ウィーンを堪能した我々は、チューリッヒまで夜行列車で移動します。ヨーロッパ鉄道旅の醍醐味、夜行列車!!! わくわくと楽しそうな夫、私も夜行列車は……日本で1度くらいは乗ったことがありますが、小さい頃だったので記憶はふんわりとしています。
ヨーロッパの夜行列車はいったいどんなものなのでしょうか?
夜行列車 nightjet
電車に乗り込むと、細かく階層と部屋が分かれており、我々の個室はちょっと階段を上がったところでした。
蛇腹式のドアを開くと、テーブルの上にはたくさんのアメニティが!
シャンパン、りんごのジュースパック、水、紙袋の中にはスリッパやタオル、石鹸などが入っていました。
ベッドはこんな感じで二段になっています。マットレスとか敷き布団はそこまで分厚いという訳ではないですが、十分眠りやすいかんじです。
私の方が子供なので、上の段をもらうことにしました。
ちょっと狭いのですが、バス・トイレもあります。シャワーブースは一人がやっと入れるくらいで、快適とは言い難いですが、それでも動いている電車の中でシャワーを浴びているというおもしろ体験が最高でした。
シャワーの水圧はびっくりするくらい高く、夫がバッシャーーーーと水圧にやられているところを動画に撮影して遊んだりしました。
すごい、この夫婦仲良い感じ、新婚旅行っぽい。私は常々思うんですよ、自分たちの両親も、今は「旦那しね」なんて検索をしてしまう夫婦にも、きっとこういう楽しい時間があったはず……一体どのタイミングでそれが失われてしまうのか。
夫なんて邪魔、子供だけいればいいって、そんなことにはならないようにしたい。そこだけは先人を反面教師にしていこう……。
夜行列車には、朝食のサービスもあります!! 結構な数のメニューがありますが、全然読めません。
英語のメニューがありました。これは、乗車して出発後、駅員さんが内容を説明してくれて、そのあと30分くらいで回収されます。
夜間の停車駅で食べ物を調達して提供されるようです。
この時、駅員さんに免税の申告はどこでやるのかを確認したところ、「ヨーロッパはNo borderだからスイスでやれば大丈夫!」と言われたのですが、結局スイスの空港では免税申告はできませんでした。スイスはEUには加盟していないですからね。EU内であればできるけど……と。
列車で国境を超える人は、免税申告ができなくなると思っておいた方がいいかもしれません。途中のどこかの駅でおりてハンコを貰えばできるらしいですが、その駅もまぁまぁマイナーなところだしちょっと面倒です……。飛行機なら空港で確実にできるのですが、鉄道旅の場合はその点に注意です。
アメニティはこんな感じでした。どれもnightjetのオリジナルロゴが入っていて可愛いです。
朝ごはんのチョイスも完了しました。
シャワーを浴びて、スリッパに履き替えて、リラックスモードでシャンパンを飲みました。
おつまみはソーセージスタンドで購入していたソーセージです。
一通り楽しい気分になったところで、就寝です。電車の揺れと、駅の明かり、わー、夜行列車だ。
流石に熟睡するまではできませんでしたが、ちゃんと寝られました。
7時半〜8時くらいの間に朝ごはんがサーブされてきました。カイザーゼンメルはこちらの朝食では定番ですね。必ずでてきます。それにしても毎度量が結構あるのと、ハムとチーズの登場確率の高さ!!
カイザーゼンメルをナイフで横半分に切って、ハムやチーズを挟んで食べました。サブウェイみたいで美味しかったです。
ヨーロッパ旅行最後の土地は、チューリッヒ!! チューリッヒといえば……あれを食べるぞ!