金沢21世紀美術館で、プールの底に潜ったかのような写真が撮れたらそろそろ休憩タイム。
21世紀美術館の中に大行列をなしている喫茶店があるので、ついついそこにいってしまいそうになりますが、ほんの少し歩けば金沢市内でも随一の実力派パティスリー『OFUKU』でのんびりとカフェタイムを楽しむことができます。
PATISSERIE OFUKU
『Patisserie OFUKU』は大正7年に創業した和菓子店『お婦久軒』を前身とし、2013年2月にリニューアルしたお店です。
4代目シェフ西川開人さんの作り出す古典から最先端までのフランス菓子と、3代目和菓子職人が作る伝統の和菓子の両方を楽しむことができます。
店内には、生菓子だけではなくチョコレートも販売されていました。どのケーキも結構大ぶりで、食べ応えがありそう!!
フランス菓子って、おしゃまにちょこんと座っているだけのものが多くてちょっと物足りない気持ちになるんですが、ここはいい塩梅です。
めちゃくちゃに迷います。どれも本当に美味しそう…
焼き菓子や、3代目の作っている和菓子も販売されていました。
ケーキを選んだら、2階のカフェに向かいます。
ぐるっと階段を上ると、
こんな感じのカフェスペースが! みんな金沢21世紀美術館のカフェにいるので、空いています。
2名席が2つと、カウンター席が11か12席ほどありました。
私が購入したのはこれ!
ピュイ ダムールという、キャラメリゼしたバニラクリームがサクサクパイに乗っかったものと、モンテリマールという、セミドライフルーツ(いちじく・杏・プルーン・グリオッテラ)、ナッツ(ピスタチオ・アーモンドヌガー)中から杏のソースが出てくるやつを購入しました。
2つも食べるの? とはよく言われますが、せっかく訪れたケーキ屋さん。2つでも我慢しているのです。本当は5つくらい食べたい。
モンテマリールを2つに割ると、説明通り杏のソースがとろりと出てきました。
セミドライなので、ムースとの食感の差が出すぎることなく、かといって対比がでないこともなく絶妙なバランスが取られていました。
ムースの甘みは杏のソースでなお引き立てられています。
こちらは、とろりとしたバニラクリームがサクサクのパイと合わさって美味!!
…実は、どちらのケーキも一口目を食べた時には「あまりはっきりしない味だなぁ」とおもったのです。インパクトに欠けるというか。
ところが、食べ進めていくうちに「ん?! なんかうまいぞ?!?!」と食べる速度も上がり、あっという間に食べきってしまいました。
伝統ある和菓子のお店が前身となっているからか、食べ進めていった最後の一口が一番美味しいという風に計算されているのかもしれません。
友人が食べていたクロワッサンやプリンも、あっさりした味わいで美味しかったです。
マンゴーがたっぷりのったタルトに、シュークリームも。
和菓子の繊細さを併せ持ったフランス菓子、中々食べられるものではないでしょう!! 金沢21世紀美術館を訪れたら、併設のカフェではなくぜひこちらに足を運んでみてください。
店舗情報
アクセス | 金沢21世紀美術館より徒歩1分 |
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営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 月曜日(祝日の際は翌火曜日) |