何年かかけて上野にある天丼屋さんを色々と食べ歩きましたが、中でも一番大好きなのが東上野にある『杜月』です!! 継ぎ足し継ぎ足し作っている甘さ控えめのタレが絶品の天ぷらが食べられるのですが、なんと2018年6月22日をもって閉店されるのだとか……。
とても寂しいです。大好きな味が、もう二度と食べられないものになる。そんな瞬間に立ち会ったのはもしかして人生で初めてかもしれません。閉店までに皆さんにもぜひ食べに行って欲しいです。
あ、でも小さいお店なのであまり混雑して店主と奥さんに負担になってもよくないから、こう、適度に……。
杜月@上野
お店は上野駅から徒歩2分の雑居ビルの中にあります。ビルの入り口には天ぷらののれんや看板が出ているので分かりやすいと思います。
この看板が目印です。お店はビルの2階にあります。ビルは薄暗くてちょっと怖い雰囲気がありますが臆せず進みましょう。
入り口で衝撃を受けました。
閉店んんんんん。
2階に上がると、入り口はこちら。
ランチタイムはご飯がなくなり次第終了です。過去、大勢で訪れた時はご飯が足りなくて天丼が食べられなかったこともありました。何回くらいきたのかな……7〜10回は来たと思います。寂しいなぁ。
店内の様子
店内はこんな感じで本当にこじんまりとしています。4人座れるテーブル席と、カウンター席が4席。それだけしか入れません。
さらに、天ぷらを揚げられるのは店主ひとり! (なお、店主は50代くらいの方ですが、とてもイケメン。爽やかな感じ。)
メニュー
ランチメニューでもっともお得なのは、ランチタイム限定10食のバクダン丼880円です。
定食と丼、色々あります! 私は穴子天丼が大好き。
まだまだあります。この辺りの天丼も全てリーズナブルです。
実食!
今回注文したのは大好きな穴子天丼! 予算の関係上ダブルではなくシングル穴子です。それでも十分お腹いっぱいになるんですけどね。
こちらはなめこの味噌汁です。ほんのりゆずが香り、ものすごく美味しい。あ、作り方聞いておけばよかったな……。
10分ほど待つと、穴子天井が登場! 器からどーんとはみ出る穴子は、サックサクの衣に包まれています。中身はもちろんふわっふわ。
一緒に入っている野菜の天ぷらも絶品です。なすのトロトロ具合とか本当に最高。かぼちゃはほっくりと甘く、こちらの秘伝のタレによく合います。
どーん!!! 穴子、本当にめちゃくちゃ美味しい。もうめちゃくちゃ美味しい。
もう食べられないんだ……。
再訪
閉店の事実を知った3日後、最後になってしまうのが寂しくてまた食べに来ました。穴子が好きすぎて実はバクダン丼を食べたことがなかったので、最後に食べておこうと思ったからです。
お味噌汁はいつものこれ。美味しい。
こちらがバクダン丼880円! 海老が2本、なす、かぼちゃ、はも、イカ、半熟卵が入っています。
なす、本当好き。
裏側に隠されていたのが、半熟卵! バクダン丼の名前の由来はこの半熟卵天にあります。中からとろとろの黄身がどーん! っていうバクダン。
この日は最後の訪問になると思ったので、調子に乗ってかき揚げの単品も注文しました。680円です。店主によると、かき揚げが色々な具材が合わさっていて揚げ時間の調整が難しいのだとか。
ご覧ください、この分厚さ!! 奥さんは、「食べきれなかったら持ち帰りできるようにしますからね。」と優しく声をかけてくれました。
かき揚げは天つゆで食べても、レモン汁で食べても、塩で食べても、なんでも美味しい! サクサクの衣と、食べるたびに出会う異なる具材。美味しい美味しい。美味しすぎてお腹いっぱいになりましたが全部食べきってしまいました!!
そしてこれがもう、二度と、未来永劫食べられないのか……!! 食べ物との別れってこんなに切ないもの? 親の得意料理とかも、同じように思う時が来てしまうんだろうな……。今のうちにたくさん会って、たくさん食べておこう。
最後に半熟卵天でお別れです。この絶妙な半熟具合、揚げた時の熱の入り方も計算して茹でているのでしょうか? すご技ですね。
『杜月』の天ぷらが食べられるのは2018年6月22日まで!! 本当に美味しかったです。店主と奥さんがこのブログを見ることがあるのかは分かりませんが……。本当にごちそうさまでした。美味しかったです。大好きです。
店舗情報
アクセス | 東京メトロ日比谷線上野駅より徒歩2分 |
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営業時間 | 11:30~14:00/17:00~22:00(L.O.21:30) |
定休日 | 第2・4土曜日、日曜日、祝日 |