Try Something New

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乳幼児連れ家族が使う、Jeep Wrangler

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こんにちは。うたこの夫です。
最近ツイッターを始めました。
その件について妻のコメントです。

 

承認欲求の魔力に取り憑かれて現実に帰ってこられなくならないようにね。
子供といる時はスマホは原則触らないことよ!

楽しい仲間が見つかるといいね。

 

さて、今回は実家の新しい車、jeep Wranglerを、私たち乳幼児連れ家族が使ったらどうなの?
というお話です。
導入の経緯は前回の記事をお読み下さい。

 

 

たしかめ

 

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(公式サイトより)

実家の新しい車は、
Jeep Wrangler Unlimited SAHARA (JL型)
ジープ・ラングラー・アンリミテッド・サハラ
という車です。
全長4870mm、全幅1895mm、全高1845mm。
RB3オデッセイよりも広く、背高だけど短い感じです。

エンジンは2.0ターボと3.6自然吸気のうち、2.0ターボにしました。

父、初めての外車&ターボ車!
アンリミテッドというのは、通常の3ドアに対しての5ドアのモデルということです。
サハラというのは、便利装備を詰め込んだモデルということです。
クロカン向けのボディ構造だけど、クロカン装備じゃなくて便利装備を積んだ中途半端と言えるモデルかもしれません……が、都心住まいでクロカン趣味はなくて外見が好きでラングラーを買った父や、それを借りる私にとっては、これが最適な選択でした。

 

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↑都心が水没したらこうやって脱出するんだ(公式サイトより)

 

 

ちなみにこれ、 屋根を外せるんです。

つまり、特別な作業なく純正状態で

2リッターターボ250馬力以上出るFRオープンカー

しかもレギュラー仕様で5人も乗れて四駆になる

とかいう全部乗せみたいな車だということです。

走り屋さんも大満足(

 

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↑2Hモードは後輪駆動、つまりFRモード(公式サイトより)

 

 

乗り降り

 ラングラーの外寸は大きいのですが、実は飛び出たバンパーとフェンダーによって数値が大きくなっているだけで、キャビンはけっこう小さいです。
だから後席ドアは意外と短く、しかも飛び出たフェンダーやステップのおかげで、ドアを全開にしてもあんまり外に飛び出しません。
駐車場で隣の車との隙間が50cmも空いていれば、全開にして難なく乗り降りできます。
なんだ! ブリブリのオーバーフェンダーがあればスライドドアなんかいらないんだ!

 

子供の乗り降り

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↑公式サイトより
 

ご覧のように、ラングラーはほかの乗用車と比べて床が高いです。
大体の人は乗り降りの際にステップを踏む必要があります。
我が家のおちびたちは、到底一人で乗り降りできません。
おちびたちは大人が抱え上げて乗せ下ろしをします。
ラングラーの後席のドアは、RB3オデッセイの後席と比べ高さがあるので、天井が頭にぶつかる心配はありません。
でも抱っこは重いです。

特にコメントすることもないくらい、自然に乗り降りさせられていると思う。

 

居住性(子供)

 後席にはISOFIXのチャイルドシートシートがつけられます。
前席との間は広いとまでは言えませんが、窮屈さを感じることはありません。
天井がRB3オデッセイよりも高いのと窓が大きく感じられることから、解放感もあります。
チャイルドシートからの眺めも、悪くはなさそう。座ったことないからわかんないけど。

 

ちびっこたちは二人とも快適そうに座っているね。

 

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↑(公式サイトより)

居住性(大人)

 窮屈さは感じません。ドアや天井が「取り外せます」感丸出しでゴツゴツしていますが、それさえ気にならなければ視点も高いし快適です。
狭くはないけど広くもありません。後ろにチャイルドシートを2台載せるのなら、大人は前に座るのがよいでしょう。

あるいは片方は助手席につけるか。前席にはISOFIXアンカーがありませんので、シートベルトで留められるジュニアシートになります。

我が家では初め、右にちび、左にちび、真ん中に妻、と座ってもらっていたのですが、けっこうしんどかったそうです。

後席でお世話をするために前席から後席へアクロバティックに移動することもあるけど(停車時にね)、全然動けるくらいには広い!

ただ、後席の真ん中部分に座るとすごく気持ちが悪くなる。

 

ユーティリティ

 大きく見えるわりにキャビンは小さく、さらに座席も広めにとっているので、荷物はあんまり載りません。ゴルフバッグは斜めにして載せます。
ブッといロールバーが車内に組まれています。

さらにはウーファーが純正で積まれているので、さらに狭くなっています。

荷物はそれらを避けながら積み込む形になります。大型の箱なんかは運ぶのは難しいですが、小さな荷物は隙間を有効活用すれば結構たくさん載せられます。
そのほか細かい悩みはあります。
5人で乗る場合、後ろの席にはカップホルダーがありません。
雨の日にリアゲートを開けるとヒンジから雨水がダバァと流れてきます。
運転席フットレストがありません。
小物の収納が少ない、車検証がグローブボックスに入らない……。
別に大した問題じゃないけど、あったらよかったな、と思うものはたくさんあります。
ここは、国産車と外車の違いでしょうかね。
不便については、「そういう車だから仕方がないね」と思えば問題ではなくなります。

