2014年夏、都内某所。暇を持て余したアラサーOLがいた。彼女は唐突にこう思った。
「果たして燻製とは私にもできるものなのだろうか」
〜大人の自由研究〜「酒の肴に燻製を」
かくして、私一人による一大プロジェクトは開始された……!!
まずは燻製器を用意するところからである。ネットで自宅燻製をしている人たちを調べてみると、ダンボール燻製器が手軽なようだ。
【ポイント最大24倍】自分スタイルの燻製作りを楽しめるスモーカー&ブロックセット! 燻製器 ... |
だが、もっと安く済ませたかった私は、自宅にあるダンボール箱と割り箸、100均で購入したBBQ網と麻ひもでなんとかしてみることにした。
ダンボールの中にBBQ網による棚があり、その下にスモークウッドのおけるスペースがあること、箱は酸素供給のため密封ではなく少し隙間のある状態、だが煙が逃げないように扉が閉じられるようにする。この条件を満たせば燻製器になるのだ!
まずは、ダンボールと割り箸を用意した。この割り箸をダンボールの中で橋渡しして、その上にBBQ網をのせるという作戦だ。
おかしい。割り箸の長さが足りない。
反対側には届きそうもなかったので、敢えて割り箸をばっきばきに追ってみた。長さの足りない割り箸を更に折るなんて狂っていやがるって?ふふふ、甘いな。……見よ!!
このばっきばきに折った割り箸を使って
ドギャァァーーーーン!
な、なんだってー!>ΩΩΩ
割り箸を使って、ダンボールの外で麻ひもを固定!その上にBBQ網をのせたのである!
週刊少年ジャンプ(一冊あたり約700g)を使って強度のチェックもばっちりだ!
これで、燻製器が完成!!!この写真にはないが、スモークウッドを出し入れできる小窓がダンボール箱下部にしっかり備え付けられている。抜け目ないのだ。
燻製機が完成したので、燻製する食べ物を調達に。今回のラインナップは豚バラ肉、プロセスチーズ、ウインナー、卵、サーモン、ホタテである。
燻製をする前には仕込みにかなりの時間がかかる。燻製したいなと思ったら、燻製器を作る前に食材を仕込んでおくことをお勧めする。
それぞれの仕込み方はこんな感じだ。(書き出して見て如何に適当にやったのかこわくなってきたのであくまで参考、自己責任でお願いします!)
【豚バラ肉 所要時間:48時間】
1.豚バラ肉を買う
2.塩、コショウ、ハーブを揉み込む
3.ラップをしてジップロックに入れて冷蔵庫へ。3〜4時間ごとに上下をひっくり返す(全体に馴染ませるため)
4.丸一日冷蔵庫で塩漬けにしたら、豚バラ肉を取り出して水で洗い、ボウルにはった水につけて8時間塩抜き
5.キッチンペーパーで水気を拭き取り、表面がパリパリになるまで冷蔵庫で12時間乾燥
※超短縮バージョンですが、これでもできました。一週間くらいかけて仕込むのが通常ぽいです。
【プロセスチーズ 所要時間:なし】
袋から取り出せばそのままでOK!
【ウインナー 所要時間:24時間】
袋から取り出せばそのままでOK!
【卵 所要時間:48時間】
1.ゆで卵を作る。半熟だと贅沢。
2.ソミュール液を作る。
ソミュール液(すごく大体)
水 450ml
塩 10g
醤油 小さじ1
荒引き胡椒 大さじ1/2
3.ソミュール液に殻を剥いた卵を浸す
4.1日漬ける
5.ソミュール液から出してキッチンペーパーで水分を拭き取り、冷蔵庫で表面がパリパリになるまで24時間乾燥
【サーモン 所要時間:24時間】
1.塩、コショウ、ハーブを擦り込む
2.冷蔵庫で表面がパリパリになるまで24時間乾燥
【ホタテ 所要時間:48時間】
1.ソミュール液に1日漬け込む
2.冷蔵庫で表面がパリパリになるまで24時間乾燥
冷蔵庫で乾燥させてる時は、下にキッチンペーパーを敷いて時々ひっくり返すことが大事です。表面がパリパリして、水気がなくなったなぁっね感じにしておくこと。
それにしてもレシピが適当なので、他のサイトも確認してうまいことやってください。私はこれでも美味しく作ることが出来ました。天性の才能かな。
なんとか下準備はできた!【その2】に続くよ。
QBB キングサイズプロセスチーズ 800g_ |