こんにちは、クリスマスが去って物寂しいうたこです。
次は年末年始のお休みですね! 1年ちゃんと生き延びたということを確認できる大事な期間です。節目として、新たな目標を立てたりするのもいいですね。
さて、お正月といえば『年賀状』です。年賀状、送りますか? 私は送りません。年に1度大して仲も良くない人の結婚や妊娠出産を一方的に報告されるあの書物になんの価値も感じません。むしろ届くと返信しなきゃいけない気持ちになるのが最悪です。
そんな年賀状(その他「付き合いとして大切」な事柄)が大嫌いな私には時に「そんなことしてたら将来孤独死するよ!!」とアドバイスをくれる人がいます。でも、年賀状を送らないだけで孤独死、する? 皆がやってることをちょっとやらないだけで、この世界でそんなに阻害されることに、なる?
年賀状を送ることと孤独死に果たして関係はあるのか。調べてみました。
年賀状を送る人はどれくらいいるのか
そもそも年賀状を送る人はどれくらいいるのでしょうか。私のように「返信が面倒くさいから送ってきてほしくない」と思う人だってきっといるはず。
2015年12月4日の調査結果があるのでご覧ください。
年賀状を出すと回答している人は5割強、つまり出す人出さない人は半々ということですね。
若年層の女性
若年層の女性では、10代と20代は年賀状を出すと答えている人は3割5分! ということは、6割5分の人は「面倒くさい」と思っているということ。安心しました。
30代で急激に年賀状を出す人が増えているのは、結婚や妊娠出産の報告を、結婚式に招待した人を対象に送りつけているからだと推測します。
若年層の男性
若年層の男性では、20代はなんと3割を切る結果に!!! 冷静に考えて上司に送るのとか面倒くさいですもんね。30代で増えるのは恐らく女性同様ライフステージの向上報告でしょう。
年齢層が高くなると、年賀状を出す人も増える
長い習慣と化しているでしょうから、当然ながら年齢層が高くなると年賀状を出す人は増えます。若年層は、メールとかLINEとかいくらでも手段がありますからね。それでさくっと済ませるのも大ありです。
年賀状発生の歴史をさくっと振り返る
データを見てみても、「まぁそうだろうな」という納得の結果が出ていました。それではここで年賀状の歴史を物凄く簡単に振り返ります。
- 年賀に祝いの言葉を掛けあう習慣
- 年始という暦の共通認識と、紙と筆の普及
- 7世紀後半以降、年賀の手紙が交わされるように
- 飛脚の登場と発達(だが6月頃まで年賀状は届き続けた)
- 郵便制度誕生
- はがきの誕生
- はがきが便利すぎて年始に手紙を出す人があまりにも増えたので「年賀状」制度が誕生
- 戦争中は「お互いに控えよう」
- 戦後の安否確認に活用
というような感じです。年始を祝う気持ちと、そんなめでたい気持ちで挨拶したいという思いから誕生していった制度なんですね。私達はいつも根本を見失い、形骸化した文化だけを引き継ぐことでその文化を軽くみ、打ち消してしまおうとするところがあるのかもしれません。
いや、それでも私は年賀状は送らないけどね。
年賀状と◯◯に因果関係?!
ここで、恐ろしいデータが見つかります。年賀状を送ることと年収に因果関係があるというのです!!!!!
年賀状を送る人と送らない人には、年収にして約140万円も差がでるのだとか。そう、ひとつ目の世代別の年賀状を送る人たちを見てお分かりいただけるように、企業における有力な上司たちはばっちり「年賀状を沢山送る世代」であり、年賀状は当たり前。届かない方に「あれ?」と思ってしまう可能性があるということですね。
また、20代は年賀状を送る人が少ないので、その中でたった一人年賀状を送ることで人よりも目立ち、上司にいい印象を与えることができると・・・! そういうことらしいです。
私はそういうの面倒くさいと思ってしまいますが、年賀状などを受け取るのが好きな人にとってはただただ好印象ですよね、そりゃ。そして、そういった人間関係をこまめにフォローするタイプの人って仕事もできそうだし、人にも好かれそうだし、ひいては年収も上がりそうだよね。
年収と孤独死の関係について
さて・・・年賀状に収入が関係するとなるといよいよ話は殺伐としてきます。それでは、年収と孤独死の関係について調べてみましょう。これまた素晴らしい分析をしているサイトがありましたのでご覧ください。
東京都内で孤独死(確認の取れない死亡)が発生している地域と、発生件数、そしてそれら地域の年収を元に分析がなされていました。サイトを見に行って頂ければお分かりいただけると思いますが、孤独死が多数発生している地域というのは一目瞭然。
世帯年収が400~500万の地域では孤独死が多く発生していると見ることができます。
また、孤独死に至るのは圧倒的に男性が多い。基本的に人と関わることをベースとしている女性は、孤独死にも至りにくいということみたいです。
まとめ
年収が低く、人と関わることが少ないと孤独死に至る可能性が高まるということが言えそうです。これに対し、年賀状を送っていれば年収UPの可能性もあり、少なくとも1年に1度は生存確認を含めて人と関わることができます。
ということは、年賀状を毎年きっちり、多くの人に送っていれば孤独死の可能性を減らすこともできる! ということも言えちゃいますね。言えちゃう言えちゃう。
それでも年賀状を送らないのかって?
ふ・・・そうさ、人間、死ぬ時は誰だって、孤独だから、な・・・。