Try Something New

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S2000を手放した話。

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こんにちは。うたこの夫です。

先日、私の大事なS2000を手放しました。

 

今日はそのお話です。

 

さようならS2000

家族がふえるよ!

秋も深まったある日、とてもうれしいお知らせがありました。

 

 

妻「できたみたい」

 

 

新しい命の芽生えです。

 

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でもそれは同時に

 

S2000への余命宣告

でもありました。

 

そういえば、S2000は2人乗りだったね。

 

もともと子供が生まれるまでと決めて買ったわけですから、いつかこういう日が来ることは分かっていました。

 

でも本当は未練タラタラ。

一生乗り続けたいくらいに気持ちの良いクルマ。

生まれてくる子供と一緒にドライブを楽しんでみたい。

老後に妻とまた二人でいろんなところに行きたい。

そんな欲が湧き出ています。 

 

 

S2000を手放さないで済む方法

無い頭で一生懸命考えました。問題は、維持費だけ。

お金さえ工面できれば、S2000を手放さないで済む!

 

①エニカでの貸し出しを増やして維持費稼ぎを加速するか?

 ⇒いや、また変なヤツに乗られて調子悪くなるのは困る。

  これ以上の条件を下げたくないから、貸し出しを増やすのは難しいだろう。

 

 ②保険内容を大幅にカットして保険料を下げるか?

 ⇒これは十分実現可能だろう。

  しかし、下げたところで微々たる差だ。AP2はもともと保険料は極端に高い部類じゃない。保険料が多少下がったところで維持費が楽になるわけじゃない。

 

③もっと安い駐車場を探すか?

 ⇒これは最も効果的。

  しかし、今の駐車場がすでに地域最安値レベルかつシャッター付き屋内という

 

  S2000にとって完璧すぎる条件

 

  であるため、実現不可能。

 

④ナンバー切って保管するか?

 ⇒維持費がかからなくなる!

  しかし、これでは乗ることができないうえに、保管場所も必要だ。

  車を保管できるようなガレージはうちにはない。

  つーか自前の駐車場があれば手放さなくて済んだのに。

 

よって、生活費に影響を与えないように乗り続けることは不可能でした。

これは仕方がない。もうここまでの縁だったんだ。多分。

逆に、S2000を手放したほうが良い理由を考えよう。

 

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S2000を手放そう

①高速がつらい。

 ⇒ローギアードな設定のおかげで、高速巡航はつらいです。

  100km/hで6速3200回転

  すでにあんまりうるさいので、ここがいい塩梅です。

  しかし100km/h程度じゃTypeSの「どっしり感」が出ない。

  どっしり感を味わうには、せめて150km/h出さないといけない。

  その頃エンジンは

 

  約5000回転

 

  なんていう、とても常用とは思えない回り方をしています。

 

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  常識的なドライバーじゃない。

 

 

  もちろんそんな危ない走り方なんかめったにいたしません。

  このクルマでは、いつもきっかり100km/h。燃費よし、安全よし。

  それでもうるさいし、実家のオデッセイのほうが高速燃費がいいんだよなあ。

  ぬゆわkm/hで巡航しても、燃費も10km/lを超えるし、車内も快適。

 

②維持費のタイミング

 ⇒まもなく購入して2年というところ。

  点検パックの期限も切れるし、保証も切れる。

  タイヤもそろそろ交換を検討しなければいけない。

  これらにかかる費用をまとめると、軽く10万は飛ぶ計算だ。

  タイヤなんて今と同じ銘柄のものにすれば、20万は必要になる。

  そんなお金、もったいないかもね。

 

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③部品が高くなる?

 ⇒一部で人気の車とはいえ、所詮ホンダ車です。

  年数がたてば補修用部品が出なくなります。

  幸い、私が修理をお願いしたところはすべて部品があったようですが、

  今後いつ部品が出なくなるかわかりません。

  流用がきいたり、海外の有志がつくったりすることも期待できますが、

  それってディーラー整備じゃやってくれないやつだよね。

  自分でやる場所や余裕がないので、部品の心配は深刻。

 

④車で行くところ?

 ⇒確かに月に1度はドライブに行っている。

  しかしそれ以外で車でどこに行っている?

 

  ひょっとしてだけど

  S2000で一番多く行ったのは

 

  羽田のコーナン

 

  なんじゃねーか?

