ミュルツツーシュラークは、大作曲家ブラームスが夏休みを過ごした別荘のある避暑地です。ウィーンの中心地から電車で2時間くらい。のんびりのどかな雰囲気を味わえます。
ミュルツツーシュラーク散歩
ミュルツツーシュラーク全体として、人はかなり少ないという印象を受けました。商店街のような街並みは、開いているお店と開いていないお店があって、まちまちです。
お昼間から店先での〜んびりと過ごしている人が多かったです。
この教会は、ブラームス博物館の裏手の教会です。ブラームスの小径の起点となっています。
この赤いハリネズミの看板は、ブラームスの小径の案内板です。ブラームスがお気に入りだった散歩道を、100年以上経った今、私たちもたどることができるのです。
この赤いハリネズミは、100〜200m置きに置いてあるので迷わずに散歩道を進んでいけると思います。
ブラームスの小径にあったベンチ。ブラームスもここに座って物思いにふけったりしたのでしょうか。この景色を見ていたら、何か思いつきそうな気がしてきます。
ゼメリング鉄道が開通したのは、まさしくブラームスの時代。ゼメリング鉄道のおかげでこの土地に来るまでの時間が大幅に短縮され、それはブラームスがこの地に別荘を持つことの動機にもなったのだそうです。
ブラームスの看板もあります。看板に書かれている音符をつなげていくと有名な「ブラームスの子守唄」になるそうです。
この看板は、ブラームスの小径約4kmにわたって20箇所に立てられています。
ブラームスの像もありました。ブラームスは、バッハとベートーヴェンと共にドイツ音楽における「三大B」とも称されているそうです。
今は3Bといえば付き合ってはいけない男の原則ですが、この頃は偉大な音楽家を指していたのですね。
そして、ミュルツツーシュラークの駅まで帰ってきました。先ほど見に行っていた鉄道博物館が見えます。
ミュルツツーシュラークからの電車は、田舎っぽい本数しか出ていないので帰りの時間を事前に調べておくことをお勧めします。私たちはちょうど前の電車が出た頃に駅に戻ってきてしまったので、40分くらい待つことになりました。
待っている間に貨物列車?? とか、色々な電車がやってきたので、夫は楽しく撮影大会ができたようです。
世界遺産のゼメリング鉄道でゆく、ウィーンの避暑地ミュルツツーシュラークの旅でした。わざわざ足を延ばすこともなかなかないかもしれませんが、行ってみてよかったです。