というか、この辺はRB3オデッセイが優秀だったんだと思います。

 

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↑RB3オデッセイと比べたらかわいそうな荷室の下部収納(公式サイトより) 

 

運転(取り回し)

 RB3オデッセイと比べて、全幅は90mm大きいです。
JLラングラーの回転半径は6.2mと、RB3オデッセイよりも80cm大きいです。
これだけ数値が変わると、今までスイスイ通っていたところも通りにくくなったり、あるいは通れなくなったりするんじゃないかと思いました。

 

ちがった。

 

 

思ったよりも分かる!
そしてラク!

 

ボディが四角いのと、フェンダーが大きく飛び出ているので、四隅がばっちりわかります。
サイドミラーもフェンダーより内側にあるので、ミラーを気にして走る必要が全くありません。
フロントだけバンパーが気になりますが、センサーがついているので安心です。
車高が高いので、万が一縁石に近づきすぎても、こする心配はありません。
乗り上げるだけですから。

あと、対向車が何にも言わないのに避けてくれます。

 

 

運転(走り)

車体のつくりやステアリング機構の特徴から、ハンドリングは決して軽快ではありません。

シャーシが本体でボディはかぶせものの車だから、がっちり感は……? という感じです。
高速道路ではまっすぐ走らせることに神経を使います。
自然吸気エンジンに慣れた身としては、ターボエンジン特有のトルクの上がり方は不自然な感じがします。
じゃあ運転が大変かと言えば、そうではありません。
やはり Power is Everything. 力こそパワーです。(※過去記事参照)

 最高出力272馬力、最大トルク40.8km・m。これだけの性能があれば、十分以上の加速が得られます。

utautan.hatenablog.com

 

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↑一般道では、乗り味よりも「ドライブ」を楽しみましょう:(公式サイトより)

出力に余裕があるということは、速度の調整が容易であるということ。最終的には安全運転に寄与します。
また、心のゆとりもあります。
どうせきびきび走れないんだし、家族乗せているんだし、急がず走ろうじゃないかって。
やっぱり安全運転です。

法定速度で前車追従クルーズコントロール。
安全運転って、疲れないんですよ。

 

え、燃費?

 

8km/Lもあれば十分じゃないですか(感覚麻痺)

 

 


先進?機能

 ラングラーにはそのキャラクターに似合わず、衝突防止の自動ブレーキやACCがついています。
スマホをつなげば一部のアプリをナビの画面に映すことができます。
が、これらがラングラーのよくない点でもあります。
自動ブレーキはセンサーが敏感すぎて、地下にある首都高速の入り口や、立体駐車場など、薄暗い四角い空間では誤動作しまくりです。
何にもないのにビービー鳴って、スピードメーター中央の液晶にでっかく

ブレーキ!

とか映るんです。

 

ビビるからやめれ

 

幸い、ブレーキが動作したことはないのですが、どこかで急に車が停まってしまう不安は常に付きまとっています。
先日リコールのお知らせが来ていましたので、ここは修正されるのでしょうか。

 

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↑公式サイトより

 

ナビも性能はイマイチです。時々頼んでもないのに道路状況を音声で案内してくれるのですが、どういうわけか途中でブツっと案内が停まってしまうことがあります。
「東名高速 名古屋方面のお知らせです。 海老名ジャンクションから横浜町田インターまd……」

 

そこに何があるんだ……。

 

どうせスマホナビのアプリを使っているので私には関係ありませんが。

 


ということで、

 Jeep Wranglerを、私たち乳幼児連れ家族が使ったらどうなの?
というお話でした。
結論はこうです。

 

 


多少の不便さはあるけれども、簡単に解決できるので、困ることはない。

あと楽しいから最高。

 

 

「子育てだから背高コンパクト! スライドドアのミニバン!」
道具としてはそれらが正解だとは思います。
でも、車が好きなら好きな車に乗りましょう。
多分、それが結果として一番幸せかもしれません。

 


追記:

わたし「(娘)ちゃん、じいじのくるま、なあに?」
娘  「じーっぷ!」
「しょぼうじどうしゃ じぷた」の絵本を読んでは「じーっぷ!」
街中で古いラングラーを見つけては「じーっぷ!」
という具合に、上位語「くるま」の下位語として「ジープ」があることを理解しているようです。
また、何を手掛かりにしているのか、「ジープ」の特徴を理解して、適切に呼び分けようとしているようです。
(今はまだ、Gクラスやディフェンダーを見て「じーっぷ」というかもしれませんが。)
強烈な特徴をもつ車は、子供の脳にも焼き付きやすいのですね。
まさか車選びが子供の言語獲得に資するとは思いもしませんでした。

 

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↑丸目縦グリルカクカク四駆=「ジープ」という強烈な特徴(公式サイトより)