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激安中古のP型寝台車をいじくり倒す② ~身元確認と分解確認~

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こんにちは。うたこの夫です。

 

P型寝台車をいじくり倒す

先日入手したP型寝台車をいじくり倒す企画ですが、

実はあんまり進展していません。

 

理由① 仕事と家事のため、時間を作りにくい

理由② 乳児が家にいるわけだし家庭内でシンナー等が使いにくい

理由③ この模型の身元が不明

 

ですが、ここに来てちょっと進展しました。

 

 

身元不明

まず、この模型の身元を調べるために、Google先生に質問をします。

【typ P spur N】 ←「P型 Nゲージ」をドイツ語で

検索した結果。

 

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ほとんどがL.S.modelsのものばかり。造りを見ていると、全く違う模型だとわかります。

残念ながら、

うちのP型は高級品ではありません

 

(ところで、なんで日本の模型が混ざっているのかはわかりません。)

(百歩譲ってロクゴは【P型】に反応したのかもしれませんが、ロクロクは意味不明)

 

下のほうにスクロールしていくと……

 

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やっぱり見つかる気がしないなあ。

 

 

知らせはどこから来たっけな。

そんなこんなでやる気を失っていたのですが、ある時どっかからどうやってか

IBERTRENが昔、P型を作っていたらしい

という情報をつかみました。どこからどうやって得たかは全く覚えていません。

IBERTRENっていうのは、スペインの模型メーカーです。

スペインのメーカーですから、当然RENFE関係が中心で、しかも割と古い時期の車両を模型化していることが多いです。

だから現代のオーストリアを中心に集めている私は、完全にノーマークでした。

そこで改めてGoogle先生に質問をします。

【ibertren typ P spur N】

するとどうでしょう

 

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ヌッ!?

 

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うおおおおおお!!

これだ!

これはCIWL仕様でうちのとは仕様が違うけど!

このダボっとしてダルい感じのモールド!

台車マウントのアーノルドカプラー!

妙にスカスカの台車と車体の隙間!

鮮やかさのないブルー!!

間違いない!

 

 

んが

spurweite.deのデータベースで探してみました。

www.spurweite-n.de

【typ P】で検索っと……

 

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確かにibertren製がありますが、CIWL仕様しか載っていません。

 

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じゃあこいつは一体何なんだ……!?

とりあえず今回の調べものはここまで。

 

 

分解しよう

ドライバーいらずで分解できました。

 

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ボディ、窓、室内、床下、台車 という構成です。

 

台車を見てみましょう。

 

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何の変哲もない作りです。

プラの色味やモールドから、TOMIXのプラ台車時代を思い出します。

台車と床下のは、台車から生えているツメ付きの棒で接続します。

KATOやGMの台車とは違い、棒が一体成型です。

 

続いて室内パーツ。肌色で成形されています。

まずは個室側。奥が通路側です。

 

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部屋は分かれているようですが、それだけです。

インテリアを再現するというのも楽しそうですが、P型の小さい窓を思うと、

やるだけ無駄

な気がします。

つーか「屮」形になってるところの部屋、どうやって入るんだよ……

 

続いて通路側。

 

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ここは、廊下の壁が続くだけですから、こうなっていて正解です。

色彩のない迷路みたいですね。

こっち側の窓は大きいので、インテリアの表現(印刷とか?)は有効そうです。

 

続いて床下パーツ。

 

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真ん中に板状の錘が乗っています。

昔のGMキットみたいですね。

 

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ボディと床下が接着剤でくっつけてあったところを、無理やり分解しようとしたものなのか、バッファの部分が1か所だけちぎれています。

(ボディ側にくっついているので、見た目は問題なし)

 

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裏面です。真ん中がスコーンと抜けている床下。やっぱりGMキットみたい。

 

問題の台車との接続部分。

 

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このO形になっているところに同径のリングをかませれば、車高問題は解決しそうだ。

 

今日の成果とこれから

・こいつはおそらくibertren製

・spurweite.deのデータベースには無い

・とりあえず車高問題と貫通幌の取り付けから解決する

・車内の写真を手に入れ、内装シールを作成する

 

 

さていつから手を付けられるかな。