こんにちは。うたこの夫です。
先日S2000を手放して、車無し生活が始まりました。
車……やっぱり……
実家の車をすぐ借りてくることもできるし、カーシェアだってある世の中。
自家用車なんか無くても困りゃしない
というのは悔しいけど事実です。
でもやっぱり車が欲しい!!
理論とホンネは違うんじゃ!
前回の振り返り
前回は、これまで好きになった車や乗っていた車の魅力や必要だと思ったポイントをまとめ、以下のことが必要であることが分かりました。
- 外観:前後に長くてスマート、速そうじゃない
- 動力:Power is everything. 速い
- 静かに走れて高速巡航がラクな車
パパ業を始めるにあたって
今から車を買うというのであれば、ワタクシの趣味だけで車を選んでいいものではありません。
パパとしての仕事からの要求を満たせる仕様でなければいけません。
予算だってできるだけ抑えたい。
お金が無いのも然ることながら、売却時の損をできるだけ出したくないからです。
- できれば60万円以下!
という条件を付けくわえます。
先輩パパママにインタビュー
さて、パパの仕事からの要求仕様とは何ぞや。
職場や関係の先輩パパや先輩ママに聞いて回りました。
先輩パパA(エスティマ乗り)
「車はあったほうがいいよー」
「スライドドアは子供が操作しても安心だから、ずっとエスティマ。」
「関東近県なら公共交通機関より絶対車。」
「両実家とも近所だけど、子供が小さいうちは車で行き来したよ。」
「旅行ゥ? そりゃ車しかありえないっしょー。」
先輩パパB(フィットHV乗り)
「車はあったほうがいいねぇ」
「駐車場の都合でフィットだけど、不便はしない。意外と荷物が載る。」
「週末に息子たちと3人で(ママは留守番&ママ業休憩)出かけるよ。」
「チャイルドシートは1.5人分もの場所をとるよ。」
「ママが運転したがるけど、技量が心配だから運転させてない。」
「両実家とも徒歩圏内だから帰省に車使わないよ。」
先輩パパC(ステップワゴン乗り)
「車は持てるなら持ったほうがいいよ。」
「自転車とか載せて公園に行くよ。」
「ある程度の広さが必要だよ。」
先輩ママD(プリウスα乗り)
「車はあるに越したことがないけど、ママが運転しないなら微妙。」
「子供が小さいうちは、電車とかに乗せるのが大変。5歳くらいからかな。」
「子供ができてからは後ろが広い車がいいと思う。」
「スライドドアは本当に便利そうでうらやましい。」
「静岡くらいなら車。それ以上は新幹線。」
「遠方でも、実家に帰省するときだけは、車で夜間に移動してるよ。」
先輩ママE(プリウス乗り)
「車は必要。でも生活によっては頻度は低いかも。」
「関東近県は車。それ以上の距離は移動しない。」
先輩パパF(デミオ乗り)
「車なしは考えられなかった。」
「MT車がいいからママにもMTで免許とらせた。」
「前はアテンザに乗ってた。ある程度大きくないとね。」
先輩パパG(車無し)
「そもそも免許も持ってない。」
「なくてもどうにかなってるよ。」
「旅行はいかない。新幹線で行ける帰省だけ。」
先輩パパH(車無し)
「海外赴任前まではパジェロに乗ってた。」
「やっぱり車はあったほうがいい。けど、なくても何とかなる。」
「荷物は載せられる車にした。趣味でいじり倒したけど。」
「両実家も東京だから帰省は電車。」
(先輩パパA曰く、先輩パパHのパジェロは
ベッタベタのシャコタン
まるで族車
だったとか)
う~ん。見事にバラバラ。
要するに、こういうことだろう。
- 車は無くてもいいけど、あるに越したことがない。
- 荷物を載せられる車
- (必要であれば)ママも運転できる車
- 必ずしも7人乗りである必要はない。
- 必ずしもスライドドアである必要はない。
なるほど、これを条件に付けくわえよう。
うちの場合は、AT車であるといいのかな。
中間まとめ
- 外観:前後に長くてスマート、速そうじゃない
- 動力:Power is everything. 速い
- 静かに走れて高速巡航がラクな車
- 価格:できれば60万円以下!
- 容量:ベビーカーなどの荷物を載せられる車。
- (必要であれば)ママも運転できる車。【AT】
- 必ずしも7人乗りである必要はない
- 必ずしもスライドドアである必要はない。
当てはまるクルマたち
この条件を満たせる車を探して、行きついたのがこのクルマたち。
駐車場は解約済みなので、車体サイズの制限はナシ!