 

  アルミのチャンネル材(1.8m)を買ったときなんか、

  車内に入らないからって

 

  オープンでアルミ材むき出しにして帰ったよな?

  

  隣を走っていたベンツのおばちゃんがガン見してたよ。。。

 

 

⑤ハゲてきた

 ⇒ハゲのオープンカーwww

  ハイビームかと思ったらハゲだったwwww

  車よりもお前の頭に幌をかけろwwwww

 

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 手放す覚悟を決めて

S2000を売りに出す、もう手元に残ることはない。

そう思った瞬間に、S2000に対する気持ちが変わりました。

大事にしようと思う気持ちは変わりませんが、

 

もっと楽しいことをしよう、思い出を作ろう!

 

ではなくて、

 

走行を伸ばさない。傷をつけない。減額のリスクを徹底回避!

 

というように。

もう完全に、

 

相棒からモノへの降格

です。

 

自分でそれに気づいたときは、少しならず落ち込みました。

その後、方々の買取店をめぐり、査定を出してもらいました。

 

 

店員「きれいに乗っていらっしゃいますね。」

 

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そして、納得だけどがっかりの査定額をもらいました。

 

2年乗ってこんなに損するのかよ……。

 

もう、S2000はただの売り物です。

 

悲しいけれど、乗り越えなければいけません。

別れはつらいものだなあ。

 

 

愛をください

私にとってS2000が【かけがえのない相棒】だったとしても、

買取店にとって私のS2000は【百代の過客】でしかありません。

過行く商品のなかの1台。

決して愛をもって見てくれません。

S2000では珍しく、バリアブル間欠ワイパーを装備していることにだって気づいてくれませんでした。

(つーかちゃんと見てんのかコラ)

 

もうこいつは売り物なんだ。

 

このS2000に愛を注いでくれる人がいないんだ。

 

悲しいなあ。

 

とセンチメンタルしてたら、ある筋から購入希望の話が来て、そちらに引き取られることになりました。

縁とは奇なもの。こんな方向からつながることもあるんだなあ、とただただ驚くばかりでした。

 

 

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合縁奇縁

その方は、「私のS2000」に興味をもってくださいました。

私にとっては渡りに船。愛を注いでくれる次のオーナー様が現れた!ということですから。

縁とは不思議なものですね。

いろいろ調整することはありましたけど、いよいよ具体的に売却の日時や方法が決まりました。

 

8月某日、私は約束の場所へとS2000を走らせました。

正真正銘、S2000のラストドライブです。

売却までの回送と思えば、別になんの感慨もありません。

距離だってドライブというには短く、せいぜい50kmしかありませんでした。

時間があったので、普段寄らないようなSAに入ってみたり、写真を撮ってみたり。

義実家で里帰り育児の妻に写真を送ると、すぐに返信が来ました。

 

 

妻「S2000……ほんまにさみしいなあ……」

 

妻「駐車場でサイドミラーを開くのが習慣になったこと……」

 

妻「ベルトをドアに挟み込んだまま閉めそうになって怒られたこと……」

 

妻「オープンでラ・ラ・ランドかけて走ったこと……」

 

 

妻「いろんなことがあったね」

 

 

 

 

やめてくれ

 

 

あふれる涙をこらえながら、約束の場所へと運転します。

正真正銘、最後の運転。

シフトレバーの感覚、クラッチの重さ。

アクセルの軽さと、エンジンの響き。

ハンドルの重さと、タイヤの喰いつき。

すべての感覚を忘れないように。

 

 

約束の場所へ到着。

 

エンジンを止める。

 

もう何も悔いはない。

 

 

 

もう、こんなとんがった車に乗ることはないだろう。

さようなら、青春。さようなら、自由にできる時代。

僕はもう十分に満足したよ。共に過ごした日々を忘れない。

次のオーナーさんのところでも元気でね。

 

 

 

 

 

追記:似たようなご経験をされている方はどうも多いようですね。

ホンダオートテラスの解説マンガにも……

ucar.honda.co.jp

 

 

 

そんなこんなで、私はS2000とお別れをしました。

次のオーナーさんは、とっても良さそうな方。きっとS2000に愛情をたっぷりかけてくださるでしょう。

そう思えば、この別れも素晴らしいものなんだろうと思います。