初めてのDIYで棚を作りまくっています。今回チャレンジするのは、夫の溢れる鉄道模型グッズを収納できる大型の稼働棚!
数回にわたってうたこ初めてのDIYをお送りしておりますが、赤子誕生までに私が作っておきたい棚はもう一つあります。
玄関隣の小部屋には構造上の関係で棚が作れるスペースがあったのですが、リノベーション時に予算削減のために設置を諦めました。そのスペースはこんな感じで、夫の鉄道模型グッズが散乱している状態……
趣味があることは素晴らしいし、何かしんどいことがあってもそれを目にするだけで気分が上がるようなものがあることは、生きていく上で必要なことだと思っています。だから、例え古いものでも、壊れていようとも、断捨離までする必要は全くないと思っています。大事なら、大事に保管しておけばいい。だがしかぁし!! それなら私が目にした時もウキウキわくわくするような状態にしておきたい!!
実際、リビングルームにある鉄道模型のディスプレイ棚には綺麗に電車が並べられていて、なかなか見応え抜群です。収納もそういう感じにしたい。綺麗に収納されている方が、鉄道模型たちも嬉しいはずだ。
鉄道模型グッズ収納棚を作る
鉄道模型グッズは他にもたくさんあります。天井にも収納棚もあるのですが、そちらには基本的に車両が保存されています。ですが、それ以上にも鉄道模型にまつわるグッズは思っている以上にたくさんあります。
- 車両本体
- 線路
- ホーム
- コントローラー
- クリアケース
- 土台となる木の板
- 鉄道模型作成のための小さな部品たち
- 塗装アイテム
- 作業板やらカッターやらペンチやら……
たくさんありますが、きちんと収納すればこのスペース内に入りきるはずです。夫は「体積的に無理!!」など消極的な意見ばかり言っていましたが、私には見えている。絶対に入りきると……。
どちらにしても、この小部屋は生まれる赤子の寝室にする予定なので、なんとしてでも片付けてもらわないと困ります。
できないできないという夫に、不可能なんてないということを証明するためにも、ここにも3段の棚を取り付けようと思います。
必要な資材を購入する
まずは、必要なアイテムを集めていきます。
今回の棚は壁から壁までいっぱいに設置できるので、棚受けはつけずに乗っける形で棚にしようと思います。幅は1200mmほどもあるので、両端だけではなく真ん中にも一本柱を立てて棚のたわみを防ごうと思います。
厚さたったの5mm!! めちゃくちゃスッキリ取り付けられて、省スペース。我が家はシルバー系統で揃えてあるので、これももちろんシルバーで。
他にもホワイト塗装されているものもありました。長さは色々と種類があるので、作りたい高さに合わせて発注します。私は845mmのものを使用しました。
棚のスペース的には高さ900mmくらいあったのですが、棚柱はその長さぴったりである必要はありません。今回の場合、一番下段はそのまま使用できるのでこの間には棚板が必要ないからです。
ネットだと棚柱は1本205円(税込)でした。この棚柱には300mmのネジもセットで付いてきたので助かりました。
ただ、下地の関係なのか300mmが入りきらないところもあり、東急ハンズで追加で200mmの木ネジを購入し、入らなかったところはそれで代用しました。
続いてこちらが、ぱちっとはめるだけで使える棚受けです。柱に設置したら、その上に棚板を置くだけというお手軽設計。
多くの稼働棚で問題になるのは、稼働をうたっているにも関わらず全然簡単に動かせないこと! 特に、ダボ系の稼働棚はダボ穴から「あの部分」を引っこ抜くことができず、稼働させることを諦めることがよくあります。とても悔しい。
この棚受けは本当にぱちっとはめるだけでつけるのも外すのも簡単でした。1つ22円(税込)で、柱が5本に棚板が3枚なので全部で15個購入しました。
そして最後に棚板! 脱衣所のDIYにも使用した化粧板の、大きなサイズを選びました。
これも3枚セットだとかなりお得! 奥行き300mm、幅は1264mmで指定しました。本当に細かい指定ができて助かりました。
なお、棚板を発注するときに注意するべきことが1つあります!
