こんにちは。うたこの夫です。
今日は私の趣味である、鉄道模型に関する考え方について、つらつら書き遊んでみます。
(世界観がものすごくマニアックなので、これを読んで理解できる方はぜひ夫とお友達になってください。byうたこ)
そもそも鉄道模型とは
その運行が、法規などにガッチガチに固められた鉄道とは違い、鉄道模型は自由なものです。
動けばいいんだもの。
線路に電気を流し、それを車輛に通電させて、モーターを回す。
最初は、駅も信号もいりません。想像で補っていました。
ただ電車の形をした模型が、床やテーブルの平原に敷かれた線路に沿ってトコトコ走っていくだけです。
そこには町も山も海もありません。それだけなのに、眺めていると無限の旅路を感じさせる……。
運転手はオレだ、車掌もオレだ、駅員もオレだし乗客もオレだ。
多くの人がそうやって鉄道模型にハマっていったはずです。
私だってそうでした。(駅はあったけど)
それなのに
いつの頃からか、短い編成に飽き足らなくなり、実物通りの編成を揃えだしました。
いつの頃からか、デフォルメされた模型に飽き足らなくなり、パーツをつけ足したり加工したりしました。
いつの頃からか、既製品では飽き足らなくなり、車輛を自作するようになりました。
(高価な新製品車両は買わず、手持ちの旧製品や中古市場にあるものをもとに改造もしています。)
いつの頃からか、製品の走行性能では飽き足らなくなり、高価なパワーパックを購入したり、車輛間通電を試みたりしました。
そしていつの間にか、「実物同様」を追い求めている自分がいました。
けれども、そこに自由はあるのでしょうか。
私はある時、思い出しました。
思い出した事実
それは、
雰囲気があれば、それっぽい
ということ。
鉄道模型の入門セットについている編成は、だいたい3輌か4輌編成。
実物通りではなくても、そう見せられる雰囲気を感じますよね。
フル編成でなくったって、その雰囲気があれば、そう見える。
ショーティーモデルが売れているのは、そういうことの証拠だと思います。
ならば
そこで提案するのが「4輌で再現遊び」です。
フル編成で持っている車輛のうち、その編成を象徴する4輌を選んで組成する遊びです。
そこには、モハユニットや引き通しなどの考えは不要。
必要なのは、「雰囲気」と「動くかどうか」だけです。
要するに、「基本セット」に立ち返る遊びです。
↑ 私の鉄道模型の原点。父親が突然買ってきたベーシックセットEXⅡ
作例① 201系(中央総武緩行線)
普通過ぎて普通です。実車の増結編成と何ら相違なし。イメージ通り。
作例② 113系(横須賀線)
「ピカピカの2階建てグリーン車があるボロ電車」という個人的なイメージを再現。
サロを入れるためにモハをユニットで入れることを諦めました。
作例③ 681系
3輌単位の形式。ここは思い切って基本編成だけのデフォルメに徹する。でも3の倍数じゃないから違和感が残ります。
作例④ railjet(spirit of Vienna)
1116+Bmpz+ARbmpz+Afmpz
食堂車にするか2等車にするか迷いましたが、編成中のアクセントとして食堂車を選びました。イメージ通り。
作例⑤ ICE3(Dormund)
403.5+403.3+403.1+403.0
railjet同様、編成中のアクセントとして食堂車を選びました。イメージ通り。
作例⑥ ユーロシティ(EC163"Transalpin")
1116+Bmz+WRmz+Apm
ÖBBの機関車、2等車、食堂車に、SBBのパノラマ1等車です。多分これはÖBB客車の最後尾にSBBパノラマをつなげれば何でもTransalpinになっちゃうような……
さいごに
いかがでしょうか、「4輌で再現遊び」。
増やすではなく、減らす思考。
あなたにとってのその列車の魅力は何?
その列車の「要点」はどこ?
鉄道模型相手に、真剣に考え、悩むことができます。
増やすのはお金を使えばできちゃうけど、減らすのはココロとアタマを使わなければできません。
愛情深め、センスを高める遊び……とは言い過ぎかな。
とにかく、短い編成なら狭いスペースでも楽しめますし、これから集めるという人も、あまりお金をかけずに楽しめそうです。