こんにちは、うたこの夫です。先日、高校のOB会のLINEで、「きらきらうえつ」の引退が話題になりました。
特急列車に使っていた電車の車体を作り直して作った、「乗って楽しい電車」です。
「きらきらうえつ」は、デビューしたばかりの17年前に乗った列車。
たいして思い入れがあるわけではないけど、無くなる前にもう一度乗りに行こうという話になりました。
ご一緒した先輩方は新潟県に前乗りして、旅館で温泉を楽しむそうです。
う~ん、いいなあ。楽しそう。
私は妻と子との時間を選び、当日朝の新潟入りコースを選択。
当日!
早朝の東京駅からMaxとき号で新潟に向かいます。
停車位置はどこかな
……改めて見ると、JR東日本の新幹線って、なんかいろいろいっぱいあるな。
つか一番下の「あさま号8両編成」ってもう無くなったやつだよね。
発車時刻が近づくと、ホームには新幹線が近づいてきます。
くちばしの鋭い真っ赤なトキが描かれた新幹線。
空を覆わんばかりの巨大な車体が、日光を遮る。
ホームがうっすら暗くなる。
今日の主役①、E4系です。
E4系
2代目“Max”として登場した8両編成のオール2階建て新幹線です。
2編成つなげた時の乗車定員が1634名、世界最高記録をもっています。
現在は上越新幹線のみで活躍中ですが、2020年度には全車引退の予定が公表されています。
今回はE4系の乗り納めも兼ねての旅!
奮発してグリーン車! (E4系のグリーン席は、下り方2両の2階席)
椅子も大きくて広いし、オットマンもある。
カーペット敷きだから足音もしない。
そしてやっぱり見晴良好。新幹線は防音壁ばかりだけど、2階席なら車窓が面白い。
すれ違う新幹線はみんな背が低いから、車窓を遮られることがない。
快適&興奮の新幹線旅。
やっぱり大きい車両って正義だよね。
新婚旅行でも、カッコイイ大きい車両に出会ったことを思い出します。
こんな通勤列車や
こんな寝台列車や
こんな特急列車など。
子供のころは、2階建て=新しい電車でした。
新幹線だと100系(X編成、G編成、V編成)、200系(H編成)、E1系。
特急列車だとスーパービュー踊り子(251系)、あさぎり(20000形、371系)、あさかぜ(スハネ25 700番台)。
東海道線や横須賀線のグリーン車も2階建てが入ったし、全部2階建ての電車(215系)もできた。
しばらくしてからも、E217系や285系(サインライズエクスプレス)やE4系、E26系(カシオペア)。
身近なところでもこんなにありました。そんな時期に鉄道が好きになったわけですから、私は2階建て車両、大好きです。
いつまでもなくならないでほしいな。
いつまでも乗っていたいな。
……
……
後悔
現美新幹線!?
今日運転日だったの!?
紙の時刻表を見なくなったから、こういう落とし穴にはまる。
急いでスマホで時刻表(一覧になっているやつ)を確認しました。
あちらの新幹線は、今乗っているMaxときの10分後を続いて走るらしい。
あちらの新幹線も、今のチケットで追加料金なしで乗れる列車。
乗りながらにして車内に展示された現代美術を楽しむことができる列車。
車内のアレンジが半端でなく、まるでリビング。座席がソファみたいになっている列車。
う~ん。
しかも確認したところ、温泉旅館組の先輩方も乗っているとか。
うううううう……。
乗りたい。
乗り換えたいと思ったけどグリーン席を新潟まで買っちゃているので、パス。
グリーン券が4410円もしたもんね。
新潟ついた
やっぱE4系デカい。
E2系との並び。 似たような色をしています。
こんなにボディラインが違っていても、運転台の高さは大体一緒。
万里の長城。
実はE4系って昔はそんなに好きじゃなかったけど、
「最後の2階建て新幹線」
って思うと、私の大好きな100系(最初の2階建て入り新幹線)とのつながりを感じて、気になってしまいます。
隣のホームに、ブラックシンカリオン現美新幹線が入線。
黒のピカピカで、結構カッコイイかも。模型映えしそう。
さて、「きらきらうえつ」の入線時刻が近くなってきたので、在来線ホームに行こう。
在来線ホーム
どこここ
駅、場所、電車。
全てが私の知っている新潟駅じゃなかった。
ドーム屋根!
同じ色の電車ばかり!
ホームで向かい合わせに停車!
新潟駅在来線ホームを、名誉ヨーロッパ駅に指定しよう。
きらきらうえつ、入線!
今日の主役②にしてメインディッシュ。
白新線の電車と並びます。すぐに白新線の電車は出発していきました。
4両、すべて見通せます。
みなさんずっとカメラを向けています。
現在、きらきらうえつは引退を記念して毎月デザインが変わるヘッドマークをつけています。
酒田側のヘッドマークは、車両センターの方のデザインでしょうか。
モーターの写真が大きく背景に写っています。
陰影があって、重々しい雰囲気が出ています。明るい車体との素敵な対比。
新潟側は沿線の様子でしょうか? スマートな色遣いで、きらきらした様子が表現されています。
乗車!
忘れてた。
こいつ、座席周辺はただのハイデッカーな485系だった。
だから座席については特にコメントなし。
その代わり、車端部や売店、展望デッキあたりが見どころです。
今回は満員だったので、人が映っていない車内風景がありません……。
後方の運転台。わずかに、485系らしさが残っています。
発車時に駅員さんからもらった旗。
車内フリースペースに置いてあった、係員さんお手製の塗り絵。
検札時にもらったポストカード。
車内の売店に売っていたパウンドケーキ。
これらを全部お土産にしました。
車掌さんによる沿線紹介をききながら美しい海や山を眺めること2時間半……
お、もう終点だ!
酒田で改めて車体を観察。17年の傷みを感じます。酒田で昼食。
新庄へ移動
新庄へは陸羽西線で。快速列車だから1時間もしないうちに新庄に到着。
H字ホームを挟んで待ち構えていたのは、次に乗る……
なんだこの改札機
今日の主役③ とれいゆつばさ です。
とれいゆつばさ
新庄と福島の間を走る、足湯付きの「乗って楽しい新幹線」です。
山形県の名物がこれでもかと詰め込まれたロゴ。
編成番号はR18。
お風呂付つきでR18……。
今回の座席は、「お座敷指定席」
向かい合わせの座席に、大きなテーブルがあります。
座面は畳と座布団になっていて、胡坐をかいたり寝転がったりするのがラクです。
早速足湯に行きました。
15分ごとの利用券を買うと、記念のタオルをもらって入浴(足湯)できます。
線路方向に長い浴槽なので加速・減速のたびに、水位が変わって面白いです。
私は先頭寄りの場所だったので、加速時は水位低め、減速時は水位高めになりました。
後方よりにいた先輩は、加速時に水位高め、減速時に水位低めだったそうです。
ちなみに、中のお湯は、ただのお湯だそうです。
ただのお湯ですが、移動する車内で入るお湯。
移りゆく車窓を眺めながらの足湯。
なかなか楽しい経験でした。
湯上り後は、自席に戻って宴会。
福島までの2時間を、楽しく過ごしました。
まとめ
・きらきらうえつは今年の夏まで
・E4系は来年度いっぱいまで
・きらきらうえつに乗るなら、ほかの楽しい列車と合わせて乗るといいかも!
・週末パス便利。
おまけ(最も驚いた車窓)
うん?
ん!?
んんん!?
でっけえ!