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ミュルツツーシュラークの鉄道博物館「Agentur-SÜDBAHN Museum」(その2)

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「Agentur-SÜDBAHN Museum」

続いて、屋外を通って移動して来た車両庫です。昔レールの上を引っ張って荷物を運んでいたであろう車両から、

 

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徐々に進化していく車両の様子をみることができました。

ただし、英語がほとんどないので全て雰囲気で感じ取ります。

 

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あまりにもよくわからないので、ネットで簡単に調べた鉄道の歴史と共にお送りしようと思います。

一番古い鉄道の登場は、16世紀にまでさかのぼります。鉱山内における馬の引く輸送車両が一番最初だと言われています。

 

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18世紀後半、イギリスでは蒸気機関を中心とした産業革命が起こり、経済のあらゆる方面に多大なる影響を及ぼしました。

人間や物資の移動手段を大きく変え、綿工業は機械化、大量の物資の輸送が必要になったため、道路や運河の建設・整備も同時に行われました。

蒸気機関車、鉄道、蒸気船の登場は輸送時間を短縮し、輸送量を増大させました。それは、鉄と石炭と蒸気という新しい時代の訪れでもあったのです。

 

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私が生きている間に見た、世界を変えるようなものの登場といえば「インターネット」の普及でしたが、昔の人も蒸気機関車に「すごく便利だけど、一つ誤ると命を落とす」もの、新しくて恐ろしいものという印象を抱いていたのでしょう。

 

私たちも、「インターネット」はめちゃくちゃ便利で、新しい生き方をたくさん増やしてくれましたが、扱い方によっては事件や事故に巻き込まれてしまう恐ろしい側面を持っていることも理解しています。

 

新しい技術と、どう付き合うか。結局はそこに尽きるのだろうなぁ……と、鉄道の歴史を眺めながらそんなことを考えていました。

 

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ちなみに、車両庫の中はかなりひんやりとしていて涼しいです。こういう博物館ってその時代の空気丸ごと閉じ込めてしまっているかのようで、ちょっと怖いですよね。

 

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いろんな機関車がありましたが、どれもゴツゴツと色々なパーツが付いていて、いつの時代もそうだけどこういうものを作っちゃう人ってまじで頭ヤベェな……と思いました。

 

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なぜか、スタッフの人が楽しそうに写真を撮っている展示スペースもありました。

 

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悪魔のコスプレをしている人もいます。

 

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このお姉さんは、受付にいた人です。

 

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登っていいのか、それ。

 

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無骨な男たちが汗水垂らして働いていたんだろう、と思うとそれだけでもかっこいい。

 

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目がまん丸で可愛いです。

 

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これは一体何なんでしょうね。

今時の若者は缶切りも使えんらしい、と言って嘆いている老人たちも、この写真に写っているものが何なのかはきっと分からないでしょう。その姿を見て、きっとすでに死んでしまっている老人たちは「今時の老人は」と嘆くことでしょう。

 

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機関車トーマスに登場するには目つきの悪すぎる機関車。

 

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羽根つき餃子が食べたくなるような見た目をしている機関車。

 

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とにかく、英語の解説もないため全然何が何だか分かりません。ただ、これだけの量の展示があるっていうのは、結構すごいことなのではないでしょうか? 

広大な土地を使用しています。ミュルツツーシュラークだからこそできることであるように思います。

鉄道が好きな方は、色々と予習してから行くとなおさら楽しいと思います。7ユーロっていうのも結構お安いと思うので、ウィーンの街中に飽きた時にはぜひどうぞ。

サイトも全部ドイツ語です。2017年11月1日から2018年3月23日は閉鎖しているとのことなので、冬季は休業なのかも。

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