こんにちは、うたこの夫です。
※また模型の話です※
仕事が閑散期に入ると、体力と精神的余裕が回復していくのがよくわかります。
そして、その余裕がこのブログやそのネタとなる活動になっているんだなあ、ってわかります。
先日、幼馴染からベニヤ板をもらいました。
組み合わせるとだいたい2400mm×900mm。
それを半固定式レイアウトにしたので、紹介します。
- 敷設方針
- レールの選定
- 温めていたレールプラン
- 外国型とC280
- ①設置してみた ~ある線路でつなぎましょう~
- ②マイナーチェンジ ~ちょっぴり大半径化~
- 設置してみた③ ~いまのプラン~
- 遊ぼう!
- 今は
敷設方針
これまでは、ロフトの外周に複線を敷いていました。長所と短所は以下の通りです。
- 長所:総延長が長い、単調な線形でメンテナンスが容易、走りの問題が無い。
- 短所:見えないところが多い、変化が少ない。
これらの経験をもとに、これからの敷設方針を以下の通りとしました。
・目に見えるところを走る
自分の周りをぐるぐる回られると、視線だけでなく姿勢まで変えなければいけません。正座や胡坐でいることが多い私には、これはちょっと辛い。姿勢はそのまま、レイアウト全体が見える感じにしたいです。
・メンテナンスが容易
凝ったギミックを入れると、その維持や点検、修理に莫大な時間とコストがかかります。レールクリーニングが簡単にできる、お金をかけずに修理できることを念頭に置いて計画します。
・変化に富む線形
駅、高架、立体交差。これらを入れたいです。
レールの選定
レイアウトを作るためには、どのメーカーのレールを使うかを決める必要があります。
今回は必要に応じてお片付けもする必要があるので、フレキシブルレールの使用はありません。道床付きレール一択です。
私が持っている道床付きレールは、TOMIX製のものと、ユニトラックと呼ばれるKATO製のものがあります。
①TOMIX
私はTOMIXの線路でNゲージを始めました。そこから結婚するまで買い足した線路はすべてTOMIX製でした。だから分岐や高架、車止め、調整用の端数線路などおよその種類の線路を持っています。
ちなみに、主力は茶色道床。
軽く22年以上前の骨董品です。
レールまで茶色いレベル
で古いので、走らせるなら線路磨きは必須です。
(ステンレスのレールもありました……)
今年で発売20年のファイントラックは、ほとんどありません🤔
②KATO ユニトラック
KATOのユニトラックを初めて買ったのは結婚した時。ふるさと納税の返礼品で485系の運転セット(当時は還元率が高かった!)をもらった時でした。
その後、鉄道模型に手を出して撤退したという義父からダンボール2箱分の線路をもらったり、ロフト外周線路用にカント付きの複線レールを買ったりしました。
複線でオーバルを組めるだけのものはありますが、分岐や高架はところどころ不足しているので完全には組めないようです。
比較的最近の購入が多いので、線路磨きは必要なさそう。
③結論
以上を比較した結果、敷設方針に入れている「変化に富む線形」を低コスト(ほぼ追加なし)で実現できるので、TOMIXの線路を使用することにしました。
温めていたレールプラン
そういえば、現在の家に引っ越してきたときに作ったレールプランがありました。
TOMIXの規格で考えたものです。
……いったいいつのソフト使ってんだって言われそうです。
これ。ロングランできて、車両交換できて、なんかヤードみたいな頭端式ホームみたいな遊びができる
よくばりプラン
です。
これを見る限り、横幅はほとんどこのまま、縦は少々オーバー気味なようなのですが、ちょっと改良すればこのまま収まりそうです。
外国型とC280
このプランの問題はカーブ半径。実は内側はC280を使っています。
外国型の模型のうち、C282が下限(つまりC280は非対応)と公式が発表しているものがあります。
「ギリギリ通れるんだろうけど、なんかあっても知らないよ」
という意味だと思います(勝手な解釈)
でもなんかあったら嫌なので、確認しましょう。
一番でっかい City ShuttleくんがC280の高架レールを通るときはこう。
ギリギリお腹を擦りません。なんかあったら当たってしまいそうですね💦
うーん、髪の毛1本分!