棚板の幅は、棚を作るスペースいっぱいにしてはいけません。棚柱が2本、両端に入ることになるのでその分の長さは除いて発注しなければならないのです!!
ということで、発注した化粧板のサイズを確認してみました。幅ぴったり……!
棚柱の分、5mm×2本分の隙間を残して、本当にぴったりです。
それでは、準備した資材の合計金額を計算してみましょう。
- 化粧板3枚セット 9,504円
- 棚柱5本 1,026円
- 棚受け15個 324円
- 追加で購入した木ネジ 144円
- 送料 540円
合計金額 11,538円(税込)
稼働棚を自作しようと思うと、1万円ちょっとと脳みそと体力があればなんとかなるんですね。なお、電動ドライバーはコーナンでレンタルした2泊3日で324円のものを使用しました。脱衣所の棚、フックなどの取り付けと同時に行ったので使い倒す結果になりました。
棚柱を取り付けよう
このタイプの棚柱であれば、全て同じ高さで垂直に棚柱をつけることさえ出来れば大成功です。まずは基準となる中心の1本を、天井から垂直になるように取り付けました。
両端についても、同じ高さから……と思ったのですが、夫と分担作業を行ってしまったがゆえに微妙な認識のずれで誤差が……。夫はなぜかこういう作業の際に投げやりになりやすく「棚になりさえすればいい」といってかなり適当なことをします。私が慎重に慎重に作業して傷をつけないようにしていた壁面にも、手伝いにきた瞬間に削り跡をつけてしまいました。
「使っていたらどうせいつか傷つくんだから!」
が口癖ですが、私は気をつけて使っているにも関わらず傷をつけたりしたことはありません。心がけ次第だと思います。
別に夫のことを悪くいうつもりはありませんが、人間には向き不向きがあり、それは性別にはよらないということ、私は割とDIYが得意な方なんだということだけはよく分かりました。まぁ、最終的にきちんと棚になれば良いのです。夫が不得意な部分も私の得意でカバーすることにしましょう!
ということで、今回は位置決定→ドリルで穴あけ→ネジ止めだけやれば完了です。下地が硬くて300mmの木ネジが入らなかったところは、200mmの木ネジで対応しました。棚柱がぴったり壁に固定できればそれでOK!!
途中まで入れたネジの頭が潰れてしまってにっちもさっちもいかなくなったときには、夫がペンチで力技で引っこ抜いてくれました。高い場所の作業も、夫なら台に乗ることなくできます。それにしても……普段はあんなに精密な鉄道模型の内部だの動きだのを細かい作業で補修したりしているのに、なぜ家具の組み立てになると適当なのだろう……。興味のないものには力を発揮できない、というのは万人に共通することなのかもしれません。
棚はバッチリ!!! 綺麗に収まりました。このぴったり感、発注した私も見事なものですが、カットしている業者の方もお見事としか言いようがありません。
線路は全てIKEAの収納ボックスに入れてもらうことにしました。30cm×30cm角なので大きさも十分。これまでは小ぶりなダンボール4箱ほどに点在していましたが、このサイズなら入ると読んで購入しました。夫は入らない入らないと言っていましたが、最終的に余裕を持って収納できたようです。よかったよかった。
IKEAのTJENA(ティエナ)シリーズは結構しっかりした箱で、見た目もシンプルでかっこよくてお気に入りです。
まだまだ、適当な箱に入ったままのものがあります。しまいやすく、取り出しやすく、見た目も美しい収納になるようにさらに改造を加えていきたいと思います。
完璧だ! と思っていたのですが、棚柱丸々一本、全く仕事をしていないのがいました。
どうしようもないので透明ゴムでも噛ませて滑り止めもかねようと思います。DIYには失敗もつきもの! でも、どうやってリカバリーするのか? ということを、イライラせずに考えることで頭も鍛えられそうです。
まとめ
なんとか、大物の棚も設置が完了しました!
これで赤子の寝室準備も90%ほど完了です。あとは購入したバンパーベットを広げるだけ……。楽しみです。