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1%の狭き門! チャンピオン神戸牛が食べられる『源吉』

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神戸出身でも食べたことがない神戸牛! 小さな子供がいたら鉄板焼きなんて夢のまた夢だろう……と思った私は、妊娠9ヶ月、30歳という記念すべきお誕生日祝いに神戸牛をご馳走になりました。

ありがとう夫!! 

 

源吉@三宮

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神戸牛を専門に扱う吉祥吉グループの『源吉』に行きました。店内は鉄板とカウンター席10席、そしてたくさんの受賞実績を示す盾、トロフィーの数々。

 

店内の様子

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高級感あふれる店内でした。お店の人によると、最近は外国からの観光客の方が断然多く、日本人や地元神戸の人はあまり来ないそうです。

私自身も神戸出身であるにも関わらず1度も食べる機会に恵まれませんでした。その理由についても、神戸牛ってどんな牛? というお話を聞いて大いに納得することに……。

 

これが! 神戸牛!

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神戸牛とは、元は但馬牛(たじまうし)のことを言います。実は、生きている状態で認定される神戸牛(”神戸肉”、”神戸ビーフ”とも言う)はいません!

「神戸牛」と呼ばれるのは、出荷の際に神戸肉流通推進協議会がその生育環境、血統、肉質などにおいて厳しい基準を満たした但馬牛のみです。

 

但馬牛の美味しさがはじめて認識されたのは、ペリーが黒船でやってきた頃だそう。以下、『源吉』の公式サイトより

 

但馬牛はその優秀な血統や厳格に管理された飼育環境から筋繊維が細かく、"サシ"が入りやすいため、柔らかく最高のまろやかさ、食感を生み出します。神戸牛の他にも松阪牛やその他、高級牛の素牛としても但馬牛は生育されます。

 

上記の通りそもそも厳しい基準がある但馬牛をさらに基準を増やし厳格な審査に合格した牛だけが”神戸牛(神戸肉・神戸ビーフ)”を名乗ることができるのです。

日本三大和牛と呼ばれる神戸牛、松阪牛、近江牛の中でも一番厳しい審査基準を設けており2009年アメリカのメディアにも海外メディアにも世界で最も高価な9種類の食べ物として神戸牛が取り上げられています。

 

ということで、今日食べられる神戸牛はとにかくとにかく希少で選ばれし肉だということ! 

 

実食!

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ノンアルコールのシャンパンでいただくことになりました。嬉しい……ソフトドリンクでは美味しいお肉も締まらないですからね!! 本当は赤ワインを飲みたいけれど、お腹の赤子のためにグッと我慢です。

 

 

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はじめに出てきたのは神戸牛の炙り刺しです。本わさびが添えられています。もちろんこのわさびもめちゃくちゃ美味しくて、辛みはそこまで強くなくちょうどいいアクセントに。炙り刺しは適度な弾力と広がる脂がじわりと柔らかいです。神戸牛は脂が良質であっさりしているのが特徴だそうですが、確かにその通り! 

 

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神戸牛が美味しいのはもちろんなんですが、付き合った当初は食に興味がなかった夫と一緒に美味しいね〜と言いながら食べられることが何よりも嬉しいです。

 

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続いて、ミスジのお寿司です。希少部位であるミスジをお寿司に……贅沢……。

 

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夫が一番美味しかったのは、このミスジのお寿司だそうです。脂がそこまで強くないので、とろける〜! とかではないんですよ。絶妙な存在感を発揮してくれるのが美味しいんです。

 

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神戸牛のビーフシチューです。『源吉』は神戸牛の専門店なので、コース全編にわたって様々な状態の神戸牛を楽しむことができます。

 

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ビーフシチューに入っている神戸牛はごろっと大きい! それがホロホロと柔らかくほどける、絶妙な弾力がこれまた絶品です。

 

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いよいよ鉄板焼きにうつります!! 神戸牛のサーロインと

 

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神戸牛のヒレです。

 

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お肉は焼いては休憩させて、熱をじわじわと通していくのがコツだそうです。

目の前で焼いてもらえるというのがまた美味しさを引き立てるパフォーマンスの一つになっていると思いますね。

 

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あー、美味しそう。

 

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ヒレは一旦おやすみ。サーロインだけ鉄板に戻ってきました。

 

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脂がじゅじゅっと染み出しています。何でしょうかこの圧倒的な美味しそうさ。

ステーキに添えられていたのは、赤穂の塩、本わさびと葉わさびを合わせたもの、神戸牛の肉味噌、ホワイトにんにく。まずはお肉をそのまま食べてみてくださいとのことで、そのまま食べます。

 

私が過去食べた「お高いお肉」と言えば壱岐牛くらいなので壱岐牛との比較になるのですが、ジャバー! ってレベルで脂が溢れる壱岐牛と比べると神戸牛の脂は本当にお上品です。

肉の脂が苦手、という夫もこれは美味しい〜と楽しく食べていました。

 

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二口目は、塩とわさびとホワイトにんにくを添えて。カリッとしたにんにくがアクセントになり、神戸牛の脂が全てを包み込みます。

 

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一緒に出てきた野菜もめちゃくちゃ美味しいです。

 

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お肉の合間にサラダも。お野菜も一癖ある選ばれしものたちでした。

 

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休憩していたヒレが再度鉄板に登場しました。

 

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慎重に焼かれていきます。

 

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ヒレはサーロインに比べると表面の脂も少ない感じです。こちらもまずは何もつけずにいただきました。神戸牛のバランスの良さを感じます。しっかりとした肉の食感、適量の脂、表現するならまさしく「優等生」って感じです。

 

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ご飯が食べたくなりますよね? ということで、3口ほどの白ご飯を出してくれました。めっちゃくちゃ美味しかったです。

 

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ヒレの小さなかけらと、豆苗ともやしとを炒めたものです。ものすごく庶民的な一品でしたが、こんなに美味しい豆苗もやし炒めを今後の人生で食べることはきっとないでしょう。

 

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神戸牛の肉汁と神戸牛のかけらが入ったガーリックライスです。ふんわりと旨味をたっぷりと吸い込んだお米。

 

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未だかつてないガーリックライスでした。じっくり味わっていただきました。

 

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神戸牛のスープも。

 

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神戸牛を様々な方法で味わうことができました。

 

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お誕生日だったので、toothtoothのケーキまで! 流石のサービスでした。

 

店舗情報

アクセス JR三ノ宮駅より徒歩3分
営業時間 11:00~15:00(L.O.14:30)
17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 不定休