伊豆箱根鉄道の三島広小路駅より徒歩1分のところにあるうなぎの老舗『うなぎ 桜家』に行ってきました。このあたりはやたらとうなぎ屋を立ち並び、街中がうなぎの良い香りに包まれている場所です。
中でも『うなぎ 桜家』はかなりの人気で、店内には100席もある結構大きなお店であるにもかかわらず、外には順番を待つ人たちがかなりたくさんいました。
『うなぎ 桜家』はなんと創業安政三年、つまり今から162年前に創業したお店です。ちょっともう意味が分からないですね。
うなぎ 桜家@三島広小路
うなぎといえば、今や絶滅の危機にひんしている生き物です。にも関わらず、日本人は狂ったようにうなぎを食べます。ニホンウナギの稚魚である「シラスウナギ」はほとんどとれない状況になっており、漁獲量は過去最低。
平成30年3月からは、苦渋の決断でこちらのお店でも値上げが敢行されたそうです。
もうこうなったらさ、穴子たべよ、穴子。
予約をしていた我々は、予約時間になるとすっと入ることができました。1階は座敷とテーブルの席があります。
2階は座敷のみです。店内はかなり広々としていました。広いけれど、常にお客さんでいっぱいというわけではなく、お料理の提供に合わせてお客さんを通しているようです。
さて、それでは、大人数で行ったので色々と食べていきたいと思います。
う巻きです。うなぎを卵焼きに巻き込んでしまうという、カジュアルながらも罪深い料理です。
骨せんべい、鰻きも時雨煮、奥にあるちょっと洋風なお皿はうなぎハムです。どこまでもうなぎづくし!!
うざくはスッキリとしていて美味しい!!! 個人的ヒットでした。
肝吸いです。お腹いっぱいになってきましたが、まだ本陣には到達していません。
そうしてようやくうな重です。鰻は2枚入のものにしました。2枚入で3,750円です。(※なお、現在はこの金額から値上がりしている模様。)
『うなぎ 桜家』では、富士の雪解け水である地下水を仕入れた鰻に数日間流し、締めるところから料理を始めています。蒲焼きは白焼きの状態で味の8割が決まってしまうため、最も大切なのは「水」なのです。
そんな手間隙かけて料理されたうなぎ、いただきます。そこまで厚みがあるわけではなく、シンプルなたたずまいです。小骨がちょっと多いので気をつけてください。ふわっと優しいお味でした。
山椒がこれまた美味しくて、一緒に食べるのにぴったりでした。
なお、これだけの価格帯のうなぎですがカード利用不可なので訪れる際には充分な現金のご用意を!
店舗情報
アクセス | 伊豆箱根鉄道の三島広小路駅より徒歩1分 三島駅より徒歩10分 |
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営業時間 | 11:00~20:00 ※15:30~17:00は仕込みのため準備中になることもあり |
定休日 | 水曜日(祝日の場合営業) |