ホテルなので今回は全く泊まる予定もありませんでしたが、いつか泊まれるといいなと思います。
お店に入るまでは15分ほど並んで待ちました。炎天下の中だったので結構きつかったです。さすがは有名店、観光客ももちろん多いのですが、地元の人っぽい人たちもいました。
ていうか日本人がめっちゃいました。
お目当てはもちろんザッハトルテです。ショーケースにはいろんなケーキが並んでいました。
タプフェルストゥーデル、毎回お腹いっぱいで食べられないんですが、クリームたっぷりの美味しそうなケーキです。
その中に、オリジナルザッハーなるものがあり、「え、ザッハトルテのさらに元祖っていうことなの? オリジナルってどういうこと?」と、気になって気になって、店員さんに拙い英語で尋ねました。
「ホワッツ ディファレント オブ ズィス エンド ズィス」(絶対文法間違ってる。)
すると店員さんは、嬉しそうに「よくぞ聞いてくれたね! 全く違うよ!! こっちは〜……(あまり聞き取れない)」と答えてくれたので、どちらも注文してみることにしました。


こちらは飲み物のメニュー。毎度のことながら、ほぼ生クリームが入っています。
ここでも生クリームなしを注文できなかった夫は、苦しみながらケーキと飲み物に手をつけていました。


ザッハーとオリジナルザッハーの違いはこちら。
どちらも「オリジナル」が入っていてややこしいのですが、右側の円柱型のオリジナルザッハーは、どちらかというとクーヘン(焼き菓子)っぽいもののようです。
あとはとにかく食べてみましょう。
飲み物は相変わらず、甘かったです。甘いお菓子には苦いコーヒーを合わせようなんて考え方はこの国には存在しないようです。
甘いものが大好きな私も、朝から晩までずっと食べていることもあってだんだん苦しくなってきました。
でも、夫の手前「甘いものを嬉々として食べる」のをやめるわけにはいきません。ここまできたら意地です。
こっちにはシガレットタイプのお菓子まで刺さっていました。
ウィーンは日本人を丸々と太らせて食べる気でしょうか。
そしてお待ちかねの!!! ザッハーのザッハトルテです!!!!
ホイップクリームが添えられているのは『DEMEL(デメル)』と同じです。ケーキの甘さをホイップクリームで中和するスタイル、斬新です。
ザッハーのザッハトルテは、コーティング部分はちゃんとチョコレートの味がして、生地もしっとり、アプリコットジャムがよくなじんでいて美味しかったです!!!
個人的にはこっちのザッハトルテの方が好きです。お土産にも買って帰りました。その後、オーストリアからはるばる、上野で食べました。
こちらがもう一つのザッハーです。
アーモンドっぽい香りもしつつ、生地はかなりもさもさしています。こりゃ確かに全く違うもんだ。焼き菓子っていう感じでした。
好みではありませんでしたが、カフェザッハー、美味しい!! ここはウィーンに来たら絶対行くべきです。