ザルツブルクに来たら絶対にチェックしておきたいケーキ屋さん『Fürst(フュルスト)』に行ってきました。
こちらのお店は、モーツァルトクリューゲルの発祥のお店と言われています。
モーツァルトクリューゲルというのは、1890年にザルツブルクの菓子職人パウル・フュルストによって制作されたチョコレート菓子です。
初めはモーツァルト・ボンボンといわれていましたが、その後モーツァルトクリューゲルに名前を変えました。
観光的な意味で、モーツァルトという言葉が入っているだけなので、モーツァルトがこのチョコレートを好きだったとかそういう話は特にありません。
『Fürst(フュルスト)』の店内には、モーツァルトクリューゲル以外にも美味しそうなチョコレートやケーキが並んでいます。
パウル・フュルストはモーツァルトクリューゲルを作るにあたり、どこにも平らな部分がない完璧な球体を目指してレシピを考案したそうです。
そして、そのレシピは今も変わらず、こちらのお店のモーツァルトクリューゲルは、全て手作業で作られています。
モーツァルトクリューゲルに関する商標権などは取得していないため、いたるところで模倣品を目にすることができます。
私も試しにお土産品のモーツァルトクリューゲルを買って食べましたが、『Fürst(フュルスト)』のモーツァルトクリューゲルは圧倒的に美味しかったです。
その、本物のモーツァルトクリューゲルが……
これ!!!!
銀色のスズホイルに青色のイラスト、これです。1つ1.3ユーロなので200円くらいですかね。
めちゃくちゃ安いと思いました。
かじってみると、パリッとしたコーティングチョコの下にとろりと生チョコ風のチョコ、そして……?? 真ん中にマジパンのようなものが入っています。
調べてみると、これはヌガーの層で覆われた緑のピスタチオマルチパンのボールだそうです。
すごく美味しい。どうでもいい人たちにはお土産品のモーツァルトクリューゲルでいいと思いますが、特別な人には是非こちらを買って帰りましょう。
全然違います。
一つ美味しいものがあると、ほかの商品も気になるのが人間というもの…。
ダックワーズのより豪華版のようなケーキがあったので、買ってみました。
オーストリアのスイーツは基本的にがっつり甘いです。海外はこういう、輪郭のはっきりした食べ物が多いですよね。
こんな感じで、プラリネクリームがたっぷりサンドされています。
ほろ苦いのにがつんと来る甘さで、脳内ホルモンがドバドバでました。これは甘さの暴力。それでもおいしい!!!
ザルツブルクに来たら『Fürst(フュルスト)』は絶対行ってください。