こんにちは、最近「人工知能」ってよく耳にするうたこです。
Pepparくんの登場からはや数年、人工知能を持ったロボットだったり、システムだったりは少しずつ私たちの周りに増えてきているように思います。人工知能、人工知能……人の手によって作り出された知能。じゃぁ、元になっているものって一体なぁに? 天然知能? 気になったのでちょっと調べてみました。
人工知能とは
分かりやすいサイトがあったのでそちらから引用。
人工知能とは、なんらかの目的を達成する際に知的に振る舞う人工物(コンピュータ)を言います。
バナナを取るために台やら棒やらを使うサルがいますが、そんな感じで、パワーだけではなく知的な動きを見せる人工物っていうことですね。
ではでは、「知的な振る舞い」に必要な「知能」とは?
無理やり知能の定義を言葉にするなら、「ある現象に関する因果関係を把握、理解し、それを基に状況判断したり、未来を推測したり、応用できたりする能力」みたいな感じでしょうか?
【人工知能と人工意識】 人工意識は何を思う? | AI革命前夜
Wikiにはこう書いてありました。
状況を把握、判断、論理的に思考し、判断する。言語やその過程について学習、記憶する、みたいなところでしょうか。人間の子供が成長していく過程で伸ばしていくべき能力ってのはまさしくこういうものでしょうね。
こういった知能を人工的にプログラミングされて所持しているものが、人工知能と呼ばれるもの、ということらしいです。
知能のメカニズムはいまだ不明
ところが、知能がどのように成り立っているかはいまだに判明していないのだとか!
高いところに物がある→それを取りたい→なんらかの閃き→棒で取ろう
この、なんらかの閃き部分が謎だそうです。状況を把握できるのは知能の為すものの一つだけれど、なぜ状況を把握できるのかは謎、っていうことですね。発達障害には知的障害という、知能に遅れがみられる障害がありますが、それも一体なぜ知能に遅れが出るのかは分からないということですね。何故か知らないけどそうなる。
なにこれ、全然知能についてわかんないじゃん。
人工知能は、そういうった知能の根本的な仕組みは模倣せず、知能によってもたらされる現象部分を模倣することによって作られているそうです。
高いところに物があるときは自分の手/体などを高い位置に持っていくかなんらかのアイテムで高いところの物を取得する
というような、学習済みの項目をひたすらに覚えさせていくっていうことですね。人間でいうところの「経験」を山ほど積ませていけば知能になるっていうことでしょうか。
人工知能であれば、全人類の経験を一度に覚えることができるでしょうから、その知能は一個人の物よりも相当高いものになるであろうことは明白ですな。
知能が足りない人工知能の行く末は
人工知能は、人間によって知能をプログラムしてもらって初めて知的な振る舞いができる人工物になりうるわけです。そして、きちんと知的な振る舞いができてはじめて人工知能になれる。
じゃぁ……知能がうまく働かない人工知能はどうなっちゃうの……? 多分、「失敗作」になるんですよね。。
対する人間は、知能が多少足りない場合でも生きていく術をうまく見つけたり、他の人のサポートを受けることで生きていくことができます。それは、人間の「感情」だったり、「繋がり」を持つことができるから。知能面で最強にはなれない人間や動物が生き残るための手段が、他者とのかかわりっていう部分なんでしょうね。
人工知能が感情を持つことはあるのだろうか?
と、いうことを考えると、人工知能に感情を持たせることができたとしても、人工知能に感情を持たせる必要性はないと言えますよね。最強の知能で生きていけるなら、別に他者との関わりなんて必要ないじゃないですか。
でも、人工知能が対人間、で作られる場合には……うーん、「関わる他者」が知能的に不完全であるが故に、感情を持たせる、あるいは感情を理解するかのような振る舞いができる、ということは必要になってきそうですね。
もしくは、人工知能にあらかじめ欠陥を持たせておき、人工知能がその欠陥を認識した際には自動的に感情やら繋がりやらが発生するかも。それこそ人間みたいに。
足りない能力がある→他者と助け合う
っていうプログラミングがあれば、自動的に学習して感情とか身についていっちゃったりするんじゃない?!
「感情」っていうのは人間にとっては自然発生する不思議な感覚だけれど、人工知能にとっては「感情=人間とのコミュニケーションツール」みたいな感じになるのかもね。
完璧に作られた人工知能の暴走は逆にありえない
人工知能の話題が出ると、街頭インタビューなんかで必ず「でもぉ~、人間よりも賢くなっちゃったら、SF映画みたいに乗っ取られちゃいそうでちょっとこわい!(笑)」という回答が100%出てきますよね。
でもこれ、たぶんありえないと思います。人間より賢い人工知能、完璧な人工知能が作られれば、その一つの人工物の中ですべてが完結するということなので、ただの道具で収まるはずです。欠陥を持ったときに初めて、その不足を補うために人間や他者との協力を覚えて、それゆえに暴走~なんてことはありそうですけど。
ん? これは人工知能だけではなく、人間にもそのまま同じことが言えそうだな?
他の物と関わったときに発生する謎の現象は、プログラミングで設定できるものではなく、すべてがすべて不測の事態、そうして暴走なんていうのは、うん。いたるところで起こっていますね。
未来を待ってる!
いや~、こういうことは考えるだけでも楽しいですね。ぜひ、完璧な人工知能と、あえて欠陥をもたせた人工知能(他者との協力要請の学習プログラミング済み)を作って経過観察をしてみてほしいものです。私にゃーできませんからね。
楽しい未来を楽しみにしています。