Try Something New

この世界の秘密を見つけ出すために、どんなことでもやってみて、いろんなことを考えます。

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シロートパパの退勤後ワンオペ育児

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こんにちは。うたこの夫です。

 

毎日の家事も大変ですが、育児もとっても大変そう。

 

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たまには妻にもお休みの日を作らないとね!

そうだ!

職場でミュージカルのチケットを安く手に入れらるぞ!

妻にはミュージカルで気分転換してもらおう!

その間、育児仕事はこっちが交代しよう!

 

 

って思った結果、このザマだよ。

(交代するという意味で「預かる」とは言ったが、それが妻の逆鱗に触れたらしい。)

「うちの子ですけど」

 そらそうだ。

 

 

 

11月2X日 必須任務

 

ミュージカルの当日です。

この日は、少し早く帰って妻とバトンタッチ。

妻がミュージカルに行っている間の育児仕事を交代します。

電車の中で、今日のタスクを整理します。

 

a. いつもより早く帰宅せよ

b. 娘と二人で入浴せよ

c. 娘が満足するまで授乳せよ

d. 娘を寝かしつけ、妻の帰宅まで安全管理せよ

e. 自分のメシを作って、食べろ

 

あれ?

 

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 ゴールデンアイ007みたいだな!

 小学生のころ、アホみたいにやりまくったぞ!

 大学生になっても先輩と毎日のように対戦したぞ! 

 

 

 

 

任務 a. いつもより早く帰宅せよ

休暇をもらい、すこーしだけ早めに退勤した私。

夕方前だから、電車はすいているものだと思ってた。

しかし実際は、高校生の帰宅ラッシュ。

 

女子高生にもまれながらの帰宅かー。

 

うへへ、やんなっちゃうなー。

 

ゲンジツは

青春の汗と油にまみれた男子学生にもまれながらの帰宅でした。

 

 

任務<A> 完了

 

 

 

任務 b. 娘と二人で入浴せよ

これは沐浴時代は慣れっこだったし、入浴になってからも3回目だから。

余裕でしょ

 

服ぬがせてー

お尻ふいてー

スイマーバつけるよー

 

 

バチン

 

ギエー!!

 

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手が滑って、スイマーバで娘の顔を挟んでしまいました。

 

 

 

 

おうおう、ごめんよ。

ほれお風呂だよー

娘「ギャー」

 

ポチャン

 

娘「……」

 

 

湯船に入れたら機嫌を直してくれました。

やっぱりあったかいのがいいんでしょうか。

その後も、体を洗うために湯船から出すと泣いたのですが、やっぱりシャワーで泣き止みました。

寒かったのかな?

 

無事入浴を終えて、服も着せて、スキンケアも完了!

(この辺はほぼ毎日やってるからかんぺき!)

 

任務<B> 完了

 

 

 

任務 c. 娘が満足するまで授乳せよ

さて、これは以前の妻のブログで示した通りの最難関です。

なんてったって、最近娘は哺乳瓶を嫌がります。

母乳は喜んで飲むのですが、妻がいないんじゃ母乳の出しようがない。

俺にもオッパイあればいいのになあ!

そんなこと言っても何も始まらないので、妻とあらかじめ準備したものがあります。

 

母乳入り哺乳瓶

 

妻が出かける直前に搾乳をしていてくれました。

まずはこれを飲ませます。

 

ほれほれ、お乳のむよー

 

娘を左腿に乗せてー

左腕で娘の後頭部を支えー

左手で娘のお腹や腰を支えー

顔に対して垂直の向きで哺乳瓶を構えー

飲ませ……

 

 

ギエー!!

 

 

やっぱり哺乳瓶嫌いみたい。

何度かトライしたものの一向に受け入れてくれる気配がありません。

とはいえ、飲まなかったら飲まなかったで困るのは娘。

分かってもらわなきゃ仕方がない。

 

いったんお乳タイムは中断。

抱っこしてうろうろ歩き回ります。

泣いて暴れるときは、落ち着いてもらうことが大事だからです。

 

歩き回り、娘の泣きじゃくりが収まったころに、やさしく語り掛けます。

 

娘よ。

いつもと違うことが多くて、びっくりしちゃったよなあ。

迷惑をかけてすまないな。

お父さんも慣れてなくて、本当に申し訳ない。

お父さん頑張るから、一緒に頑張ろうね。 

 

 

これからのことを話すよ。

一つ目、哺乳瓶でお乳を飲みます。

二つ目、げっぷを出します。

三つ目、追加のお乳(ミルク)を飲みます。

四つ目、げっぷを出します。

五つ目、寝ます。

今日はこれができれば花丸だよ。

 

今日はお母さんはお出かけしているんだ。

お母さんは、今日は楽しいことをしているんだ。

明日からもっと楽しく君と過ごすために。

だから今日はお父さんが一緒なんだ。

でもな。

 

 

お父さんオッパイでねーんだよな。

 

 

哺乳瓶で我慢してくれよ。

今飲まないで、あとで困るのは自分だぞ。

お腹がすいたって泣いても、また哺乳瓶で飲むことになるんだぞ。

 

だったら今飲んだほうがマシだろう?

