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LINEスタンプで従業員満足度、顧客ロイヤリティを高めることはできるのか? (その1)

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ものすごく今更ながら、LINEスタンプを作ってみました。

 

LINEスタンプはもう稼げないんでしょ? 

普通に可愛いの、キモ可愛いの、名前シリーズ……もう出尽くしてるよね。

 

その通りです。なんかいいLINEスタンプあるかな〜と思って探そうとしても、市場には約300万ものLINEクリエイターズ スタンプが溢れ、探しようもない状態。

すでに売れている人たちは、新作を出すと購入者に通知が行くためそこから販路の確保ができているようですが、新規参入者はよほど人気のある人でない限り売上を作ることはできない状態です。

 

私は、普通にLINEスタンプで稼ぐことを目指すのではなく、企業スタンプを作成することで社員と顧客にとってその企業の存在をより身近にできるのかどうか、を分析してみることにしました。

 

オリジナル企業スタンプとは

大手企業はすでに公式スタンプとして企業のオリジナルスタンプを販売しています。

テレビ会社ならドラマごとのスタンプを、キャラクターがいる企業はキャラクターのスタンプを。

 

それなら!! 

 

中小企業、というか「お店」レベルでもオリジナルキャラクターを使ってスタンプを作ってみてもいいんじゃない……? 

と思ったのがことの始まりでした。

 

LINEスタンプはもう稼げない

LINEスタンプクリエイターズ 公開当時は人気スタンプを作ることができれば1,000万円稼げる! なんて言われていましたが、LINEスタンプ長者は夢の話、もう少しで300万スタンプが市場に溢れることになります。

ほとんどのスタンプは5,000円も売れないですし、私の知っている30万人のフォロワーがいる超人気Twitterアカウントの作るスタンプでさえ、月間売上は高くて30万ほど、発売から日が経つと10万円台にまで下がってきたと言っていました。

 

なので、特に人気のある人でない限り自然とスタンプが売れていくなんてことはありません!!

稼ぐことを目的とせず、従業員満足度や顧客ロイヤリティを高めることを目的としてLINEスタンプを作ってみることにしました。

 

LINEスタンプでは直接的な宣伝はできない

ガイドラインにも明記されていますが、スタンプに商品名を入れたりブランド名を入れたり、◯月◯日〜〜発売!! みたいな宣伝文句を入れることはできません。

できるのはキャラクター使用のみ、日常会話で使用できるきちんとしたスタンプにすることだけです。

 

私の担当する店舗にはオリジナルキャラクターが存在したため、そのキャラクターを使用して日常会話に使えるスタンプを作成することにしました。

そのキャラクターを可愛いと思っているお客さんが購入して使ってくれれば、その周囲に対して「なんだこのキャラクター?」「こんなお店あるんだ」と認知を広げる効果があるかも? と見込んだからです。

 

お客さんの購入が難しくても、スタッフが使用することで会社への親近感を高めたりする効果が得られるといいな……と思いました。

完全オリジナルなキャラクターよりも、昔から馴染みのあるキャラクターを使用することで、大量のフォロワーがいなくても、多少の販売実績が作れるか……? と思ったのも理由の一つです。

 

地方のお店は大きな宣伝ができない

大企業と違って、地域密着型の「お店」には大々的な宣伝は不可能です。

というか、東京や都心部に向かって大々的に宣伝したところで「え、めっちゃ田舎だし行きようがないじゃん。」となるのがオチです。ネットを活用しよう、という世の中なのは確かですが、活用したところでほとんど効果が見られないということも、普通によくあります。

 

そうなると大事になってくるのが、地元の新規顧客や既存顧客です。口コミではありませんが、既存顧客からお店の存在を広めてもらうことができれば、ネットでオウンドメディアを始めるよりも効果的でしょう。

 

スタンプ作りで気をつけたこと

お店のオリジナルキャラクターを使って従業員満足度や顧客ロイヤリティを高めるために、どんなスタンプを作るべきなのか……? 

お店に蓄積されているオリジナルキャラクターの素材だけを使用して、どこまでのスタンプが作れるのかを考え、以下の方針にのっとって作成を開始しました。

 

  • 奇をてらわない、普通に日常使いができること
  • 手が込んだイラストだなと思ってもらえること
  • さりげなく商品も入り込んでいることで、お店を思い出してもらえること

 

最近のLINEスタンプは変わっているものが多いです。文章も長くなっていたりして、使うまでに考える時間が必要です。

そういうものはどうしても使用頻度が下がってしまうため、特に考えなくてもぽんぽん使えるような、本当に基本的な日常会話だけを採用することにしました。

 

昔からきちんとデザインしてきたオリジナルキャラクターなので、最近のLINEスタンプのように白黒だけのシンプルなものとは一味違います。

「LINEスタンプなのに描写が細かい!」「色使いが鮮やかで可愛い!」

そう思ってもらえるようなイラストを選んでいきました。

 

ところどころに商品が入り込ませて、お店のことや商品のことを思い出してもらえるように工夫しました。

 

完成、そして審査中! 

素材は既にあったので、あとはかきあつめて言葉を入れていくだけでした。約10時間ほどでLINEスタンプは完成。

今は審査に出しているところです。

 

イラストレーターの無料体験7日間で、無事に完成させることができました。こちらからLINEスタンプ作成のためのテンプレートもダウンロードできるので、興味のある方はご覧ください。

 

helpx.adobe.com

 

LINEスタンプの新たな活路は見出だせるのか…?

LINEスタンプによって従業員満足度や顧客ロイヤリティを高め、店舗の売上アップに貢献することはできるのか。従業員の企業愛を活性化させることはできるのか。

今後も観察、分析を続けていこうと思います。

 

スタンプ 6/15(金)審査提出

     6/19(火)頃 審査中

     6/22(金)審査通過 & 販売開始!