日産 マーチ K12系
ご存知K12マーチタソ。
このクルマの魅力は、何といっても安いこと。
ディーラー扱い 低走行 ワンオーナー
こんな好条件がそろって車体価格30万を切るのである。
遅いかもしれない、荷物はあまり乗らないかもしれない。
でもそれを補って余りある低価格が魅力だ。
手放すときには価値なんかないんだから。
いかんせん基本設計が古いのが気になる。
S2000よりかよっぽど新しいけど。
高速巡航の快適性と、パーツ強度や価格が不安。
こう見えてこいつ、少しばかりフランス車の血が流れてるからね。。。
【評価】外観〇 動力△ 価格◎ 容量△
特筆:安くてかわいい!
ホンダ フィット 13G Fパッケージ GE系
マーチときたらフィットも候補に挙がる。
ホンダ党としては放っておけない。
ディーラー扱いは2代目だったら40万、現行3代目も60万円から。
3代目はクルマとしての出来はいいんだろうが、デザインが嫌いだ。
2代目はスッキリしていて好きなデザインだから、これを狙おう。
マーチとまではいかなくてもなかなかの低価格だ。
座席のレイアウトの自由度が高く、積載性も比較的よさそう。
あと20万追加すれば、ハイブリッド×MTという希少な組み合わせの
ハイブリッドRS
が射程圏内だ。こいつは比較的マトモなギア比をしているらしい。
ハイブリッドRSは予算オーバーだしMT車で今回の対象外。
だけど二度と無いだろう車だから、興味がある。
【評価】外観〇 動力△ 価格〇 容量△
特筆:ハイブリッドMTも選べる!
ホンダ エディックス BE系
2列なのに6人乗り。3+3という珍しい座席配置の車。
全長は短くずんぐりむっくり。正直言ってカッコ悪い。
だけどその座席配置から、家族でどんな乗り方ができるかいろいろ試したくなる。
家族で車内が楽しくなるような「ファミリーカー」だ。
実際に家族で乗る車を選んでいるわけだから、これは重要な要素だ。
同じ車にめったに遭遇しないのも魅力だ。
1.7L、2.0L、2.4Lの3種類のエンジンを選べる。
ディーラー扱いだと、価格は40万円から60万円ほど。
【評価】外観△ 動力△ 価格〇 容量〇
特筆:シートがおもしろい! 楽しそう!
ホンダアコードツアラー CW系
好き♡
以前乗ったときの感想だけど、
思ったよりパワーがあって、そこそこよく走る。
ステーションワゴンだから荷物たくさん載せられる。
走らせて分かる、この車の味わい深さ。
伝わりにくいけど、この車の魅力は
わからない人はわからないで結構
というところ。
燃費も悪くは無い。めったに遭遇しないのも◎。
クルーズコントロールもあって、高速巡航もラクラクだろう。
ディーラー扱いだと前期型の走行多めの車が80万と予算オーバー。
150万は用意しておきたいところ。
【評価】外観◎ 動力〇 価格△ 容量◎
特筆:ちょっと贅沢だけど、これは失敗がなさそう。
スバル レガシィツーリングワゴン BP系・BR系
BP系
BR系
安いんだこれが。よ~く売れたからね!
小さい職場なのに、以前は二人も乗ってる人いたし。
ターボ車に限定した場合、
BP系はディーラー扱いで25万円から。
その次の世代のBR系だって、100万円から。
安いの一言で済ませられないほど、パワーとコストのバランスが高い。
だけどBP系の前期型は顔もケツも好きじゃないのが難点。
BR系に至ってはオーナーさんには悪いが
心底クソデザインだと思っている。
機能的にはバランスの取れた素晴らしい車なんだということは、知っている。
でもデザインが好きじゃなさすぎる。
また、EJ20エンジンはオイル漏れの持病があるのも困りどころ。
【評価】外観△ 動力◎ 価格〇 容量◎
特筆:ハイパワーで安くてそこそこ新しめ。
トヨタ マーク2ブリット X110W系
遭遇率低い! スラっと長い!