 

 

それに、君のためにお母さんが用意してくれたお乳。

無駄にするのかい?

そんなことをしたら、君の大好きなお母さんが悲しむぞ。

全部飲んでくれたら、お母さん喜ぶぞ。

喜んでもらいたいよな?

 

ちょっとだけ頑張って、哺乳瓶で飲んでくれな。

 

わかってくれたかな?

 

娘「……ゥン」 ←ほんとにこんな声を出しました。

 

 

寝室に戻りー

娘を左腿に乗せてー

左腕で娘の後頭部を支えー

左手で娘のお腹や腰を支えー

顔に対して垂直の向きで哺乳瓶を構えー

飲ませ……

 

 

ギエー!!

 

 

泣きじゃくる娘を無視し、哺乳瓶を唇に当てたり引いたりしていると

 

娘「えぅ、えぅ、チュッチュ」

 

おっと、しっかり飲んでくれるではないですか。

中身が母乳だってことがわかったのでしょうかね。

 

あっという間に、妻が置いて行ってくれた母乳は売り切れました。

 

よく飲んだね。えらいぞ。

お母さんきっと喜ぶぞ。

子供が頑張って成果を残した瞬間は、 父としてうれしい瞬間なんですね。

 

でもこれだとおなかすいちゃうから、追加のミルク作ってくるからな。

ここでおしゃぶりつけて待っとれな。

 

 

ミルクつくりー

寝室に戻りー

娘を左腿に乗せてー

左腕で娘の後頭部を支えー

左手で娘のお腹や腰を支えー

顔に対して垂直の向きで哺乳瓶を構えー

飲ませ……

 

 

ギエー!!

 

やっぱり哺乳瓶×ミルクは相当嫌がられました。

 

抱っこして落ち着かせ、落ち着いた声で語り掛けます。

 

お腹すいたら困るのは自分でしょう。

無理に全部飲まなくていいけど、困らない程度には飲むんだよ。

 

 

哺乳瓶×ミルクという、娘が嫌がる組み合わせも、すこーしだけ飲んでくれました。

えらいぞ娘。

お父さんの慣れない授乳にも、対応してくれました。

がんばったぞ娘。

 

任務<C> 完了

 

 

 

任務 d. 娘を寝かしつけ、妻の帰宅まで安全管理せよ

これは、妻の指導の下、少し練習してきました。

部屋を暗くし、おくるみで身を包み、必要に応じておしゃぶりをくわえさせます。

今日は布団に下したときにすこしグズグズ言ったので、くわえさせました。

妻の曰く、おしゃぶりをくわえたままだ寝ることはありえないということなので、タイミングを見計らっておしゃぶりを抜き取ります。

 

娘の場合、おしゃぶりをして気持ちが落ち着いてきたら、チュッチュ音がおよそ10秒間隔になります。

興奮状態では、もっと感覚が短くなっているようです。

 

今日も心の中でカウントをとり、10秒間隔が5回続いたあと5秒数えて引き抜きました。

そのままさっと立ち去れば、ほぼ終わり。

 

娘「ふえぇ」

 

弱弱しく泣いているような声がしますが、これはもうほぼ寝るときの声。

無視して結構

 

案の定、5秒後には声がしなくなり、モニターで確認すると娘の寝顔が。

 

( ˘ω˘)スヤァ

 

途中1回だけ目を覚ましたようですが、おしゃぶりをくわえさせ、また撃沈。

 

任務<D> 完了

 

 

 

任務 e. 自分のメシを作って、食べろ

バカにしないでください。毎日3食作ってます。

いや、最近は多めに作って朝昼を流用してることが多いけど。

とにかく、メシくらい作ります。残ってるものもあります。

楽勝。

任務<E> 完了

 

 

 

デブリーフィング

a. いつもより早く帰宅せよ

b. 娘と二人で入浴せよ

c. 娘が満足するまで授乳せよ

d. 娘を寝かしつけ、妻の帰宅まで安全管理せよ

e. 自分のメシを作って、食べろ

 

妻が残したプロトコル通りに進めたところ、シロートの私でもどうにかできました。

子供がプロトコル通りの流れに慣れたせいか

それともそのプロトコルが子供にあっていたのか

はたまた、案外どうにでもなることなのか

私にはまだ見当がつきませんが、ハッキリわかったことがただ一つ。

誤解を恐れずに言えば……

 

男でもやればできるじゃん

 

ということ。

 

正直に言って、私は女性のほうが育児に向いていると思っています。

母乳も出るし、子供への愛着も強くなりますし。体や心のつくりが違うのですから。

それは今でも思っているし、曲がることはないと思います。

だけど、だからと言って男性だってできるんだな、と思うようになりました。

(元々できないなんて思ってないけど)

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それは科学技術の進歩、育児研究の発展、などなどいろんな要素があって、男性でも育児に取り組みやすくなったのでしょう。

なるほど先人の努力は素晴らしいしありがたいと思います。

 

 

 

 

21:44 妻帰宅。

 

これほど心強いと思うことはない。