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【妊娠8ヶ月のDIY】脱衣所に壁面収納棚を作る【実践編】

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さて、準備編をお読みいただいたみなさんありがとうございます。早速、計画した通りに棚を取り付けていこうと思います。

なお、脱衣所の取り付けを計画し始めたのが3月頃、資材の購入は4月15日、ものが手元に届いたのが4月20日、そして棚が完成したのが4月29日です。かなりの長期戦でした。

 

 

 

脱衣所に棚をとりつけよう! 

ものは揃った。だがしかし、一体どこから手をつければいいものなのか、これまで一度もDIYをしたことのない私にはさっぱり検討がつきません。

 

棚の取り付け方を考える

手元にある材料を見ながら考えます。

 

  • 棚柱をまっすぐに取り付ける
  • その棚柱に合うように、棚板に棚受けを取り付ける
  • 設置

 

これだけできればいいはず……え、でも、どうやるの?

今回棚を取り付ける場所は、いわば「空中」であり、「まっすぐ」とは一体どこから生まれてくるものなのかさっぱり検討がつきません。

何も分からずにどうやるのかネット検索(なんでも調べる)していたところ、「水平をとる」というのがキーであることが分かりました。

 

水平を取るためには、ホームセンターなどで販売されている「水平器」なるものを使用するそうですが、なんとiPhoneにも水平器のアプリがあるのです。さすがはジャイロセンサー搭載。

 

水平器&水準器

水平器&水準器

  • Tatsuki
  • ユーティリティ
  • 無料

 

私はこのアプリを使用して、水平を取りました。

 

棚柱を取り付ける

まずは棚柱を取り付けるところから考えます。2本の棚柱を持ったまま脱衣所に立ち尽くす私。この2本を、棚板を安定して支えられるような位置に取り付ける……。私は「物理……」と呟きながらこう考えました。

  

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おそらく、世の中はこういう感じのバランス感覚で成り立っているので、適度に広めに棚受けをつけたほうが良いだろう。

棚板の幅は450mmなので、両端から100mmずつとって、間に250mm残るようにすることにしました。

 

ということで、まずは壁からぴったり100mmをはかり、そこに印をつけます。まっすぐに線が引けているかどうかは水平器で確認。なんとかいけそうです。

問題は、反対側の「棚板の端から100mm」の取り方です。壁から450mmをメジャーで綺麗に測れる気が全くしません。私はしばし考えました。完璧に450mmをまっすぐに測る方法は……

 

そこで気づいたのです。棚板は、完璧に450mmだし、完璧にまっすぐであることに! 

 

棚板の上に水平器を乗せ、棚のように壁に沿わせます。綺麗に水平になったところでその端に印を入れれば、そこが壁から450mm!! なるほど、ここから定規で100mmを測れば両端100mmを達成できるではないですか。

 

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まずは壁から100mmの方を取り付けました。こっちを基準にするので、高さ自体はいい感じのところを探しています。いい感じの高さの探し方ですが、梁を避けて高さ30cmの収納ボックスが余裕で入ること、私の身長(160cm)で出し入れに苦労しないこと、一番低い棚板を取り付けた場合の位置(子供が小さいうちはぶつかったりしないかどうか)などを考慮した結果、この位置に決定しました。

 

水平器を使ってまっすぐになっていることを確かめながら、夫に棚柱を支えてもらい、ドリルで素早く穴あけ、400mmの木ネジで押さえます。上が固定されれば、あとは下の部分をこれまた水平器でまっすぐであることを確認しながらねじ止めし、最後に中間地点のネジ止めを行います。バッチリ固定されました。

 

次の問題は、「この棚柱と全く同じ高さにもう1本の棚柱を設置すること」です。

 

 ここでも、完璧にまっすぐな棚板が役に立ちました。既に設置した棚柱の上に棚板をあて、棚板の裏側に水平器を添えて持ちます。(かなり無理のある体制になりました。)水平になったところで、さっと線を引く!!! すると、既に設置ずみの棚柱のスタート地点が取れます。

 

そこを起点に、先ほど測った「壁から450mm地点から100mm手前」に棚柱を当てて夫に押さえてもらいます。これまた素早くドリルの穴あけ、ネジ止めを行うと……

 

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じゃ〜ん、見事に平行な棚柱が設置できました! やったね! 

 

棚板に棚受けを設置する

休む暇はありません。続いて、棚板に棚受けを取り付ける作業を行います。棚受けが見当違いの場所についていては、棚がぐらついたり壁から隙間ができてかっこ悪かったり、最悪な末路を辿ることになります。

 

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まずは、先ほど設置した棚柱に棚受けをつけてみます。そしてその上に棚板を置きます。棚受けのネジ止めをする箇所に、鉛筆で印を入れます。(写真は印をつけて棚受けを外したあとです。実際に印をつけるときには、棚板の下に潜り込んでつけました。)

 

棚受けにはネジ止めできるところが全部で4箇所あるのですが、ネジ頭の大きさに合わせて2箇所ほど止められれば大丈夫です。私の持っているネジはφ3.1なので(なお、φ3.1が一体どういう意味なのかはよく分かりません。)横長の小さい穴を使うことにしました。

 

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棚板を乗せた状態で棚柱と棚受けが一直線になっていることをしっかり確認し、穴の中央部分に印を入れています。

 

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まずは、その印に合わせてドリルで軽く穴を開けます。こうすることでネジが滑ることなく、正しい位置に入ります。なお、穴を深く開けすぎると棚板を貫通してしまうので注意しましょう。ゴミが出るので、都度掃除機で吸い取ることをお勧めします。

 

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ドリルの穴に合わせてネジ止めします。なるべく穴の真ん中になるように頑張りました。一度に完全に止めてしまうのではなく、少しずつ止めては調節して、というのを繰り返します。

これで、棚板に棚受けが固定できました!! あとは同様に残りの2枚にも設置していきます。ここまでくればだいぶ手際も良くなってきました。

 

棚板を取り付けよう

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あとは棚柱にがちゃんと設置するだけ!!! お見事、全ての要件を満たした壁面収納棚が完成しました。

 

room.rakuten.co.jp

 

脱衣所やトイレの扉の色に合わせて、プレーンな黒色ではなく「銀河」という色合いの化粧板を選択したのですが、これがもう雰囲気に合いすぎててやばいですね。自分のセンスを褒め称えたいです。

 

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一番下段には普段はものをおかず、着替えなどを置けるスペースにしようと思います。棚の下にもスペースがあるので、ここは場合によってはランドリーバスケットなど、かな……。

体重計に乗っても棚には当たらない、絶妙な位置に取り付けることができました。壁からの隙間も全然なくて、ぴったりです。最初からここに取り付けてもらってたんだっけな? というくらい。

 

まとめ

初めてのDIYでしたが、頭をフル回転させて全力で頑張った結果、思った以上に良いものを作り上げることができました!! 本当に疲れた!! 

翌朝は体がバキバキで動きませんでした。

 

私は自分のこだわることに関してはなんでも入念に調べて、完全に理解、納得して、持ちうる力を全て発揮するタイプの人間です。DIYはそれを存分に活かすことができたので中々楽しかったです。

 

収納棚はもう一つ、ちょっと違うパターンのものも作成したのでそちらもまたまとめようと思います。DIY初心者すぎて「DIY初心者用の記事」を読んでもその思考回路が理解できないという方に、この記事が少しでも役に立てると幸いです。