色が黒けりゃ霊柩車!
iR-Vというシリーズのグレードのエンジンは
1JZ-GTEというハイパワーな
昭和の遺物
が載っている。
昔はスープラやソアラといったようなスポーツカーに載せられていたエンジンだ。
←ソアラ ←スープラ
実はこのマーク2ブリットは、
国産最後の直6ガソリンターボ車
なのである。知らなかった人も多いのではないだろうか。
デザインは平成でも、
直6ターボ、ハイパワーFRに固執するあたり、
その思想はまさしく昭和の残り香というか
昭和の地縛霊
だ。
ちなみに、
ソアラ、スープラ、マーク2、チェイサー、クレスタ
というドリ車の残骸検体も豊富なので、MT換装も比較的容易だ。
さすがに古すぎてディーラー扱いは無い。価格は50万円から。
買うのは簡単でも、飼うのは大変そうだ。
平成も終わろうとしている今、昭和の亡霊を飼うというのか?
趣味的にはイエスである。
86やBRZで調子コイてるクソガキを、
霊柩車然とした昭和の亡霊車
がぶち抜いていったら、それは
昭和生まれとして
間違いなく最高のカイカンなのだ。
もっとも、その昭和感あふれる機器類のために、困らされることもありそうだけど。
【評価】外観〇 動力◎ 価格〇 容量◎
特筆:古いのでメンテが心配。
日産 ステージア M35系
これもスラっとしていて、さらにシンプルなデザイン。
そしてどことなくオッサン臭くて速そうに見えない。
そして当然荷物もたくさん載る。いいじゃないの。
今回の候補はこのうちの、
250tRS FOUR、 250tRX FOUR、 AR-X FOUR の3つのグレード。
これらの車はすべて2.5Lターボのステーションワゴンという点では先述のマーク2ブリットと同じ。ただしちらは四駆だし、すべてが平成10年代中期のシロモノ。
そして専用開発のエンジン
VQ25DET
が載っている。
平成の世に珍しいドッカンターボで、あくまで最大値だが、
280馬力 トルク41.5kgf・m
とかいうちょっと頭がおかしいエンジンだ。
この数値は、日産のフラッグシップでもあり、20世紀の国産最強と名高いスポーツカー
スカイラインGT-R
BNR34すらも上回っているのだ。
あくまで数値だけ、であるのだが。
(実際にスカイラインGT-Rより速いわけではない。)
そしてこのパワフルエンジンは、同世代でコンポーネンツを共有しているV35型スカイラインやZ33型フェアレディZといったようなスポーティーな車には、なぜか搭載されなかった。
そこに来てなぜステージア。
どこを目指したのかわからないスポーツワゴン。
ホンダ党の自分にはちょっと悔しいけど、謎技術の日産だ。
しかしこんな鬼ポテンシャルのVQ25DET、なぜか恐ろしくマイナーで、世間的に「ステージアの速いやつ」は、先代WC34系の【260RS】と相場が決まっている。
M35系の、それも
250tRS FOUR、 250tRX FOUR、 AR-X FOUR
これらを示すことなんて、全くと言っていいほどあり得ないのだ。
だからこれらのグレードに好んで乗っているヤツは間違いなく
変態紳士
だから警戒したほうがいい。
実際、M35型のステージアは大阪府警の
覆面パトカーに採用されていたらしい。
(グレードはわからないけど。)
警察も、ステージアの「遅そうだけど速い」というところにツボったのかな。
国家権力がこんな変態趣味だから、日本そのものがHENTAIなんだろうな。
ステージアのターボ。趣味的には非常に面白い。
ただ、ちょっと古いのと、台数が出なかったらしく中古市場には少ない。
ディーラー扱いがなく、だいたい50万円程度。
【評価】外観〇 動力◎ 価格〇 容量◎
特筆:最強のトルクおばけ
まとめ
いろいろな車を物色して、
- 外観
- 動力
- 価格
- 容量
の観点で評価をしましたが、やはりその観点以外にも、その車の個性があります。
・車内のワクワク感(=家族が楽しめるか)
・新しさ(=維持の容易さ)
・趣味性
こういったものも観点かもしれません。
自分の車を選ぶときは
・自分のこだわりポイント
だけで評価していればそれが一番の正解だったのですが、家族の車を選ぶときは、これらの観点に優先順位をつけて評価していくのも大事かもしれませんね。
追記
今回つけた条件
- 外観:前後に長くてスマート、速そうじゃない
- 動力:Power is everything. 速い
- 静かに走れて高速巡航がラクな車
- 価格:できれば60万円以下!
- 容量:ベビーカーなどの荷物を載せられる車。
- (必要であれば)ママも運転できる車。【AT】
- 必ずしも7人乗りである必要はない
- 必ずしもスライドドアである必要はない。
これらを高い次元でカバーできていて、それでいて格安で乗れる車がありました。
RB3オデッセイ。
別名:実家の車。
やっぱり実家の車をちょいちょい借りるのが最適解だよね。
知ってたよ。。。