初めてのDIYで、脱衣所に棚を作ってみることにしました。
脱衣所の棚をDIYする
中古マンションを独自にリノベーションし、引っ越してから約8ヶ月。生活はそれなりに整えてきましたが、「まぁ、とりあえずなんとかなってるしいっか……」で放置していたところもいくつかありました。
その一つが、脱衣所!!
本当は棚を取り付けておきたかったのですが、予算オーバーの兼ね合いで「とりあえず下地にベニヤ板だけ入れておいて、後からDIYできるようにしておく」にとどめるしかありませんでした。
こんな感じで、床にカゴをおいて着替えやタオルを入れるっていう感じでした。地味に埃もたまるし、見た目もスマートじゃないし、これから着るパジャマが床についたりするとなんとなく嫌だし……。
という事で、赤子がこの世に生を受ける前にここに棚を作ることにしました!!!
DIYを始める前に
ちなみに、DIYは初めてです。
課題抽出
DIYとは、課題を見つけ出し、最適な解決策を検討し、実施すること。今回の課題は「脱衣所に棚がなく収納スペースが不足している」というもの。
リノベーション時にベニヤ板を入れてあるので、下地は問題なく棚の取り付けが可能です。
次の問題は、我が家の脱衣所がまぁまぁ狭くて左にはトイレ、右側にはお風呂があるということです。
さらに、体重計を設置してお風呂上がりにはさっと体重が測れるようにしたい……棚と体がぶつからず、圧迫感も感じず、その上で収納を最大化できる棚の大きさとは……?!
棚についての検討
棚を取り付けると決めたものの、どんな棚にするのかも全て自分で考えなければなりません。
まずは、棚の活用方法を考えます。私は脱衣所におくこの棚で何がしたいのか……?
- パジャマなどの着替えを置きたい
- お風呂用のタオルを置きたい
- 洗濯洗剤のストック、お風呂やトイレのお掃除グッズを収納したい
これだけできれば十分、という事で棚の数は3段にすることにしました。
現在使用しているタオルはバスタオルではなく34cm×80cmのフェイスタオル。
ローテーションしているタオルの枚数は8枚なので、全てのタオルを置くためには最低でも奥行き30cm、幅35cm必要です。
さらに、お掃除用品を収納しているのはIKEAのTJENA(ティエナ)なので、30cm×30cmは必須ということになります。
しかしここで、天井の梁が邪魔になります。お掃除用品やストックは使用頻度が低いので高い位置に収納したいですが、梁が邪魔。梁の横に30cm角の収納ボックスを置くためには……棚の幅は45cm必要です。
横幅45cmは果たして体重計を置いても邪魔にならず、圧迫感を感じずにすむサイズなのでしょうか? 計測、そしてシュミレーションを重ねました。
なんとかいけそう。
奥行きは余裕を持って、35cmに設定することにしました。これでTJENA(ティエナ)の収納ボックスは余裕を持って置けますし、着替えなどをちょっと適当に置いても大丈夫なくらいの十分なスペースを確保できました。
「脱衣所の収納不足」を解決するために「奥行き350mm、幅450mmの棚を3段設置」するぞ!
では次に、どんな板を棚にして、どんな棚柱と棚受けを使用するのかをひたすらにネット検索します。
棚の素材を購入する
棚の取り付け方には色々あります。そもそも壁に穴を開けず突っ張り棒を立てて棚を取り付ける、置き型の棚を置く、棚板と棚受けで固定棚を取り付ける、壁に棚柱をつけて棚板に棚受けをつけて稼働棚にする……
高さの調節はできるようにしたかったので、今回は「稼働棚」に挑戦です。
稼働棚の場合、両端に棚柱を設置して橋渡しのように棚をつける方法と、棚板に棚受けを取り付けて設置場所を変えられる棚柱に設置する方法とがありました。
今回は端から端までの設置は不可能なので、必然的に「棚板に棚受けを取り付けて設置場所を変えられる棚柱に設置する」ことになりました。
DIYなんて初めてなので、そのために一体どんな「棚柱」「棚受け」「棚板」を用意すればいいのかもさっぱり分かりません。いくつかのDIYブログを読み漁り、「ロイヤル」という棚柱と棚受けが使いやすそうだということが分かりました。
参考にさせていただきました!
これなら簡単!棚柱を使って、DIYで壁に棚を設置しました。 - Simplife+
では、みんな大好き楽天市場で棚柱と棚受けを探します。
3段分の棚を取り付けること、ある程度高さの変更を行うことを加味して長さは900にしました。家全体がシルバー系の色合いなので、こちらももちろんシルバーで統一。
なお、ロイヤルのチャンネルサポートは上下が定まっているためカットができません。必要な長さのものを2本購入しましょう。
次に、棚柱に合う棚受けを購入します。棚柱と棚受けは同じメーカーのもので揃えるのが鉄則! でないと、ハマらないです。
棚板の奥行きが350mmなので、棚受けもしっかり長さをとって300mmにしました。左右セットなので、3段分で3つ購入します。
そして、最後に化粧板です!
サイズが1mm単位でオーダーできる化粧板がありました。しかも3枚セットだとちょっとお得! 色も8食から選べます。設置する場所に合わせて私は「黒(銀河)」を選びました。これだけ種類があれば合うものが見つかるのではないでしょうか。
さらに、追加料金でテープ処理も行ってくれます。テープ処理とは、棚板の側面を木材むき出しではなくきちんと隠してくれる処理のこと。
壁の端から端まで棚で埋め尽くす場合には必要ないかもしれませんが、今回のように棚板の側面が見えてしまう場合はテープ処理をしておいた方が断然美しいです。
これで必要なものは準備完了! かと思っていたのですが、作成中に不足がでたので先に紹介しておきます。買い忘れていたのは、棚板に棚受けを取り付けるための木ネジです。木ネジは、先が尖っていて木材をゴリゴリ削りながら入っていくネジのこと。
棚板が15mmしかないので木ネジは棚受けの厚さ2〜3mmを考慮して16mmのものにしました。楽天市場の方では、首下12mmのネジがおすすめされています。私の購入した16mmの木ネジは首上までで16mmだったので棚板を貫通させることなくしっかり固定することができました。↓こういうやつ
エスコ
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買い足しになったので東急ハンズで16本入りを144円で買いました。
そして最後に、電動ドライバーは本当に必須です。購入すると高いのでコーナンでレンタルしました。2泊3日で324円!(税込)
脱衣所棚作るためにかかったお金(税込)
- 棚柱×2本 972円
- 棚受け×3セット 3,175円
- 化粧板×3枚 4,752円
- 化粧板テープ処理×3枚 648円
- ネジ(棚柱固定用)50本入り 486円
- 送料 900円
- ネジ(棚受け固定用)16本入り 144円
- 電動ドライバーレンタル(2泊3日) 324円
合計 11,401円 (+私の労力)
1万円ちょっとで材料が揃いました。人に頼むともっとお金がかかることでしょう。
準備編まとめ
脱衣所に置ける課題を抽出し、解決策を導き出したうたこ。実際に棚取り付けのための資材購入も完了し、準備は万端! 果たして上手に棚を取り付けることはできるのか?!
実践編につづくっ!