続いて、S字の検証です。
車体がパラレルになっとる……
危ないので貫通路には立ち入らないでください
ま、ほんとギリギリで接触しないことが分かったので、C280を使うプランのまま進めましょう。
①設置してみた ~ある線路でつなぎましょう~
ダブルスリップやカーブポイントと、短い端数レールは持っていませんので、別のもので置き換え、現物合わせで組んでみました。
悪くなさそう。20m車で6両がいいところかな。外国型なら4両+機関車くらいでしょうか。
右側の小さいS字のところにホームを置きます。
ヤードに入れない場合は、20m車で8輌までホームに入ります。
試運転したところ、やっぱり無理がありました。
勾配+C280+外国型の相性は悪く、あらゆるところで脱線、自然開放が頻発しました。
日本型在来線は無問題ですが、やっぱり外国型を快適に走らせたいです。
甲府駅に到着したnightjet。
試運転の結果、脱線に自然開放にと散々な結果だったので、ハリマロン局長はプンプンです。
②マイナーチェンジ ~ちょっぴり大半径化~
どうしたものかと頭をひねると、解決策を思いつきました。
独身時代末期、railjet導入と同時に一つ上野上の半径のカーブを揃えていたのでそれらを使うことにしましょう。
内側C317、外側C354で敷き直し、駅の配置も小変更しました。
上の図のうち、右側の内側3か所のみC280を使っています。
図では線路が途切れていますが、なじませつなぎできれいに(!?)おさまります。
ダイヤモンドクロッシングは、複線間隔の確認用に置いただけで、実際は設置しません。電気的な弱点に他ならないため。
うーん、ちょっと広々してきたかな?
走らせてみると、勾配区間での脱線や自然開放は無くなりました。
しかし、まだ脱線頻発区間が2つありました。
1つは、立体交差後と分岐の間の30度カーブです。このカーブの内側はC280-15を2本使っているうえ、近くのポイントマシンからのケーブルを踏み越えているところです。
少々かさ上げをしてケーブルを逃がすとともに、若干のカントをつけてみたら、無事に脱線傾向が解消されました。
2つ目は、内側線のホーム端部分のS字です。ここはC280-15を使っています。L.S.modelsの貧弱な繊細な台車では首振りが間に合わず、ここで脱線する車両があります。
nightjetも走らせたいので、これは解消させなければならない。
設置してみた③ ~いまのプラン~
駅の構造を変えました。
そこはかとなく感じる国鉄感。
中線が付いたおかげで折り返しや通過待ち、機回しなどが楽しめます。
また、偶然なのかずれているだけなのか分かりませんが、内側線の退避線と一番手前のヤード線の間に島式ホームがぴったりはまります。
これで、外側線の本線に対向式ホームを置いて、2面3線のなかなか大きい駅ができます。
そんなにホーム持ってないけど。
遊ぼう!
まずはアナログから。
導入当時は「全く走らないトンデモ商品」と思うほどの走りだったrailjetも、車両側の軽加工と線路の工夫で問題なく走行できました。
たのしいなあ!
勾配があるので、パワーパックのツマミを動かさなくても【上りはゆっくり、下りは速く】という走りになってしまいます。
これを調整するのが運転の楽しさです。しかし、お酒を飲みながらぼんやり眺めていたいときにはちょっと面倒に感じるかもしれません。
次にDCC。
DCCにするとときは、内側線と外側線をつなぐフィーダーを用意して、電気的につないであげるととっても楽です。
BEMF機能により、速度はほとんど一定で走ります。
奥の485系は2021年のうたこの夫的MVPを獲得した、「サウンド付きのジャンク寄せ集め」。
不調もなく、手軽な編成で楽しめる素晴らしいやつです。
今は
敷きっぱなしっていいですね。
今日も子供たちが「おとうさんの電車みる!」ってやってきては、
「やまのてせん!」
「やまのてせんのふるいほう!」
「たうるす!」
などと好き勝手言っては車両を出せと要求し、眺め、そして飽きて帰っていきます。
これまではその都度線路を出してきたり、あるいはロフト外周線の橋の下をくぐらせたりして、電車を動かすのは一大イベントになっていました。しかし、このように出しっぱなしのレイアウトを設けることによって、こういった頻繁にやってくる子供の要求にスムーズに答えつつ、次の活動にも移りやすくなりました。
これからホコリとどのように戦うか、メンテナンスはどうすればよいのか、考えなければいけないことは増えましたが、気楽に電車あそびができるのはとっても楽しいです。
そして、ロフトへの出入りが楽になったので、パソコンを使うのが億劫ではなくなりました。ブログの頻度も上がるかな?
これについて妻のコメント
遊びやすくなって(夫が)楽しそうにしているのでそれはすごくいいと思います。鉄道模型で遊ぶ時には下記書籍のように固有名詞の声かけをガンガンやっていってね!
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