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nightjet揃え隊 ~ロシアより愛をこめて~

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こんにちは。うたこの夫です。

今回は、nightjet揃え隊の第2話です。

 

ここまでのあらすじ

新婚旅行で乗った寝台列車の模型。

ほぼ入手不可能と言われていたが、運よく(?)ロシアの模型店で発見!

どうしても欲しかった私は、複雑な経路の送金手続きを無事完了。

あとは

詐欺じゃありませんように

と祈るばかりの日々を過ごしていた!

 

知らせは西より来る

前回から1週間後。

ロシアの店から連絡がありました。

 

店『入金確認できた。明日発送するね』

 

日本郵便によると、ロシアとの小包は到着まで2週間程度かかるらしい。

でもネットの噂によると、

1ヶ月は覚悟した方がいい

届かなかった

なんてのもザラ、という状況らしい。

 

が、メールから2週間と3日後。

ポストに不在票が入っていました。

差出人は、明らかにロシア人の名前。

っていうか思ったより早いな!

マジか。

興奮が止まないんだけど。

っていうか詐欺じゃなかったんだ。

(疑ってごめんよ)

 

製品のおさらい

www.lsmodels.com

 

L.S. Models(エルエスモデルズ)は、ベルギーの鉄道模型メーカー。

HOゲージを中心に精細で高品質で高価格な製品を展開しています。

 

ある界隈では

「触ってはいけない」

と言われるほどです。(だったら模型の意味がねーよ)

 (そのくせ、テールランプのつくりはテキトーだったり、Nゲージのセットものの箱なんか紙箱だったりと、なんだかよくわからない点もある。)

 

私はすでに同社の製品を持っていますから、その出来の良さは確認済み。

77 016 オープン2等座席車(青塗装)2輌セット。

外装は手すりからステップ、内装はシートの枕や手すりまで。

あらゆるものが別パーツ表現でした。(しかも追加加工の必要なし)

(最後の写真の左上に、ちらっと写っています!)

 

 

そして、今回購入したのは、同社の品番77 000。

ÖBBのカラーのWLABmzとWLBmzのセット。

 

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実物はおろか、ネット上でもカタログ以外の写真を見たことがない。

 

幻の模型。

実在するのか?

 

 

 

 

開封

前回、eBayでドイツから送られてきた物は、段ボール箱に入っていました。

ドイツの切手も貼ってあったので、それもコレクションできました。

が、今回は袋で送られてきました。

 

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ロシアンポストの袋です。

グレーのビニール袋に青文字でロシア語ばかり書いてあります。

 怪しさ満点

 

 

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これがロゴマークかな? 

 

封のノリがベタベタ&袋が破れやすいのでハサミで開封。

 

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中から出てきたのはプチプチの塊。

この……

この中に幻の模型が……!! 

 

 

んん!

 

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んんんんん!!

 

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キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

新ロゴとか書いてあるけど、箱のÖBBロゴが古いぞ

 

 

かぱっ 

 

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フタを開けると中敷のクッション。 

 

ぺろーり

 

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中敷きをどけると、説明書と本体。 

 

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これ、興奮しますね。

こんな具合でビニールシートにくるまれています。

いかにも、欧州型の新車って感じです。

っていうか、

実在したんだ。この模型。

 

( 「LS models 77000」の検索結果、日本語ページの2番目が当ブログであることからもお察しレベル。なお、トップはeBay代行業者だから、事実上の日本語トップ)

 

簡単解説

一輌取り出します。

 

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こちらはWLABmz。一等二等合造寝台車です。

二等寝台車のWLBmzと外観はほとんど一緒です。

違いは内装表現ぐらいでしょうか?

私たちがウィーンで見たのはこの側面。

 

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裏返します。

 

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通路側です。屋根から床まで、かなりの高さがあります。

こちらから見ると平屋の車両なのに、威圧感があります。

私たちがチューリッヒで見たのはこの側面。

 

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そして、ここが、私たちが使った個室。

 

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椅子をはじめ、部屋の中にあったものがほぼ正確に表現されています。

椅子など、色の濃いものはすでに塗装されています。

もっと細かく色差ししたいと思っても、これを分解・組み立てをする自信がないのでパス。

 

ということで

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WLABmz、WLBmz、導入しました。

なお、この個体も「見られる」けど「走らない」ヤツでした。

極端な純正シャコタン

車輪とボディが接触

またかよ……

以前購入した同社製品にはそのような粗相がなかった分、そして高価格な分、

がっかり感500%。

railjetと同じく、ワッシャーをかませて車高調整をして、ようやく入線できたのでした。